写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

日記の最近のブログ記事

 

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自宅の裏手にある児童公園の古木の桜が花をつけたので、缶ビールとつまみを持ってかるく~夜桜見物をした(3月22日)。

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3月24日、公益社団法人日本写真家協会から、9年以上行方不明となっていた「反核・写真運動」の歴史や活動内容などの貴重な写真・資料が発見されたと連絡があった。確認の上、引き取って欲しいと言うことだったので、事務局長の僕と運営委員の新藤健一さんと出かけた。隅田川に架かる厩橋から。

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日本写真家協会の日本写真保存センターの作業を高村達副会長をはじめ、会員の人たちがしていた。

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今回、見つかった写真・資料。これらは元々、日本写真家協会の事務局に保管されていたものであったが、9年程前に突然不明となり、ずーと探していた物だった。日本写真保存センターの他の資料とともに借りていた倉庫に紛れて移されていたという。今回発見した写真家協会理事の飯島幸永さんにも引き渡しの立ち合いをしてもらった。写真家協会には事実経過を含めた文章を「反核・写真運動」宛てに提出してもらった。兎も角、歴史的な貴重な資料が発見されてよかったとつくづくと思う。

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3月25日、菜種梅雨のなか埼玉県小川町の小松健一作品展会場に行った。

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通りから作品展を覗く。

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生憎の雨模様だったので来場者は少なかった・・・。

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ロビーに飾られている着物。

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会場のギャラリーレストラン「シニカル」の名物・小川カレー(700円)を食べてみた。地元小川町で採れた野菜をたっぷりと煮込んだボリューム満点のカレーだった。 アルバイトの若い女性の手作りのブローチやイヤリングも販売している。

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いつも元気な女将の鈴木こうさん。メニューの料理はすべて彼女の手作りだ。あと5日間、よろしくね~♡☆

◆僕は最終日の31日(金)の午後からは在廊しています。

 

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大正時代に創建され100年以上経っている旅館をリノベーションしてオープンした小川宿 鴻倫。

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9時からの遅い朝食をレストランシニカルで取った。後ろは弟の勝三夫婦たち。

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1Fホールにはひな人形がまだ飾られている。右の写真は、沖縄・渡嘉敷島で撮影した僕の作品。

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常連客である「新アララギ」の歌人の歌集などが並ぶ本棚。

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老朽化し、継承者もなく荒れ果て放題になっていた老舗旅館の再建に特に協力した人たちの名前を記した額がホールに飾ってあった。その中に弟・小松勝三、美香夫婦の名前があった。

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表の看板。

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昨日から泊りで来てくれた弟夫婦と友人の小島夫妻。正面が女将の鈴木こうさん、写真家・眞月美雨さん(左)と僕。弟たちは2回目の宿泊だという。

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午前中、小川町を少し散策した。昭和8年創業の割烹旅館 二葉。山岡鉄舟ゆかりの「忠七めし」が名物。すぐ近くには、女郎うなぎで知られる割烹旅館 福助がある。創業は160年前、天保安政の頃。作家の田山花袋も訪れている。昼飯にここの女郎うなぎを馳走になった・・・。

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明治30年代の建物である田中家長屋を見てから、昭和11年の建築物の小川町和紙体験学習センターへ行った。楮の皮を一本一本、干す作業をしている。この手間のかかる作業が残るのは全国でも小川町だけだそうだ。

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「一滴(しずく)会」の俳句仲間が来てくれた。左から小平春草さん、栗原けいこさん。写真を見た後、食事をして、これからすぐ近くの「おがわ温泉」に入浴してから帰ると歩いて行った・・・。

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日本 大分県・臼杵石仏(大日如来像左半面)

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日本 大分・臼杵石仏(大日如来像正面)

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チリ・バルパライソの女 1989年

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チリ・ビーニャデマル海岸の恋人たち 1989年

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日本・沖縄県 伊江島でサトウキビ苅をする少年、糸満港の少女

