写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2025年3月アーカイブ

 

IMG_2984.jpg

受付を担当している左から新しく入会をした新井礼子会員、後藤一美会員、そして第1回展から出品している山本恵子名誉会員。

IMG_2986.jpg

8日、大雪警戒情報が出されている中、入場者は少なかったが、それでも約50人は来場してくれた。足元の悪い中、感謝~!!

IMG_2988.jpg

8日(土)午後3時からは、作品講評会が行われた。講師は同集団顧問である僕がおこなった。

IMG_2989.jpg

11人で118点、僕が6点出品なので合計123点の展示。1作品づつの講評なので全部で1時間30分を越えた。疲れた・・・。展示作品は山口芳郎会員の「里のまもり神」16点。フィルム現像、プリント引き伸ばし、パネル張りまで全て自身でおこなっている。

IMG_2994.jpg

一昨年加入した館石理会員の作品「ローカル線」10点を解説する。

IMG_2995.jpg

本年5月に満99歳を迎える中村咲さんの作品「さくら・さくら」10点の前で。

IMG_3007 (1).jpg

僕が講評している写真を撮ってくれた後藤会員の作品「もうすぐ一年生」13点を見る。

IMG_3003.jpg

右側が竹川義之会長「都人・浅草」12点、左側が小池滋会員の「アンナプルナ山群10点」。

他の会員の出品作品は、新井礼子会員「継承ー氷川神社(南田島)」12点、一瀬邦子事務局長「小江戸浪漫」10点、入澤徹「旅の出会い」10点、田中栄次会員「西上州人」8点、山本惠子名誉会員「白川郷」6点、特別出品として顧問の僕が「『琉球 OKINAWA』より」6点。

IMG_3017.jpg

午後5時過ぎから会場を移して、出品者を囲んで懇親会を開いた。左2人目、南信州の飯田市の奥の伊那谷から来てくれた写真家の橋都とみ子さん、その隣は画家で音楽家の美崎太洋さん、その隣はスペイン語、英語の翻訳家である松野哲郎さんがゲストとして参加してくれた。感謝~!♡☆

IMG_2977 (1).jpg

一日遅くなったが毎年食べていた蛤のお吸い物を作った。今年の蛤は、九十九里浜産でなくて、三重の桑名産だった。5個で定価2580円だったが、僕が「もう雛祭りも終わったので売れないよ~」と言ったら魚屋さんが「旦那、半額でいいから持って行ってくれ」と言うので頂いてきたのだ。旬の菜の花の葉と飛魚の竹輪を添えた・・・。

 

IMG_2942.jpg

3月5日、夕べからの雪模様の悪天候の中、9時から搬入、展示がおこなわれた。99歳の中村咲さんを除いた全員が参加しての作業が行われ、順調に進んだ。午後1時のオープンにはすべてが完了し、みんなで記念写真を撮った。僕の左が山本惠子名誉会員、右が前会長の田中栄次さん。

IMG_2955.jpg

123点すべての作品展示が終わった会場で、受付をはじめ、当番の仕事の確認など行われた。

IMG_2964.jpg

1072年~約10年間、NHK近くの職場で同じ釜の飯を食ったAさんが来てくれた。僕は新聞編集局、彼は雑誌の編集部だった。ずーとご無沙汰していたが近年、比較的近くに住んでいることが判明して、SNSを通じて来てくれたのである。いま、「民族芸能を守る会」の事務局長をしている。寄席の開催や若手の落語家の育成をしているという。 お忙しい中、ありがとうございました。

IMG_2969.jpg

毎年来てくれているギター愛好家のグループの人たちと記念写真。グループの中心メンバーで、竹川会長と高校時代の同級生の人もいるという。

IMG_2764 (1).jpg

特別出展として僕は『琉球 OKINAWA』より6作品を出品した。琉球で暮らす人々の日常の姿を捉えた作品(シルバーオリジナルプリント・大四つ切サイズ)。

IMG_2959 (1).jpg

一段落ついて、遅い昼食に誘われてご馳走になった。写真展会場近くにある蕎麦屋のランチ。

 

