写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2012年9月アーカイブ

 

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(写真はこの8月に取材に行った中国・西南地方 漁山自治州。山麓の村のバザールで)

9月30日(日)、開場午後3時、開演3時30分で弟3回「三福きずな寄席」が志木駅東口の居酒屋・三福で開催される。昨年の3.11の東日本大震災と福島原発事故があって以来、「地域に絆を、そして本物の文化の花を咲かせよう。被災地に連帯して笑いと元気を届けよう」を合言葉に地元の有志の人たちと開いてきた。今回で3回目を迎えるが、少しずつではあるが地元の人たちのなかに根を張りつつある。落語家の立川志遊師匠の協力も受けてさらに定着していくことを望んでいる。まだ少しの席はありますので、希望者はどうぞ。木戸銭は1000円ポッキリです。会の終了後は、師匠を囲んでの打ち上げをおこないますので、ふるってご参加ください。待っていますよ~☆

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我が家の前の住宅建設工事がいよいよ本格的に始まった。夏のあのクソ暑いときでなく少しは救われる思いがするが、朝から晩までの煩さはやはり身に堪える。とくに家に篭もりがちなぼくにとってはなおさらである。ここ10日余りは、「生誕130年記念 上州の探検家・矢島保治郎ー中国・西蔵30.000kmの旅」の執筆と写真のセレクト、編集、レイアウト、デザインと忙しかった。後は校正が残っている。10月4~5日が印刷の立会いの予定である。いいものが出来ますので、ご期待くださいね。

この工事は今年の暮までかかるというから、これからが本当の地獄だ。2点の写真は、家のベランダから撮ったものだが、いかに近いがおわかりいただけるだろう。なんとか付き合っていくしかありますまい。しかし、あの武蔵野の面影が残る風景だったのが、ここ数年にして、太陽が一生射さないモグラのような生活を強いられるのはそうたやすく納得できるものではない。僕の家の周りでここ2年の間に新築が建ったのは33棟だ。これから日本の人口は激減していくのに一体何を考えているのだろう・・・・・・・。

今年で僕が審査委員長になって6回目となる「ぐんま山村」フォトコンテストの作品募集が10月1日から開始される。このコンテストは、「山村で暮らす人々を通して、そこに伝わる生活文化や、残したい自然など、魅力あふれる表情」のある作品を募集している。主催は、群馬県、全国山村振興連盟群馬県支部。講演は群馬県教育委員会、群馬県観光物産国際協会、上毛新聞社、群馬テレビなど。

応募・お問い合わせは、群馬県地域政策課 TEL027-226-2371 ☆群馬県のホームページからも応募票などはプリントできます。入賞作品は来年1月下旬に、群馬県庁舎で表彰式をおこない写真展をおこないます。また銀座の群馬県物産館などでも巡回がおこなわれます。ふるってご応募ください。待っているぜよ~!!☆☆

 

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(写真は中国西南地方、涼山自治州の松明祭りで。各地域の青年たちがそれぞれの民族衣装を着飾って歌を披露している。2012年5月撮影)

 

★いつもこころ使いをいただき感謝申し上げます。  合掌          日本お布施党  党首

☆イタリア製の「HENRY&HENRY」のしゃれたビーチサンダル2足  埼玉・Yさん

 

 

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実家の庭より岩櫃山を望む。武田領の三堅城のひとつとして知られる岩櫃城があった所だ。母方の先祖は、真田昌幸の配下で、この城の城代家老を務めていたという。何もなかった畑に町営住宅が立ち並んで景観はすっかり変わってしまった・・・・・・。

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前列右から母、次男の修二、三男、勝三の嫁、修二の嫁、後列、左端が勝三、そして僕・・・・・・・。(実家にて。2012年9月16日)

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左端は、渋川で居酒屋をしている友人のHさん。この祭りが好きで泊まり込みで来た。

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みんなで近くの「桔梗の湯」という温泉に行った・・・・・・。この湯は僕の好きな湯のひとつだ。

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実家の庭先で。母84歳の肖像・・・・・・。

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兄弟たちが帰った翌日は、母と二人で一番近い岩櫃城温泉へ行った。歩いても10分足らずだ。

