
3月28日、晴れなれど烈風ふきあれる上州の地を訪ねる。古い友人である岡田芳保(住谷夢幻)の大個展を観るためだ。88歳の米寿を過ぎたのに「何たるエネルギシュなのか、どこからこの創作への熱量は生れ出るのか」が展覧会を前にした僕の第一印象だった。

このボリュームの作品を2回に分けて行った。約三週間にわたって。本人も「ようやく後、3日で終わるよ・・・」と安どの声をあげていた。さすがに連日会場に出て、接客するのには疲れたという。この日は地元紙、「上毛新聞」の文化部の記者の取材に応えていた。(正面が夢幻さん)

共通の友人である陶芸家の高橋芳宣さんと待ち合わせをしていた。それにしても上州の空っ風は強い。外では電話は勿論話ができぬし、立っているのがやっとのほどであった。来年6月、岡田さんが90歳を迎えることもあり、久しぶりに岡田さんを囲んで、写真家の僕と陶芸の高橋さんと七宝焼きの斎藤さんら親しい5人で展覧会をすることになった。その打ち合わせもした。
高崎駅まで高橋さんが車で送ってくれた。駅で久しぶりに高崎の鶏弁を買ったらなんと400円値上げしていた。昨年は一つ900円だったのが1300円になっていたのである。販売のおばさんは「すみませんね~」を連発していたが売っているおばさんは何も悪くはないのだが、駅弁好きの僕には堪える・・・。

最寄り駅の焼き鳥屋。軽く一杯ひっかけて家路につく日が多い。ちなみに写真の左下は、菜の花のお浸し200円なり。その右は味噌のポテト揚げ350円。左上はキュウリの1本漬け350円なり。

27日、国立病院機構埼玉病院へ大腸がんの内視鏡検査と手術の結果を聞きに行った。結果は腫瘍は良性だったので一安心。定期的に内視鏡検査を受けるように進められた。先月の胃がんの内視鏡検査・手術結果も良性だったのでうれしかった。病院前の櫻と記念写真を撮る。

最寄り駅前のホルモン屋へ初めて入った。癌ではなかったと言ことで何となくホルモン焼きが食べたくなったのだ。タンと白ホルモンを頼んだ。

この店の下は毎日のように通るのだが、入ったことは無かった。オープンして2年だという。駅前あたりの店の入れ替えは激しい。20~30年続く店は、本当に珍しいぐらいだ。