IMG_2915.jpg

3月3日、東京マラソンがおこなわれた日に、志しを同じくする四人の同世代の写真家が集った。昨年来、話し合いを続ける中で、ようやく2025年の活動の骨格が決まった。子細は後ほど伝えますが、6月に銀座の吉井画廊で4人の作品展をすること。作品集も同時刊行。各作家による作品解説や四人の対談、オープンニングパーティなども行う。来年以降も創作活動を継続するなど決めた。

IMG_2911 (1).jpg

4人のポートレートと集合写真を撮影してくれたのは、山岸伸さんの助手を11年にわたって務めている写真家・近井沙紀さん。山岸スタジオの中でも最ベテランだ。 ありがとう~!♡☆

IMG_2910.jpg

撮影した写真の画像をチェックする。

IMG_2917.jpg

師匠の山岸伸さんと近井さん。スタジオで。

IMG_2918 (1).jpg

鈴木さん、林さんと各自のポートレート撮影が終わって一段落。次は僕の番だ。先日行われた俳優・西田敏行さんの葬儀の遺影となった写真を撮影した同じテーブルでの撮影だと山岸さんは言った・・・。

IMG_2920.jpg
4時間ほどの撮影や話し合いが終わって、小腹が空いたので神田駅前のお店に行った。今日が林さん、22日が山岸さんの誕生日というので乾杯をした。ちなみに林さんの父である林忠彦さんは3月5日が誕生日だという。高齢の男4人で呑むのも悪く無いね~!!
IMG_2902.jpg

御茶ノ水駅からの聖橋。関東大震災後の復興橋梁の一つ。1927(昭和2)年に完成している。

IMG_2879.jpg

3月2日、故・土門拳先生の弟子をしていた現在、酒田市にある土門拳記念館の理事を務める友人の堤勝男さんの写真展に行った。兄弟子の写真家・藤森武さんと一緒に来ようと思っていたが連絡が取れなかった。

IMG_2881 (1).jpg

鑑賞者に作品の解説を熱心にする堤さん(中央)。背後の展作品は奈良東大寺・二月堂のお水取りの神事。

IMG_2887.jpg

酒田の土門拳記念館で会って以来、数年ぶりの再会だった。僕が『ヒマラヤ古寺巡礼』の取材中、佛神像を撮影するにあたり、色々なアドバイスを頂いた。堤さんは師匠・土門拳の代表作『古寺巡礼』の撮影助手を藤森さんとしている。

会場で堤さんが突然「小松さんに言いたいことがある!!」と財布の中からメモを取り出した。それは以前に僕が朝日新聞に書いた「写真家の俳句」の記事の事だった。この中で土門拳の俳句を紹介した。「骨壺の子もきけ虫が鳴いている」という次女真菜ちゃんの水死事故を想って詠んだものだった。その句が正しくない、本当は「骨壺の子も耳すませ蚯蚓なく」だというのだ。直接師匠から聞いたとメモには句が記されていた。この句は土門自身が書いた「カメラ」(昭和25年12月号)にも当初の句が載っており、虫の声はコオロギの鳴声であるとも明記している。

しかし、堤さんが師匠から直接聞き、おそらく原稿も見せられたのだろう。だからこそ印象に残っていて僕が書いた記事を見てすぐに違っていると感じたに違いない。僕はそれはそれで正しいと思った。この句が思い浮かんだ時に、土門拳はあの達筆な書ですらすらと書いて近くにいた弟子の堤さんに見せたのだと思う。それが「蚯蚓なく」の句だ。堤さんの解説によるとこの鳴声は蚯蚓が面白いが、実は螻蛄なのだと師匠は言ったという。僕が思うに当初の句が「蚯蚓」、しかし土門が推敲を重ねるうちに紹介句に至ったのだと思った。俳句を詠むにあたっては当然のことである。