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岩櫃城温泉で、人気のある足先で全身をマッサージしてくれる所がある。これは僕の従姉妹がその夫と20数年前に始めたのだが、今や群馬だけにとどまらず、埼玉や栃木にも弟子たちが増えて店を出しているという。上の写真は、その従姉妹の娘さん。明るくてお客さんには評判がいい。

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風呂上りにマッサージをしてもらってから母と温泉内の食堂で一杯やった。地元で取れる食材を使っての料理なので安くて旨い。母とこうして呑めることが出来るのはいつまでだろうか・・・・と、最近は考えるようになった・・・・・・・・・。いつまでも元気でね~!!☆☆☆

 

今年のお盆は、中国西南地方の取材のため、田舎に帰れなかったので9月15日から18日まで帰省した。一つは墓参、それに一人暮らしの母の様子見、それに11月に前橋で開催する展覧会と同時出版する「小松健一写真報告集」の入稿のためだ。15日の夜は、実家から1~2分、すぐ前にある鎮守様の宇佐八幡宮の宵祭りに出かけた。昨年は東チベットの取材のため参加できなかったので2年ぶりということになる。翌16日は本祭り、僕は帰省していると社務所に上がり込んで、いつもふるさとの田舎料理に舌鼓ながら酒を傾けているのだ。後輩たち、その子供たちがいまや祭りの中心となっているが、たまに僕の先輩たちも顔を出して昔話に花が咲くのだ。なんとも心地よい時の流れである・・・・・・・・。

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後輩のK君。彼らが若い頃に中心となって、この祭りを復活させた。僕らが子供の頃は賑やかだったが僕が高校生の頃には、祭りは火が消えたようになっていた。それを30年ほど前からじっくりと取り組み今日のような賑やかさが戻ってきたのだ。しかしこれらはみな村の若い人たちのボランティアで成り立っているのである。昔から住んでいる人もあれば、新しく引っ越して来た人たちもみな協力し合っているので成功しているのだろう・・・・・・・。

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三男の弟・小松勝三。彼もまたK君たちと一緒に村祭りの復活に情熱を燃やした一人だ。

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後輩のK君の娘さん。慶応大学生だが帰省中で祭りに来たという。僕は彼女が小さい頃に桜の花が満開の下で犬と遊んでいる所を撮ったことがった・・・・・・・。

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八幡様への参道には、桑の木が揺れていた・・・・・・・。

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前の山に仕掛けをかけて猪を捕らえた。その肉を炭火で焼くと香ばしくてうまいのだ~。

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子どもたちが神輿を担いで村中を廻って神社へ戻ってきた・・・・・・。ごくろうさま!美味しい焼きそばが待っているよ。

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僕は焼き饅頭が大好きで、帰省すると必ずと言っていいくらいに食べる。僕が子どもの頃は、饅頭が一串に五個ついて5円だった・・・・・・・。いまは安くて200円だ。

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神社本殿の中は、僕らの子ども時代と同じでさっ風景である。

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社務所で。祭りの世話役の人たち。歳が違う成果だれも知らない人ばかり。それが良いのだ・・・・・。

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今年度社務所に奉納した写真(正面)。写真集団・上福岡の会員のSさんが寄贈してくれた。

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前の小川で青年が手で捕まえたという40センチ程の天然岩魚を僕のために炭火で焼いてくれた。美味であった。左下は猪の焼肉。上は焼き饅頭、赤飯、ぬかずけ、キュウリもみ、なすのみそ焼き・・・・・・。こらが旨いんだな~・・・・・・・。

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次男の小松修二夫婦も駆けつけてきた。兄弟3人で八幡様で会うなんて40数年ぶりだ・・・・・・・。

 

 

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10月1日(月)~7日(日)まで、朝霞市立図書館で開催される小松健一写真展「ヒマラヤ古寺巡礼」の仔細が決まった。上の写真はその写真展のDMだ。初日はオープンが13時からだが後はすべて9時半から19時までとなっている。但し、土曜は18時、最終日は17時となっているので注意の程。会期中の6日(土)14時から16時までスライドトーク「朝霞とヒマラヤをつなぐもの」と題した講演会を行う。参加費は無料。ただし、定員100人となっているので早めにお越しください。

