写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.2319] 2024年11月23日 小春日和の日、第2回 「上州・兄弟会」が故里、伊香保温泉で昨年に続きひらかれた。祖父母、父母たちが眠る墓にお参りをした後、友人らが眠る故里の大原開墾地に数十年ぶりに行って見た・・・

 

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小春日和となった11月18日、ちょうど1年ぶりに上州・伊香保温泉へ向かった。昨年秋から長兄である僕の発案ではじまった「上州・兄弟会」に参加するためだった。空っ風が吹きすさぶ赤城山遠望。上越線の車窓から。

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谷川岳をはじめとした三国山脈を正面に、右の車窓からは赤城山、左の車窓には榛名山が広がり、遠くには浅間山が望める。 10代の頃、半世紀以上前に僕が詠んだ歌。                                   ◎北へ向かふ車窓に赤城山広がれば母の故郷(くに)なり深く呼吸(いき)する  小松啄詩

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西側の車窓には、榛名山。その左奥には浅間山が見える。上越線・渋川駅の手前、八木原辺りから。

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僕の実家は、榛名山の北山麓の寒村だ。山麓の右側の奥、利根川の支流吾妻川の中流域にあたる。

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渋川駅で待ち合わせた三男の弟の車で、伊香保温泉の途中にある水沢寺観音堂へ参詣によった。この寺は江戸時代中期の建築と言われ、創建は1300年前だ。渋川市の指定重要文化財となっている。

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ヒマラヤなどのチベット寺院を連想させる六地蔵を収めた大きな回し車がある楼がある(手前の建物)。普通は数人がかりで押して回すのだが、少し重かったが僕ひとりで「オンマニペイメイホン」と念仏を唱えながら回した・・・

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弟の勝三と美雨は境内にある屋台のコーヒー屋さんで、油を売っていてお参りには来なかった。

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暮れなずむ伊香保温泉と赤城山。ホテルの窓辺から。

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夕飯前に部屋の中にある露天風呂(黄金の湯)に浸かった。もう一つ檜風呂(白銀の湯)も付いている。湯船からは夕日に染まる赤城山を一望出来て気持ちが良かった・・・ 裸なんて見たくないよ~という人は失礼~!!

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1年ぶりの兄弟夫婦の再会だ。左から次男・修二、三男・勝三、次男の嫁の宇基子、三男の嫁の美香。そして前回は仕事で参加出来なかった美雨。

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刺し身の船盛は、次男・修二の弟子だった人が現在、このホテルをはじめ伊香保にある3つのホテルの総料理長。わざわざあいさつに来て、昨年に続き差し入れてくれたもの。 合掌 感謝~!♡☆

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19日朝の赤城山と少し遅い紅葉が始まっている伊香保温泉の街。ホテルの部屋から。

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部屋は洋間が一つ、和室が2つに、居間がひとつに風呂場が2つ。他に洗面所、トイレ、冷蔵庫などある調理室などがある広い部屋だから3家族で泊まれるのだ。夕食後も部屋に戻り12時過ぎまで兄弟夫婦で語り明かした。来年の再会を誓って別れた・・・。

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みんなで、祖父母や父母などが眠る故里の墓に参った。小松家の墓からの眺め。後から建った墓群から三国の山々を望む。

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まずは、お掃除から。

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記念写真を撮る。三男の嫁の美香は仕事のために帰った。

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数十年ぶりに郷里の小学・中学生時代の同級生の家を訪ねた。その足で開拓集落・大原を訪ねて、友人たちが眠る墓地を参る。現在もこの地で暮らす増田さん(写真)に話を聞いた。この開拓村には10軒あったが、現在は4家族しか残っていない。僕の同級生は5人いたから集落の半分家の子どもたちと同級生だった。学校までの往復8キロ以上の灯もない山岳道を小学校1年から9年間雨の日も、風の日も、雪の日も、日照りの日も通い続けるのは大変なことだったと思う。僕の家は山の下だったが往復4キロはあった。それでも子供心に大変だった。今は村には同級生は一人も残っていなかった。増田さんは、次男・修二の同級生だったとわかった。栽培している漢方の薬草畑で。
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帰りに勝三の自宅に寄った。小さかったネコちゃん「みようが」に逢うためである。猫好きの美雨は初めてなのにすぐにお友達になった。 下の写真は、僕と大きくなったみようが姫、オスではあるが。僕が間違えて「らっきょ」と呼んでもまったく無視されたのである・・・。
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