最初の句には「子も耳すませ」と「蚯蚓なく」という言葉があるがそれぞれ強すぎる感が否めない。推敲句の「子もきけ」の方が自然だし、実際、蚯蚓は鳴かない。季語では「秋の夜にじい~じい~と鳴く声を蚯蚓なくと言った」が実際には、それは土門が言った螻蛄の鳴声が事実である。僕は堤さんの意見を拝聴して改めて土門拳の凄さを再確認した。 鬼籍に入られて35年も経つのに師匠を心から尊敬し、誇りを持っている弟子たちがいることだ。それは藤森武さんにも強く感じることである。

IMG_2890.jpgIMG_2891.jpg

一緒に行った「写真集団・上福岡」のメンバーと東京写真記者協会事務局長の清藤拡文さん(上の写真の左端)と堤勝雄さん。

IMG_2896.jpg

写真展の鑑賞会には8人が参加した。懇親会には7人。正面は元産経新聞記者の清藤さん。後のメンバーは「写真集団・上福岡」の会員たち。右から竹川会長、一瀬事務局長。

 

IMG_2939.jpg

3月3日、今日は雛祭り。大蛤を買いに行こうと思っていた午後1時過ぎ、雨から一転して大粒の雪に変わった。昨日の5月上旬を思わせる22度越えの気温が嘘の様。30分もしないうちに辺りは雪に覆われた。

IMG_2925.jpg

家の前の畑。

IMG_2875.jpg

ここ数日のこまつ平民食堂の献立の一部を紹介します。久しぶりの”あっさりすき焼き”。ごぼうやヒラタケ、上州ネギ、エノキ、春菊など野菜が沢山入っている。

IMG_2835 (4).jpg

まぐろの中落の長芋汁。長芋を摺り下ろす出汁で味が決まる。

IMG_2831 (2).jpg

奄美大島から今が旬の美味しいタンカンが沢山送られてきた。僕が柑橘類の果物で一番好きな太陽の恵みを孫たちにお裾分けした。

IMG_2840 (1).jpg

白身魚の刺し身と蛍烏賊。スーパーで締めて360円だった。激安だと思うがいかが・・・。

IMG_2829 (2).jpg

納豆と半熟卵ときゃらぶき入りのカルボナーラのパスタ。

IMG_2824 (2).jpg

2月24日、新潮社の名だたる写真集を手掛けた名編集者の金川功さんが来てくれた。僕の写真集刊行の相談、打ち合わせをした。

IMG_2826 (1).jpg

この作品集の内容は、今から36年前の1989年に南米チリを取材したものだ。35年前に単行本として刊行した『チリ 嵐にざわめく民衆の木よ』(大月書店)があるが、写真集としては出ていない。金川さんが持っている写真は、僕と当時一緒に取材した東京外語大助教授だった高橋正明さん。「ラテンアメリカ交流グループ」で僕が会長、彼が副会長という仲間だった。その後、高橋さんは東京外語大学の副学長を務めた。一昨年、まだ若いのにお亡くなりになったと風の便りに聴いた・・・   合掌

IMG_2841 (4).jpg

2月27日、春本番を前に髪をすっきりさせたいので、いつもの池袋のヘアサロンへ行った。担当はもちろん写真家でもある眞月美雨さんだ。 昨年の腎臓がんの手術以来、髪がみるみる抜けてすっかり淋しくなってしまっていたが、最近になって新芽が萌え出すように少しづつだが元気になってきたのであ~る。

IMG_2844 (1).jpg

久しぶりに髪を脱色した。

IMG_2851 (1).jpg

最後の仕上げ。脱色をしたあとWカラーをしてメッシュを入れている。

IMG_2858 (1).jpg

お疲れさまでした・・・。 ありがとう~!♡☆

IMG_2862 (1).jpg

ヘアサロンの前は、終戦後に建てたような二階のいかにも昭和を感じさせる事務所が並んでいたが、すべて取り壊されて再開発が進んでいた。

IMG_2867 (1).jpg

近くの公園。野良猫たちが多い。

IMG_2866 (1).jpg

僕はカットが終わるとこの公園で珈琲を飲んで必ず一休みをするのが習わしになっている。

このウェブサイトの写真作品、文章などの著作権は小松健一に帰属します。無断使用は一切禁止します。