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日本・群馬県 真冬におこなわれる川原湯温泉の湯かけ祭

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日本・東京浅草 下町ものがたり

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中国・雲南省大理 白族の少女

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お客さんが途絶えた午後5時前にようやくお昼ご飯にありつけた・・・。お疲れさまでした~!♡☆

 

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3月18日(土)、午後2時から冷たい春雨のなか、「作家によるギャラリートーク」が始まった。

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上州から一番下の弟夫婦(両端)とその友人夫妻が千葉県から泊まり込みで参加してくれた。

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参加予定者は2人だけだったし、雨のためのキャンセルもあり、ほとんど来ないと思っていたらボチボチと参加者が集まり、始まるころには17~8人になっていた。

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約1時間程、何故写真家の道を歩んだか、何のために写真を撮り続けたのか、何をテーマとして追い続けて来たのか、などをつらつらと語った。参加者からの質問にも応えた。

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この会場のオーナーで女将さんの鈴木こうさんを紹介した(左で立っている人)。

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表の通りから部屋のなかの参加者を撮る・・・。

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宿の玄関から表通りを見る。

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写真が展示してある方に会場を移して作品解説をした。

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展示作品は四つ切、大四つ切合わせて23点を展示している。

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ギャラリートークを最初から最後まで聞いた人たちで記念写真を撮った。

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僕の著書コーナーの前で写真集などを見る人たち。

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15:30分過ぎから3年ぶりとなるぶどうぱん社主催の「第21回 櫻を見る会」を同会場で行った。お酒やおつまみなどの差し入れがあった。ありがとうございました。左手前は産経新聞社の清藤拡文さん。右は沖縄県南陽市に住んでいる出口信一君。その奥が今井田悠花さん。

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女将の鈴木こうさんを囲んで、「写真集団・上福岡」、写真研究塾「風」のメンバーと日本写真作家協会理事、日本写真著作権協会理事の今井田悠花さん(2列目右端)。左端は日本写真家ユニオン会員の並木すみ江さん。

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美味しそうに秩父の地ウイスキー「モルト&グレーンのイチロウズ」を呑む。

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奄美大島の黒糖酒「一村」、会津誉の大吟醸も差入れられ、みんな満足そうにいただいていた・・・。

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女将のこうちゃんと「写真集団・上福岡」の竹川義之会長(中央)、一瀬邦子さん、野崎栄一さん。

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昨年7月の前橋の僕の展覧会で出会って以来、ゆっくりと話をし、呑んだのは初めてだった・・・。

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僕も入って記念写真~!♡☆

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この日の記録撮影を担当していた写真家・眞月美雨さんと女将さんと。

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夕方5時半頃まで、話は盛り上がった・・・。

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「櫻を見る会」終了後、宿の前にあるホルモン屋へ。弟夫婦と友達夫妻が待っているというので、出かけた。地元の常連や通勤帰りのサラリーマンなどで店内はごった返していた。

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左手前が弟の勝三、その奥が嫁の美香、正面が小島夫妻。右手前が美雨さん。

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豚もつ、鶏肉料理が美味い店だった。予約なしでは入れないという人気店だという。

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それにしても、みんなよく呑むな~・・・

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写真展会場「小川宿 鴻倫」の玄関に夜のとばりが・・・ ☆3月19日分は明日に続きます~!♡☆

 

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3月11日~19日、前橋市のノイエス朝日で、住谷夢幻展「墨の純粋なことばに狂喜する」がはじまった。

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入口から会場へと続くスペースにも、たくさんの作品が展示されていた。

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次々と訪れる人と話をする住谷夢幻さん(右)、86歳とは思えない若々しさだ。

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メイン会場の展示。「ことばと文字のフォルムは点と線で呼吸する それはイデアであり言霊だ」と夢幻さんは言う。

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作品を解説する住谷夢幻(岡田芳保)さん。今回は若き日にパリに留学し、詩作にふけっていた頃の作品をまとめて、詩集を3冊同時に出版している。
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3月14日、午後にぶらりと住谷さんに会いに訪ねたのだ。
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僕とはかれこれ40年余りの付き合いだ。出会った頃は煥乎堂という群馬一の老舗書店の出版企画関係の取締役をしていた。その後、群馬県立図書館の館長や県立土屋文明記念文学館の館長を務めた。画家で作家の司修さんと共にネパール・ヒマラヤを2週間ほど案内したこともある・・・(中央)

