写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2023年6月アーカイブ

 

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全国保険医 写真展が27日から始まった。全国の開業医の先生方の力作約60点が展示されている。僕は10年程前から審査委員長として係わってきた。今回、特別出展として初めてオリジナルプリント7作品を展示している。著書と共に作品販売もしていますのでぜひ、ご覧ください。

◆7月2日(日)午後2時から3時30分まで、「小松健一の作品解説・写真道場」を行います。誰でも自由に参加できます。友人、写真仲間をお誘いの上、ご参加ください。写真についてじっくりと話し合いましょう。お待ちしています~!♡☆

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写真展のポスター。第34回展の大賞作品がデザインされている。 (デザインすべて:塩 崎亨)

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写真展のチラシ表面。推薦の2作品が紹介されている。

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チラシの裏面。今年度から入賞作品18点を紹介するようになった。横浜、博多、神戸の写真展会場では、入選作品をふくめて約120点すべてが一堂に展示される。見ごたえのある展覧会である。博多展では、第38回日本海洋画展が同時開催されるのでさらに迫力を増す大展覧会となる(入場は無料)。

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写真展のDMの裏表。DMのデザインも今回から一新した。ぜひ、ご活用ください。

◆横浜(7月8日土14:00~)、博多(9月16日土13:00~)、神戸(9月30日土14:00~)に「小松健一の作品解説・海の写真道場」(無料・自由参加)を開催します。直接みなさんと写真のことについて話し合います。ふるってご参加ください。

◆横浜・博多・神戸会場とも作品解説が終わった後に希望者で、ささやかな懇親会を予定しています。気軽にご参加ください。お待ちしています。大いに語り合いましょう~!♡☆

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6月23日、ホテルニューオータニに隣接するガーデンコート3Fにあるオカムラガーデンコートショールームで開かれていた山岸さんの写真展を見に行った。沖縄から戻って体調を整えてからようやく都内へ出かけて来たのだ。この日、15時から京都へ撮影会のために出かけるというので何としても本人に会い元気な顔を見たかったのである。願いはかなった・・・。いろいろと気を使っていただきありがとうございました~!♡☆ ゆっくりと語りたかったが次々とくる来場者の接客に忙しいそうなので後日、また再会することとなった。

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写真は全紙、全倍、全四倍と大きく見ごたえがあった。

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縦位置の写真だが、横位置になってつぶれている。実物の山ちゃんは、こんなに太ってはいないのだ~! ごめんなさい。

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永田町から弁慶橋を渡ってニューオータニがある紀尾井町方面へと行く。のんびりと釣り糸を垂れる人がいた・・・。

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キャノンギャラリー銀座で開催されていた立木さんの写真展。先日もギャラリーシリウスで個展をしたばかり。他にも現在1カ所で個展をしている。凄い発表活動だ。作品内容は立木さんが近年、沖縄の先島諸島を撮り下ろしたスナップ。 この前にソニーイメージングギャラリー銀座へ寄って岡田さんの作品を見た。若々しく柔らかな感性の動物写真だった。

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銀座2丁目にある小さなギャラリーうとうとにようやくついた。真智子さんとは、奄美大島の僕の行きつけの呑み屋で知り合い、10数年となる。彼女の活動のベースは大島紬の伝承、伝統的な染色方の泥染めや藍染である。そこからできた布を使い現代的にアレンジし、作品化したものを制作・発表している。

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ここ数年はアイヌの刺繍を学ぶために北海道へもわたり、アイヌ文化と奄美文化の融合を目指している。後ろは大島紬にアイヌの刺繍を施した最新作の着物。

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試着をするお客さまに丁寧に説明をする真智子さん。いっぱい売れるといいな・・・。

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ギャラリーうとうとの目の前が、長年通っていた三州屋銀座店だったので、久しぶりに顔をだした。京橋にある支店や六本木の店にはこの間、行ってはいたが、ここは数年ぶりだった。新宿店や新橋店は閉めてしまったので少々寂しい限りだ。独りカウンターで、この日のお造りの三種盛りに名物・鳥豆腐を肴に、芋焼酎・小鶴のくろのミニボトルを空けた・・・。

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僕が呑み始めるとすぐに店は満員となり、次々と来るお客はお断り。それでも諦めきれない吞兵衛たちは外に並んでいた・・・。

 

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2023年6月11日、沖縄上空は一瞬青空が見えた。飛行機は予定通り13時15分に那覇空港に着いた。11日から16日までの6日間の小さな旅である。

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空港から真っ直ぐに向かったのは、南城市馬天港。「風」会員の出口信一君の娘・あおこちゃんが参加している地元の子どもハーリーの練習があるというので見に来たのだ。

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あおこちゃんのお母さん、つまり出口君の妻・由香さんの手。最近、沖縄に古くから伝わる刺青をしたという。

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奥武観音堂の森。島には御嶽が多い。
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その一つ奥武島の御嶽。

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これも島の海岸にある龍神御嶽。

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神の島・久高島に高波を乗り越えてフェリーで渡る・・・。対岸は知念岬の山々。

