4月1日、9時から(株)東京印書館新座工場で印刷刷り出しに立ち会う。40年近い付き合いになる製版の責任者・高栁昇さん(右)と表紙カバーの調子を見る。
工場長をふくめスタッフ5人体制で印刷にあたる。高栁さんとの仕事は、僕の写真集『雲上の神々』からだ。すでに20数冊にはなるだろう。数年前に執行役員を降りて現在は顧問と言う形で印書館に勤めている。
印刷機に張り付いて調子を整えている。日本一のプリンティングデレクターと言われている高栁さんには、今も多くの仕事の依頼が舞い込んでいると言う。ちなみに昨年刊行した僕の『遙かなる チリ 1989』も彼との仕事である。
1台づつ刷り状態をチェクし、納得がいけば最終的に僕がサインをして印刷が開始される。本表紙や表紙カバー、見返しなど除いて全部で20台となる。
長く僕の担当だった佐々木さんが亡くなった後、僕の担当を務めてくれている営業部の桝川係長(左)と高栁さん。
今回の写真集は、山形県鶴岡市の月山の麓に広がる黒川郷を四半世紀にわたり撮り続けてきた地元の写真家・齋藤勝元さんの作品。直接にはお会いした事はなかったが、送られてきた1000点を超える写真を見て引き受けることとした。しかし、引き受けたものの門外漢の僕だからそれからが大変であった。様々な黒川能にかかわる著書を求め、読み漁ることから始まった。
それから約1年、ようやく4月下旬、春日神社の例大祭前に刊行の運びになる。A4版横位置のモノクローム大判写真集、160頁、上製本。定価:6800円+税。今までにないクオリティーの高さ、能や狂言だけでなく500年余継承してきた村人たちの暮らしと風土も余すことなく丹念に捉えた作品群。ぜひ、ご期待ください!! ぶどうぱん社でも取り扱っています。
この日、表紙カバー、本表紙の他に本紙10台目の印刷が終わった。記念にみなさんで。お疲れさまでした。あとちょうど半分の印刷が残っているが・・・。
外は一日花雨模様。夕べは強い風もあり、満開に近かった桜も花びらを散らした。工場内で。
東京印書館新座工場の校正室から。お隣の工場の立派な桜の樹が菜種梅雨に濡れていた。
近くのお肉屋さんに国産肉のスペアリブが格安で売っていたので求めた。昨夜から一晩、塩麴に漬けて冷蔵庫で熟成させてから焼いたので柔らかく美味であった。サンチェ、厚焼き卵、ポテトサラダ、トマトを添えて春らしい彩に。