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◆3月1日~31日まで小川宿 鴻倫で開催されている小松健一作品展「諸國巡歴」。18日(土)午後2時から作家によるギャラリートークを行います(無料・自由参加)。ぜひ、ご参加ください!!◆ギャラリートーク終了後、同会場で3年ぶりに「第21回 櫻を見る会」(ぶどうぱん社主催)を行います。合わせてご参加ください~!♡☆ (写真:今まで行っていた新河岸川畔の桜・2019年)

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3月3日は雛祭り。我家でも干支の兎のお人形を飾ってささやかな雛祭りをした。毎年この日は、房総の生蛤を買ってきて蛤のお吸い物を作る。

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今年も女子の幸福・成長を祈って美味しくいただいた・・・。

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3月5日。今回から朝霞市産業文化センターで、写真研究塾「風」の例会をすることになった。安く、駅から近く、駐車場も広い。珈琲や食事も研修室まで運んでくれる便利な場所だ。

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9月28日から10月4日、新宿御苑前のアイデムフォトギャラリーシリウスで創立15周年記念 写真研究塾「風」写真展が決まっている。高田昭雄、並木すみ江、中村咲、塩崎亨、眞月美雨各同人、出口信一会員の作品を並べてこれからどう展開していくかを話し合った。また今回は参加できなかったが、入塾希望が出ている水谷栄一さんの「サハラ蒼氓」120作品もみんなで鑑賞した。

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写真は、沖縄在住の出口会員の新作。並木、塩崎、眞月同人の3人はまだ作品への取り組みが弱いということで、この6月に沖縄へ取材に行くことになった。出口君は鹿児島・屋久島へ取材に行く。

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例会が終わった後、最寄り駅前の居酒屋で反省会をした。熱い写真談議で盛り上がった・・・。

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3月7日、渥美顕二写真展「幻想サハラ」を見に六本木に行った。かれこれ20数年ぶりの再会だった。日本写真家協会でかっては理事をした仲間だった。その後は北海道の富良野に自らの写真を展示した「丘の写真館」をオープンして美しい北海道を撮っていたが、いつの間にかサハラにも行っていたようだ。1986年からだからかれこれ30数年は通ったという。80歳になったというが、昔と変わらぬ若々しいパワーの持ち主であった。

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知り合いの陶芸家の作陶展、「藤村州二展ー啓蟄の茶陶と器ー」に新宿の柿傳ギャラリーへ行った。僕の親しかった陶芸家の坪島土平さんのお弟子さん。土平さんは昭和の光悦と言われた川喜田半泥子の唯一の愛弟子である。彼はその窯を引き継ぎ守っている。

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作風は師匠の坪島土平の陶器に似て来ている。

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彼が初めての個展をした時に、土平さんに「小松さん、よろしく頼むね・・・」と紹介された時だから、出会いからかれこれ20年ほどになるだろう。

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泡盛や黒糖酒に合う酒器で、丁度手頃なものがあったので求めた。初個展の時に盃を求めた以来だった。昨年夏、大阪・難波の僕の個展に奥様とわざわざ三重から来てくれたお礼も少しはある・・・。

今日、3月1日から弥生。今から69年前の1954年3月1日にビキニ環礁においてアメリカの水爆実験の放射能(死の灰)を第五福竜丸をはじめとした日本の漁船1423艘が大量に被爆した日である。そして小松健一作品展「諸國巡歴」(小川宿 鴻倫/3月31日まで)のオープニングの日でもある。