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久高島の港は穏やかで青く澄んでいた。

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フェリーの待合所にいた猫たち。久高島では至る所で沢山の野良猫たちに出会った。みな人間を恐れずにのんびりと暮らしていた・・・。 (※2~3回に分けて沖縄編は続きます)

 

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久しぶりに立木義浩さんと会い、話をした。

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同名の写真集もアイ・イメージング・フラッグから発行している。立木さんが「この写真集の方が断然面白いから見てよ・・・」と言うので1冊買った。達筆でサインをしてくれた。定価:2970円(税込)。

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30~40代の頃、毎晩呑んだくれていた新宿の「ゴキブリ・ションベン横丁」へ十数年ぶりに会った後輩たちと出かけた。福浦港で漁師で船長をしている佐々木幸寿君(左)は年に1~2回は会っていたが、白川由紀ちゃんとは、「今度、結婚することになりました」と僕の住んでいた町まであいさつに来てくれた以来だった・・・。

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この二人ともこの横丁へは、よく呑みに出歩いたな~。由紀ちゃんはいまは3人の子どもを育てながら義母の介護をし、古民家をリノベーションしておしゃれな宿泊施設を二カ所で運営している。やりてのお母さんである・・・「

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久しぶりのうなぎ専門の店。先代たち、店に立っていた人たちはみな鬼籍に入り、そのあとを継いでいた倅の姿も見えない。コロナ禍でここ4年ばかり顔を出さなかったので様変わりは覚悟していたが、初めて顔をみる青年が一人で店を切り盛りしていた(「ゴキブリ横丁」で)。

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3人で記念写真。僕の自撮りなので顔ばかりが大きくなってごめんなさい~!☆

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これもまた・・・。由紀ちゃんと出逢ったのは、彼女が大学を卒業して間もなくの頃、ミニスカートが良く似合うピチピチの娘さんだった。これがどうしてヒマラヤには何度も行くは、現地でも僕と2度ほど会っている。ヨーロッパからネパールまでのバスを走らせたのを皮切りに五大陸すべてを縦断するバスを走らせるなど、さまざまなことをやってのけた。キャノンサロンでの写真展、本も何冊か出版し、講演活動も全国でしていたのである・・・。その頃のエネルギシュは今も変わらなかった。

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かっては「ションベン横丁」と言われていた露地もすっかりきれいになっていた。

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新宿西口から少し歩いて歌舞伎町奥の裏手の露地に。ここもコロナ禍で実に4年ぶり。でも店は開いていた。僕と同じ歳の大将は脳梗塞で倒れ、幸い命はとりとめたものの、手足や言語に障害が残った。懸命のリハビリで杖を突きながらも自分で動けるまで回復していた。写真には写っていないが僕の顔をみてニッコリと笑った。写真は、会社を辞め3代目を継いだ息子さんと女将さん。親父にそっくりになってきた。名だたる文人たちも通った隠れた老舗呑み屋「三日月」。

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僕の青森・八戸の友人を連れていった。その時に土産に渡した「獏久来」の味が気に入った先代が、以来この店の名物メニューにして来た。久しぶりに食べてみた。やはり美味である・・・。

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久しぶりによく食べ、よく呑んだ。そしてよく話した・・・。愉快な梅雨の間の一夜だった。

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6月4日、新宿において第34回全国保険医写真展の審査が行われた。

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僕が審査委員長であるが、写真家であり、医師でもあるM氏も審査委員。他に全国保険医団体連合会の文化部の先生たちが毎年、審査に参加する。全国でそれそれ病院を開業している先生たちである。

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約3時間半をかけて会長賞、審査委員長賞、特選、入選などを決定した。終了後、近くで遅い昼食を兼ねてささやかな乾杯をした。

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6月27日~7月2日、東京・JCIIクラブ25で開催される写真展と7月2日(日)午後2時からおこなわれる僕の「作品解説の会」(参加自由・無料)の成功を目指してがんばろうと確認をして別れた。今回、僕も初めて作品を6点余り出品することになった。ぜひ、お越しください。

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6月に沖縄に取材に行く写真研究塾「風」のメンバーが集まり、打ち合わせ会をした。右から並木すみ江同人、眞月美雨同人。

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僕の事務所の最寄り駅まで来てもらい、駅前にある居酒屋で。

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この秋、9月28日~10月4日まで新宿のアイデムフォトギャラリー「シリウス」で開催される小松健一主宰 写真研究塾「風」創立15周年記念展の作品制作のためにいま、各会員は努力をしている。メンバーのうち3人が沖縄をモティーフとしているのだ。それで最後の取材に沖縄へ行く。一人は少し時期をづらして行くという。ちなみに僕も沖縄の作品を出そうと思っている。

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6月8日、毎年湘南に近い藤沢のスタジオで行っている「日本の海洋画展」の作品集のために全作品の撮影をした。今年は第38回目となる。博多では、福岡アジア美術館で第34回「マリナーズ・アイ」展の作品120余点と併設しておこなわれる。大規模な展覧会となる予定だ。

