
同世代のまったくジャンルが異なる写真家4人が昨年暮れに集まり意気投合して、作品展や刊行物など発表し、新たな挑戦をしょう。そして写真の内界に新風を送り、写真家の後輩たちに何かバトンを渡せればという想いで活動を開始した。その第1回目として実現したのが今回の企画である。
会場は写真ギャラリーでなく、銀座にある老舗画廊として知られる吉井画廊。写真について造詣が深い吉井篤志社長のご理解もあって実現した。それぞれのスペースを各自が好きな作品で展示する。サイズや額も自由だ。唯一、共通しているのは作品として販売することに重きを置くと言うことである。

6月4日(水)午後1時からは、4人がそれぞれギャラリートークをおこなう。そして4時からは4人全員で対談式のトークをする。僕を除いては、個性の強いメンバーが一堂に集い写真について論議をする機会はそうはないであろう。はたしてどんな話が展開されるのであろうか。いまから楽しみではある。また、同名の図録(日本写真企画編、B5判、36ページ)も同時に発行され、会場で特別販売する。四人の作者の思いのこもった代表作品と文章が掲載されている。ご期待ください~!!

引き続き6月16日(月)~21日(土)まで開催される小松健一作品展「遙かなる チリ 1989」のDM(D:塩崎亨)。僕の若い時代に、南米チリで19年間続いた軍事独裁政権を「紙と鉛筆の革命」によって打ち破ったチリの民衆と南北約4.000㎞を走破した記録である。36年の歳月を経て蘇った・・・。 その後、6月23日~28日まで林義勝作品展「讃歌 NIPPON」が開催される。
期間中の6月16日(月)、18日(木)の15:00~16:00にギャラリートークを行う。自由参加・無料ですのでお時間がある方はぜひ、お越しください。あんまり知られていない南米チリの話をたっぷりとします。また作品集『遙かなる チリ 1989』(東京印書館刊・A4版変形・定価:2900円・10%税込)も同時刊行されます。僕がフリーの写真家になりたての頃の熱情がワンショト、ワンショトにほとばしっています~!!ご期待ください。

撮影:近井沙紀(山岸伸スタジオ)
「四天展」などの宣伝物に活用するために山岸さんの計らいで4人のプロフィールを撮影してくれた。撮影はベテラン助手だがまだ若い近井さん。師匠にすれば、可愛い弟子に強面のオジサン写真家を撮らせることで自信をつけさせたいという思いがあったのだろう。それがこの写真、僕は歳のせいか少しニャけた表情になっているが、これはリアルなのだから仕方あるまい。他の3人はキリっと写っていた・・・。高知新聞が僕の顔写真を小さく載せたいというので、何枚か送ったら、この近井さんの撮った写真を使いたいと言ってきたけどもいいかしら~?

先日、ず~と懸案になって僕の心に引っ掛かっていた叔母さんの遺骨を、足立区にある霊園にようやく引き取りに行けた。急遽息子が車で乗せて来てくれたので助かった。遺骨を抱いてどう私鉄や地下鉄を乗り継いでこようかしらと悩んでいたのだ。これで無事に叔母さんが願っていた父母や兄弟の入っているお墓に一緒に入ることができる。今月10日に上州の墓に納骨することになった。こちらからは倅の家族と僕、上州では2人の弟夫婦が待っていてくれる。石屋さんにも手配をして墓碑銘には名を刻んでもらっていて当日には間に合う手はずだ。叔母さんよかったね・・・ 合掌

帰宅して、近所の居酒屋で初鰹のたたきでお清めをした。