☆3月18日(土)14:00~「作家によるギャラリートーク」(無料・自由参加)があります。

◆3月18日(土)15:30~17:00頃まで、第21回「ぶどうぱん社の櫻見の会」を同会場で行います。毎年、社近くの新河岸川の畔の古木の櫻の木の下で行ってきましたが、コロナ禍の影響で3年間開けませんでした。今年は思い切って小川町で行います。まだ桜の花の開花には少し早いかもしれませんが例年通り、参加者はお酒か、おつまみを1品持ち寄って、ささやかにやりましょう。僕の作品を花見変わりに呑んでいただけたらうれしいです。気楽にお越しください~!♡☆

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◆僕の在廊は、今の所18日(土)、19日(日)、25日(土)ですが、もう少し増やしたいと思    っています。ぜひ、女将さんの腕前よろし、美味しい食事もいろいろとありますのでお越しください。お待ちしています~♡

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100年以上続いた老舗宿をリノベーションして今春オープンしたばかりの宿。1Fにあるレストラン「シニカル」に併設したギャラリーのこけら落としに、僕の作品展をすることになった。展示作品は大四つ切、四つ切と合わせて22点。ヒマラヤ、チベット、中国雲南省、チリ、沖縄、大分(臼杵石仏)、上州(川原湯温泉・湯かけ祭)、東京など。全てゼラチンシルバープリント(期間中、特別価格で販売します)。手に入りずらい僕の著書も置いて販売しています。

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東武東上線・池袋から約1時間。小川町駅(JR八高線・小川町駅)下車。花水木通りを徒歩2分。

 

 

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2月23日の昼過ぎの会場。初日の入場者と合わせて110人を超えた・・・。

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コロナ禍の中でも多くの人が来てくれた。40回記念展ということもありメンバーは喜んでいた。

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2月23日午後3時から始まった「写真集団・上福岡」の顧問で創立時より指導してきた僕の作品解説が始まった。

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出品者一人ひとりの作品について解説・評価しながら進める・・・。

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話は作品解説だけにとどまらず、写真の著作権から写真表現などについても話はおよび1時間30分を越えた。みな真剣に聞いてくれた。感謝~!!

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3月1日から31日まで「小川宿 鴻倫」のギャラリーで行われる小松健一作品展「諸國巡歴」のDMを紹介しながら、ちょつぴりPRをした。18日(土)14:00~は、作家によるギャラリートークもおこなう。ご参加ください。

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鹿児島県写真協会会長で奄美市観光大使も務める村上光明ご夫妻が、遠いところを足を運んでくれた。ありがとう~!♡☆ 娘さんの出産祝も兼ねて上京したという。美幸さんとは久しぶりの再会だった・・・(僕の作品の前で)。

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「写真集団・上福岡」のメンバーと写真研究塾「風」のメンバー、親しい仲間たちで記念写真。
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近くの居酒屋に会場を移してささやかな懇親会をおこなった。17人が参加して大いに盛り上がった。左2人目は沖縄県南城市から参加してくれた写真家・出口信一君。奥の7人は「写真集団・上福岡」のメンバー。手前右は前「風」事務局長で、酒田市土門拳文化賞受賞者の鈴木渉さん。その隣は「風」同人、協同組合日本写真家ユニオンの並木すみ江さん。

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20歳の誕生日を祝う会を開くという隣の席のお客さん。記念にパシャリ~!♡☆

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仕事の都合で遅れて参加した「風」同人の眞月美雨さん(左2人目)。左手前は銚子市から来たハッサン水谷さん。現在、写真集『サハラ蒼氓』の4月出版めざしている。右手前は毎回参加してくれる油画家の美崎太洋さん。二次会は9時過ぎまで続いた・・・。お疲れさまでした。 合掌

 

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3月10日、今年はこのまま雪は降らないで春を迎えるかと思いきや降った。家の周辺でも7~8㎝は積もった。この日はあいにくの歯医者さんへ行く日、バスと歩きでなんとかたどり着いた。確か数年前にも歯科医へ行った日に大雪に見舞われた記憶があった・・・。

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治療が終えて家路へ向かう途中に、先ほどの母子が作ったのか、小さな雪だるまが誰もいない公園に、ひっそりと立っていた。

