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[no.2240] 2025年3月23日  40年来の友人の陶芸家・高橋芳宣さんの個展「華やぐ器 高橋芳宣展」(伊勢丹新宿店/3月19日~25日)に出かけて、数年ぶりに新宿歌舞伎町、ゴールデン街を3軒はしご酒をした~!♡☆

 

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お彼岸の中日前日という3月19日の朝方から雪が降った。辺りは一面雪景色となったが、その後の雨で午後には道路などはとけだした。写真は午後2時頃に玄関前の畑を撮影したもの。
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雪景色だった畑も折からの雨でグチャグチャにとけだしていた(2025年3月19日)。
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19日、毎年、伊勢丹新宿店で作陶展を開催している友人の高橋芳宣さん(右)を訪ねた。芳宣さんと親しい写真家・眞月美雨さんも一緒だった。
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陶芸家の友人は全国にいるが、彼とも40年来の付き合いになる。「用と美の作陶世界」を追求している芳宣さんは、新宿・柿傳角筈窯で茶懐石の作陶を修業する傍ら大河内風船子に学ぶ。九谷焼・須田菁華(3代目)窯に入門。その後、加賀市に月乃桂窯を開窯。1992年より上州・甘楽町に窯を移し、甘楽陶房を開窯。伊勢丹の他に日本橋高島屋、大阪・うつわ一客、柿傳ギャラリー、前橋・ノイエス朝日など各地で作陶展を開催している。
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伊勢丹も以前とは異なり、和食器やキッチンダイニングのスペースが狭まり、数年前から広いギャラリーでの展示が出来なくなくなった。我が家で使用している器は、芳宣ものと琉球の壺屋ものが大半である。軽くて丈夫で使い勝手がいい。その上、絵付けが綺麗ときている。
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久しぶりにやろうと新宿歌舞伎町界隈に繰り出した。初日のオープン祝いを込めて美雨さんも付き合う。最初の店は、店主が薩摩出身ということもあり、地鶏料理は旨かったのと奄美の黒糖酒、芋焼酎は本格派が置いてあり楽しんだ。芳宣さんは日本酒党。美雨さんは大隅半島の体長65~90センチを超えるという黒さつま鶏の刺し身を2人前ペロリと食べていた。
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2軒目は、最初に顔を出した「三日月」が満席だったこともあり、久しぶりに「樽一」へ行った。ここはくじら料理がメイン。東北の食材を使っての料理も美味し。みちのくの銘酒もそろえている。
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先代の大将時代から足を運んでいた店。新宿店は場所が移り、本店だった高田馬場、僕が好きだった池袋店もなくなった。しかし、いまは2代目、慎太郎君が継いで大いに繁盛している。「食は理屈ではない。人間の存在そのもである。そしてその民族の文化である」と語っていた初代大将の教えを頑なに守っている。
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数年ぶりに行った僕を覚えてくれていて、入店の時にはハグをしてきて、途中顔を出し、帰りには待っていて送り出してくれた。若い頃から見るとすっかり2代目大将が板についてきたと思った。余り来れないとは思うがこれからも親父さんの遺志を継い精進して欲しいと思った・・・  合掌

この後、芳宣さんたっての望みでゴールデン街へ。あちこちの路地は外人ばかりで騒がしい。店の灯を消し、ドアも締めている2階のお店に入った。僕も何度も行ったことがあるNだ。写真家では高梨豊さんや菅洋志さんらがよく来ていた。今は主人がなくなり、若い奥さまが店をやっている。句会なども定期的に開いており、句報も出していた。もちろん異邦人の客は一人もいなかった・・・。

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