この写真展は、地元の主婦など有志が、「地元の文化人の活動を市民に広く知らせ、本物の写真を観賞してもらおう」と呼びかけたもの。僕が教えている写真集団・上福岡のメンバーや写真研究会「風」のメンバーたちも協力して準備が進んでいる。僕も朝霞で写真展をするのははじめてなので今から楽しみにしている。

この写真展は、今から10年ほど前に新宿パークタワーを皮切りに、仙台の宮城県立美術館、前橋、金沢、京都、沖縄、ネパールなどで巡回され好評を博したものだが、今回はそれらを再構成して展示する予定だ。

昨日13日、写真集団・上福岡の9月例会が開かれた。新入会員をはじめ多くの会員が参加、机に所狭しと作品が並べられて盛況だった。記念写真を撮ろうと何枚か切ったがみな消えてしまう。おかしいなと思って見たら何とメモリーカードが入っていませんでした。トホホ・・・・・・。みんなに笑われてしまいましたのであるよ~。まだ当分暑さボケは治りそうもありません・・・・・・・。

 

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第3回児島湾岸写真コンクール作品募集が9月1日から9月30日までの締め切りで始まった。今年のテーマは「児島湾岸の風土と暮らし」。岡山県南地域の気候や歴史的背景から培われた文化や伝統が垣間見える現在の風景を募集している。対象地域は早島町、倉敷市、岡山市、玉野市。入賞作品の展示は早島町町民総合会館で10月20日から11月4日まで展示される。   ☆詳しくは早島町教育委員会生涯学習課TEL086-482-1511まで。
今年で3回目の審査員を担当することになった僕が、10月13日(土)14:00~15:30、早島町町民総合会館で講演会を行うことになった。内容は、第三回児島湾岸写真コンクール好評「出展作品に見る岡山県南」・講演「ヒマラヤ・チベット巡礼の旅」である。参加費は無料ですが定員がありますので早めに申し込みをお願いしたい。 ☆申し込み・問い合わせ 早島町教育委員会生涯学習課 TEL086-482-1511

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10月1日~7日まで、埼玉県朝霞市で開催される小松健一写真展「ヒマラヤ古寺巡礼」、11月10日~18日に、群馬県前橋市で開催される小松健一作品展「生誕130年記念 上州の探検家・矢島保冶郎 ー中国・チベット30000kmの旅」を記念して特製のオリジナルTシャツを現在作成中。写真は僕のものだが、デザインは、デザイナー出身の写真家・塩崎亨君にも協力をしてもらっている。6~7種類のデザインのものを検討している。出来ましたらぜひ、お買い求めのうえ着てみください。

写真は、Tシャツを持っておどけてみせる塩崎君と下のTシャツは塩崎君がデザインしたTシャツの図案だ。

使用する写真作品は、ヒマラヤ、チベット、チリなどの予定である。今月中の完成をめざしている・・・・・・・。

 

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(試作品NO.1)
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(試作品NO.2)

今日9月11日は、あの東日本大震災と福島原発の放射能漏れ事故がおきてから、ちょうど1年半となる日だ。もう1年6ヶ月も過ぎてしまったのかという気持ちと、まだ1年半しかたっていないのか、という複雑な心境だ。しかし、現実はいまだ故郷や家に帰れず避難生活を送っている人々が三十四万人以上いるということだ。そして本格的な復旧、復興に向けての青写真はまったく描けていない。福島原発の廃炉に向けた作業にいたっては、いまだ原発内の状況の把握すらできていない。一体いま現場で何が行われているのか、国民は知る術もないのである。

こうした重要な時期に、政権政党の民主党はもとより、野党の自民党も政争に明け暮れており、被災者も国民もそっちのけで自己保身にのみ走っている。この間、国会等で決められたのは消費税の10パーセントへの値上げと電気料の大幅値上げ、それに事故が多発して多くの犠牲者を出している米軍海兵隊のオスプレイの沖縄・普天間基地への配備だけである。「世界一危険な基地」と米国さえ認めている基地にだ。僕も何度も行っているが基地の金網が校庭の境である小学校や大学、病院など街のど真ん中に基地があるのである。沖縄国際大学に米軍のヘリが墜落した時にも取材をしたが本当に一歩間違えれば大惨事になっていたのを実感したものであった・・・・・・・。