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まだ夕方前の4時過ぎだが、体が冷えたので駅前の焼き鳥屋で一杯やった。お客は僕の他は一人だけ、入口の窓ガラスからは、しんしんと降り続く雪と家路を急ぐ人びとの姿が見えた。まるで雪国で呑んでいるような気分であった。

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僕の短歌の師であり、石川啄木研究者としても知られている歌人の碓田のぼる先生に20数年ぶりにお会いした。この2月5日で95歳の誕生日を迎えたというのに信じられないほどかくしゃくとしてお元気だった。亡くなった母と同じ歳である。僕が20代の頃、写真が撮れなくて短歌をしていた頃にづいぶんとご指導いただいた。そしてフリーランスの写真家になってからも何かと奥様ともどもにお世話になった。その折の感謝の気持ちはいまも忘れていない。先生いつまでもお元気でいてくださいね・・・ 合掌  ☆啄木 多喜二の火を継ぐ決意胸にたたみ吹雪の津輕野面上げて行く  健一   (僕が20代の時に詠んだ歌)

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2月11日にお茶の水の神田明神のほど近い場所で開かれた「小林多喜二没後90年文学のつどい」に先生が参加するというので僕も出かけた。ぜひ、お会いしたいと思ったからである。数年前から会おう、会おうと互いに言いつつもコロナ禍などもあり実現できなかったのだ。「つどい」は満席で、コロナ禍で入場制限もあり、入れずじまい。終了予定時間を1時間もオーバーしたが、寒いロビーで待っていたのだ。ちなみに多喜二は1933年の2月20日に特高警察の拷問により虐殺された。まだ29歳という若さだった。この時期、全国で多喜二を偲び、多喜二の意志を継ごうという「つどい」が計画されている。左手は歌人の大津留公彦さん。文化団体連絡会の事務局長、新日本歌人協会の常任幹事を務めている。碓田先生とも旧知の仲だったので同席したのだ。僕は会ったのははじめてだったが、1970年代初めから短歌を通じて名前だけは知っていた。同世代だった・・・。

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12日、春の日差しが降り注ぐ快晴の日曜日。写真家の眞月美雨さんにどうしてもと誘われて付き合う羽目になって、芝にある東京プリンスホテルで開催される旅行社のイベントへ出かけた。彼女が取材を計画している海外の資料などを集め参考にしたいのだという。各国の料理や飲み物などが招待者は無料でいただけるのと、各国のブースでは資料などをそろえ相談に乗っていた。僕は余り興味がなかったのでフランスとトルコ料理を食べながら舞台で繰り広げられるハワイのフラダンスなどを見ていた。

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青山学院大学のフラダンスのサークルなどが次々に軽やかに踊っていた。

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ホテルのロビーで、眞月美雨さん。

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僕も一応撮ってもらった・・・。

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イベントの方は一時間余りで退席して、ホテルの隣にある浄土宗 大本山増上寺へ参拝に行った。

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いま、NHKの大河ドラマで始まったばかりの「どうする家康」と関係する徳川将軍家霊廟がオープンしていたので入場した。昭和20年の空襲で焼け野原になってしまったが、それでも二代将軍秀忠をはじめ6人の将軍、皇女和宮など5人の正室など多くの人たちが埋葬されていて、厳かな雰囲気が漂っている。正面には東京タワーが聳え立っていた。

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現・徳川将軍家墓所門(元文昭院殿(6代家宣公)宝塔前中門・旧国宝)前で。

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増上寺本殿前で、撮影していたカナダ主催のミスコンテストのファイナルの彼女と記念写真を撮る美雨さん。

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僕も記念写真を。マネジャーさんが撮ってくれた。「がんばってね~!♡☆」と握手を交わして別れた・・・。

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増上寺正面の三門。

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三門の通り沿いにあった居酒屋に入った。炭火で焼く串焼きがメインだが、牛刺しがあったので注文した。久しぶりに食べたが美味であった。

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うなぎの串焼きもあったので注文。一串360円なり、まあまあかな。酒は民衆の酒・ホッピーの焼酎割り。

 

