梅雨とはいえ、猛暑の日が続いたり、豪雨の日が続いたりと目まぐるしい。一昔のようなしとしとと静かに降り続く梅雨とは様子がまったく異なるのが近年の梅雨時だ。黴雨、梅霖、青梅雨、五月雨、白雨、夕立、驟雨、喜雨・・・などと詠まれていた日本の四季のなかで育まれてきた情緒ある雨ではない。亜熱帯地方のスコールのような激しく風雨が襲ってくる。台風のような被害が出る・・・。
そんな最中、暑さも一段落し、雨も降ったり止んだりの昨日、退院して3週間、21日になるが、6日の横浜に続いて2度目となる遠出をした。銀座、新宿と2つの写真展を回ったのである。
まずは、銀座・和光で開かれている織作峰子さんの写真展。彼女とは直接知り合いではなかったが、一昨年の大阪での僕の写真展「琉球 OKINAWA」に炎暑の中、足を運んでくれた。その恩義を返さなければという思いがあった。体調を見ながら悩んでいたが、写真展が終了する3日前に決断してきたのである。セイコーハウス1Fの入り口前の大きな写真展案内。
僕の顔など忘れているかと思いきや、直ぐに声をかけて来て、病気のことなど優しく気を使ってくれた。うれしかった・・・。じっくり作品を見せていただいてから写真を撮らせてもらった。彼女は現在、大阪芸術大学教授・写真学科学科長をはじめ、大車輪の活躍である。一見近寄りがたく見えるが、素顔は人当たりの良い大らかな人だ。僕のリクエストに気軽にカメラの前に立ってくれた。ありがとう~!♡☆プロフィールによれば、1981年ミスユニバース日本代表になっている人である。
ついでにツーショト写真をパチリ~!!♡☆ お客さんは沢山入っていたが、僕のようにずうずうしく写真を撮っている人は皆無だった。だいたい会場内はすべて撮影禁止、至る所にステッカーが貼ってあった。 彼女の写真の師匠・大竹省二さんの想い出話や今回の作品である「箔フォトグラフィー」について語った。この写真展を観て、写真家を志す者にとっては、まさに希望の光、励みになると思った。その事を織作さんに伝えると、うれしそうに微笑んでいた・・・。
その足で、地下鉄・丸ノ内線の新宿御苑前駅に向かった。公益社団法人日本写真家協会の2024年度の新入会員展「私の仕事」が開かれているからだ。かって僕が主宰する写真研究塾「風」の合宿などにも参加していた奈良の写真家・奥田健一君が上京していて、JPSにも加入した。それで行ったのだ。昨年の神戸でのマリナーズ・アイ展にも来てくれていたのである。彼の作品の前で。
今年度からJPSの新理事となった写真家の土屋勝義さん(左)も入って一緒に記念写真を撮った。本年は28名が新入会員となったが奥田君以外は誰も知らなかった。写真も名前さえも聞いたことがない人ばかりだった。僕は来年でJPSに入会して丸40年となるが、もう時代が違うのだろう。まるで”浦島太郎”になった気分だった・・・。