ともあれ、いまだ見つかっていない多くの行方不明の方々、犠牲になられた方々に、こころからの哀悼の意をあらためて捧げたいと思う。     合掌

 

 

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写真は、この夏取材をしてきた中国・四川省と雲南省にまたがる湖、濾古湖。

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9月8日、都内において、写真研究会「風」の例会が開かれた。出席者は「風」始まって以来の3人という少なさであった。しかし、人数が少ない分それだけに充実した深い内容の例会となった。森同人は一枚の花の写真を持ってきた。それは僕もはじめて見るジュン菜の花であった。この花を撮影するために3年前から準備し、今年になったからも現地の役場と連絡を取り合い、職員が実際に山間の沼まで足を運んで咲き始めたのを確認、その3日後に満を侍して出かけたという。森さんは80歳近い年齢だ。朝、4時に埼玉にある自宅を出発、自分で車を運転して往復約680キロメートル走ったそうだ。現地についても沼に入るのに長老に話、ようやく「荒らさないでくれよ・・・・・」と言われたという。荒さないでくれということは、入ってもいいということと判断してパンツなって腰まで泥沼に浸かり、三脚を立てて撮影に成功。わずか1センチにも満たないような白い可憐な花である。しかしその五つ花弁の一つ一つには無数の白い髭が生えていて何とも不思議な花であった。川で体や三脚を洗って帰路に着いたそうだが途中3度止まって車の中で休んだという。「やはり歳ですかな・・・・・」と言って笑う森さんの写真への情熱に対して鈴木事務局長とともに改めて学んだのである。

もう一人の参加者の鈴木さんは前回に続き「自分の写真史」とも言うべき作品を百十数枚持ってきた。みな四つ切に焼いたモノクロプリントである。前回は1960年代~1970年代、今回は1980年代~1990年代頃までに撮影したものだ。どの作品にもそれぞれの時代が写っており、風俗性も感じられて興味深いものであった。主に東京都内で撮影したものだった。写真展にまとめて発表するのもいいが、写真集にまとめるのが望ましいと話し合った。プリントはみな撮影した当時に自らが焼いたビンテージプリント。オリジナルプリントの価値や重要性についても話し合った。終了後、ちょうど街の祭りで青森のねぶたのパレードをしていたが、鈴木さんと2人でハネトの「ラッセイセーラッセイセー」という掛け声を窓越しに聴きながら赤ワインを傾け、3時間ほど写真創作談義をした・・・・・・・・。出席できなかった人はそれぞれのやもう得ない理由があったのだから仕方ない。

 

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10日は、矢島保冶郎の本の編集作業に追われていたがようやく一段落着いたので、映画を観にいった。日比谷でやっていたフランス映画「最強のふたり」だ。久々の映画鑑賞だったが、「フランス人の3人に1人が笑い泣いた」といわれ、東京国際映画祭で史上初の3冠受賞という話題の映画だけあって平日の昼間なのに席はほぼ満席だった。アメリカのハリウッド映画のような派手なアクションなどはないが、淡々とした日常を描きながら、人の心の襞を丁寧に描いていて好感のもてる映画だった・・・・・・。星~☆☆☆

その後、映画を誘ってくれた友人のMさんと彼女の馴染みの店を4軒廻った。数寄屋橋で焼き鳥屋を2軒経営している女性を紹介してもらう。記念に一枚派チリ~!!

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11日、常用している薬が切れていたので通院している眼下と内科の病院へ行った。眼の方はあまり芳しくなかったが、内科の方はめずらしく褒められた。検査結果が良くなっていたからだ。それに気をよくしてまたまた沖縄の飲み屋へいってしまった。2軒目の20年来の宮古島出身の夕人がしている沖縄居酒屋では、2年続けて中国、東チベットへ行った友人のHさんもまじえて大盛り上がり。初めて会った人も一緒にパチリ~☆。 なんだかとても愉快な酒席であった・・・・・・・・。

☆2012年 夏  気持ちのこもった、お心づかいに感謝申し上げます。  合掌   日本お布施党  党首
☆東京  Nさん 手作り無農薬野菜たくさん  ☆東京  Hさん  泡盛、鎌倉ハムなどおつまみ

 