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第40回記念「写真集団・上福岡」写真展のDM(デザイン:塩崎亨)
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出品作の最終チェツク。今回は第2代会長の柴田格一(98歳)さん、中村咲(97歳)さんをはじめとして第4代会長の田中栄次(86歳)など9人の出品者のうち80歳以上が7人いる。右端は第6代会長の竹川義之さん(70歳代)。「写真集団・上福岡」は今年で創立43年目を迎える。僕は創立時から関わり、会の名前も命名している。

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展示作品点数は、110点と凄いボリュームだ。会場の展示構成の作業を入念に確認する。(2023年2月7日、ふじみ野市西公民館)

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会が終了したあと、最寄り駅が同じの一瀬邦子事務局担当と夕食を食べた。写真家の眞月美雨さんも遅れて合流した。

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左から美雨さん、一瀬さん。

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一瀬さんお奨めの生ソース「トキハソース」を頂いた。絶品の味だった。

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2月9日、写真家の鈴木渉さんと入間郡毛呂山町の喫茶ガーデン美術館で開催している中村ご夫婦の二人展に行った。東武越生線の武州長瀬駅で下車し、車で15分程行った所にあった。出迎えてくれた咲さんと鈴木さん。

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咲さんのカラー作品と康雄さんはモノクロの山岳写真。それに山の植物の細密画を展示していた。夫婦2人の歳を合わせて196歳。最高齢の夫婦写真展のギネス記録に挑戦したらと思うのだが~!!

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咲さんの作品。

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康雄さんの作品。

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康雄さんの作品。

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写真仲間が見に来てくれた。

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数年前に92歳で亡くなった母親と同年代の中村咲さんのパワーには、いつも元気を頂いている。僕と鈴木さんよりも27歳年上の素敵なお姉さんである・・・。

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新春にオープンしたばかりの「小川宿 鴻倫」の女将・鈴木こうさん。100年の歴史があったが廃業した老舗旅館を一人でリニューアルオープンした。韓国出身のがんばり屋さん。弟の勝三の紹介で昨年夏に一度会った。今回、新たにギャラリーを開設するので、そのこけら落としとして僕の写真展を開催して欲しいという。彼女の情熱に応えることで、ささやかなサポートとなればと思った・・・。

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レストランシニカルと隣のロビーのスペースが展示場となる。

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こうさん手作りのキムチ餃子とニラチジミ。手頃な値段で美味であった。この店では本格的な韓国料理が堪能できる。

 

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小松健一作品展「諸國巡歴」のDM。(デザイン:toru siozaki)

 

 

 

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1月17日から20日まで連日、定期的に通院している内科、呼吸器科内科、眼科、歯科の病院を巡った。内科と眼科は都内の石神井公園駅にあり、特に内科の病院は40年近く通っている。治療を終えた後、これまた開店時から行っている二つの沖縄居酒屋へ顔を出した。一つは伊是名島出身の女将が、もう一つは宮古島出身の大将がしている店だ。かれこれ通いはじめてから30年近くなる。写真は居酒屋「みやこ」で。宮古島産の泡盛が中心で、宮古島の料理もある。

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東京理科大学の建築科の先生を長く務めていた大岩昭之さん(中央)。チベット建築が専門で、この地域には8回取材に行ったという。僕とも四川省、雲南省など一緒に取材したこともある。左は大岩さんと友人である写真家の眞月美雨さん。

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知り合って40年以上になる名古屋在住の写真家・森田雅章さん(中央)。毎年のように都内で個展を開催してきた。5月25日~31日には、四谷のポートレートギャラリーで「変わりゆくバングラディシュ」の開催が決まっている。来年1月にもすでに富士フォトギャラリー銀座での個展が決まっている。精力的に活動している写真家である。彼と交流がある写真研究塾「風」の同人・並木すみ江さんと眞月美雨さんと。

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久しぶりなので、森田さんを囲んでささやかな「お祝い会」を持った。何故、毎年写真展をやるのか、写真の仕事と作品作りとをどうやってうまく進めて行けるのか、などの質問が飛び交った・・・。中身の濃い写真談議ができた大寒の宵の「祝う会」であった・・・。

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