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全作品とも大作である。

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午後1時まで撮影をして、駿河湾で獲れる魚が売りの食堂で遅い食事をした。撮影助手で来てくれた写真家の塩崎亨さんと眞月美雨さんを入れてスタッフ総勢8人だ。

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それぞれが好みの注文をした定食メニュー。主なものを撮影した。値段は手頃だ。写真は本マグロ定食(100グラム)。この他にご飯、汁物、お漬物、小鉢、蒸しものがついて2400円。

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海鮮丼。

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例えば駿河湾で採れた旬の生桜エビは460円など。

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さしみ盛定食。

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地物きんめの煮つけ定食の一部。

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昼食を済ませてからもうひと踏ん張り。

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全て絵画の撮影が終わったのは午後5時前だった。夕べは眠れなかったので少々疲れた・・・。

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帰りは武蔵野線・新小平駅という駅から家へ戻った。毎年駅前にある呑み屋で一杯引っかけてから電車に乗り込むことにしている。ここで一休みをするのだ。メニューを見たら「今日のおすすめ」として新潟・魚沼産直配の旬の「きゃらぶき」と「山菜てんぷら」とあったので頼んだ。きゃらぶきはこの春採れたふきでやわらくて美味い(写真)。てんぷらも形程度かと期待はしていなかったのだが、びっくりするほどの量。こしあぶらを初め、山独活、タラの芽、行者にんにくなど今が旬の山菜が5種類はあった。母が毎年、春先に家の周りに生えてくるふきを摘んで作るきゃらぶきが大好きだった。ぼくが帰郷した時などは必ず入れものに詰めて持たせてくれたものだ。その味に似ていたのである。母が亡くなってからはあの味にはもう会うことは出来ないと諦めていたが、まさか東京の場末の町の酒場で出会えるとは・・・。僕は思わず4つ注文をした。食べきれなかったのは包んでもらい家に持って帰って来た。上の写真はその一部を撮ったもの。ところで、きゃらぶきは380円、山菜てんぷらは640円だった。貧しい庶民にとっては、これは嘘のように安かった。感謝~!♡☆

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長崎の友人から名物の大きなすいかが送られてきた。
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梅雨のうっとおしさを払う如く、今年初物のすいかにかぶりついた。美味い!! 感謝~!♡☆
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家の近くの居酒屋に夕方ぶらりと出かけることがある。薩摩の芋焼酎を一升びんでキープしてある。備長炭で焼く焼き鳥と海鮮がメインの店だ。足りたてて何か特別に美味しい肴があるわけでもないが、店内が広々としていて好きだ。僕は焼き鳥3本と焼きおにぎりのよく焼いた(通称、よく焼き)のを1個をつまみに、ちびり、ちびりとやっているのである・・・。

 

 

 

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今回の応募作品数は3264点(作品枚数3814点)。このなかから合計122点の入賞・入選作品が選ばれる。初日の24日、10時から第一次選考が始まった。(東京・六本木)

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時間との闘いになるので、塩崎審査員とのあううんの呼吸が極めて大切だ。

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今回の特徴は、初めての応募者が大幅に増えたことと、10代の応募者が急増したことだ。

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今回のスタッフでの記念写真。何人か抜けてしまっている。僕の右隣り福井常務、2段目右が塩崎亨審査員、その隣が武内部長。

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主催者と審査員の懇親会は1日目が終わった後、会場近くの居酒屋で行われた。

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刺身盛合わせ。

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のどくろの煮つけ。

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毛ガニ。
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一般財団法人海員福祉センターの役員の方々と僕と塩崎審査員。今年の応募作品の傾向や特徴など2時間余り話が弾んだ。
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懇親会の終了後、塩崎審査員とホテル近くの蕎麦屋で遅い夕食を取った。この店は何度か来たことがある100年余り続いている老舗である。
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一番手頃なせいろで一杯。
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たまたま隣り合わせたオランダから日本に働きに来ているという女性とパチリ~!♡☆ 彼女のスマホでも撮った・・・。
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ホテルは昨年と同じで、審査会場の真向かいで便利な所。徒歩1分もかからない。ビジネスホテルだがすっきりしていて気持ちが良い。
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朝の食事風景。

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昨年はコロナ禍だっこともあり、和食、洋食と決まっていたが、今年は自由に選べるバイキング形式だった。

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まだ寝ぼけ眼の僕・・・。濃い珈琲を今から飲んで頭をすっきりさせなければ・・・。

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2日目、25日10時から準備が始まった。第一次審査の残り1000点余りを審査して、第二次審査に残る作品230点余まで絞り込んだ。

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午後1時過ぎに終え、昨日は会場でお弁当だったが、この日は近くの店へスタッフそろってランチに出かけた。

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それぞれ好きなメニューを頼んだ。僕は少し贅沢をして、今年初めてのうな重を食べた・・・。

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最後の入選作品を絞るのに時間がかかり、審査が最終的に終わったのが午後4時過ぎ。そのあと大賞をはじめ入賞作品を撮影して、午後5時前には全て終了した。みなさん2日間、本当にお疲れさまでした・・・ 。いよいよ今度は写真展の成功だね。 合掌

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