切れ長の佛眼光る白露かな  風写

今日は二十四節気の一つ、白露。処暑から15日目にあたる日をいう。上記の句は20数年前にチベットの都・ラサで詠んだ句だ・・・・・・・・。

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まだ日中の暑さは半端ではないが、ここ2日前くらいから朝夕の風はどことなくさわやかさを感じるようになった。玄関前から撮影した夕暮れにも初秋が漂っているようだ。秋といえば「秋の七草」が知られている。しかし、「春の七草」と比べると知名度はいまいち低い。1月7日、人日の節句の朝、食べる七草粥の方がすぐに思い起こされるからである。

秋の七草とは、『万葉集』巻八で山上憶良が詠んでいる2首の短歌から来ていると言われている。

秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花

萩の花尾花葛花なでしこの花をみなてしまた藤袴朝顔の花

歌そのものは名歌とはいい難いが、1250年余を超えていまなお人々に言い伝えられ、目でられているのはすばらしい。ちなみに尾花はススキのことであり、おみなえしは女郎花、朝顔は定説では桔梗となっているが、ムクゲ、ヒルガオ説もある。また、「夏の七草」や「昔の七草」などもあり、これもまた興味深いもである・・・・・・。

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9月5日からいよいよ本格的な家の前の建築工事が始まった。今後、3ヶ月間付き合わされるのかと思うと正直うんざりとする。というのも取材でも行かない限り、僕は基本的に家にこもっているからだ。朝から晩まで一日中、人の気配と物音の中で仕事をしなければならないのである。創業130数年という地元の老舗建設会社が工事を請け負ったこともあり、比較的に配慮してくれているのはありがたいが・・・・・・・・。

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(写真は四川省涼山自治州・美姑県の大学生の劉さん。イ族の民族衣装は各地方によってことなるが、この地方の物は派手さはないが重厚さがある)

☆10月13日(土)14:00~15;30  岡山県早島町町民総合会館ゆるびの舎でおこなわれる講演会「ヒマラヤ・チベット巡礼の旅」のチラシが届いた。カラー印刷で素敵なものだ。参加費は無料、しかし定員があるので早めに申し込みをしてください。 申し込み先・問い合わせ 早島町教育委員会生涯学習課  TEL086-482-1511 FAX086-482-4802まで。

 

 

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今年も早いものですでに9月に入った。「光陰矢のごとし」とか言うが、ここ数年間は特に1週間が過ぎるのが早く感じる。2~3日間ぐらいの感じである。その度に「こんな事でいいのだろうか、時間がもったいない・・・・・」とため息を漏らすのである・・・・・・・・。

9月と言えば葉月。月見月や秋風月、紅染月、萩月・・・・・などと季語のうえでは秋そのものだが、現実は暑い。残暑などという生やさしいものではないのだ。昨日あたりは幾分暑さが弱まって楽になったと思ったら、また今日は暑さがぶり返した。

先日、ブログで紹介したが、10月1日~7日まで、朝霞市立図書館で開催される「小松健一写真展 ヒマラヤ古寺巡礼」の案内状はできたが、いま11月10日~18日まで前橋のノイエス朝日で行う 「生誕130年 上州の探検家・矢島保冶郎 -中国・西蔵30,000kmの旅ー  小松健一作品展」 の4ページの案内状を製作中だ。今週中には完成すると思うので出来ましたらご案内します。

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イ族の伝統的な建築物の入り口。木に美しい模様が施されている(四川省・涼山自治州)

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上記でご案内した11月の写真展と同時に発売する予定の限定版の写真報告集の編集に入ったが、ク―ラーのない部屋での作業、流れ出る汗との戦いみたいなもので集中できず仕事がはかどらない。さらに3日後の6日からいよいよ我が家の前の空間に建設工事が始まり、追い討ちをかける様だ。この工事は年内一杯かかるという。暑さに加えて今度はうるささが加わる。そして30数年間見てきた光景はなくなり、日は射さなくなる。こんなに狭い土地に・・・・・・・。日本の建築行政の矛盾を正に目の前で目撃しているようなもである・・・・・・・・。
(写真はすべて8月に取材に行った中国西南地方で撮影したもの。イ族の美人の故郷・美姑の娘さんと記念写真を撮って、にやけている僕・・・・・・)

 

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