4月4日、午前中からの病院の5つの検査が午後1時過ぎに終わったので、桑原史成さんの写真展に行くことにした。ベトナム戦争を取材した桑原さんの代表作が一堂に並ぶ丸の内フォトギャラリー。
桑原さんのスクープ映像でもある南ベトナムのラムドン省で解放戦線の将校へのインタビューに成功した時の写真。当時はもし解放戦線側に接触したのが分かれば即、国外退去だったという。
会場の風景
ベトナム戦争には、韓国も参戦した。韓国軍を取材した作品のコーナー。
朝日新聞の映像報道部記者の小林正明さんのインタビューに、ベトナム戦争当時のエピソードなど熱く語る桑原史成さん(右)。
今年、88歳の米寿を迎える桑原さん。久しぶりに”史成節”聞いて元気が出た・・・。
左から桑原さん、僕、(公社)日本写真家協会会員で、丸の内フォトギャラリー、アートスペース丸の内を管理している佐藤仁重さん、小林さんは公益社団法人日本写真家協会の会員でもある。
1975年4月サイゴンを脱出する米兵たちの最後のベトナム戦争を取材した岡本俊郎さんの作品。見ごたえがあった。
作品の一部を紹介する。アメリカ大使館から脱出する人々。
ヘリコプターに乗り切れず空港に残された人々。
南ベトナム・人民解放軍の女性兵士たち。
帰ろうとしたらJPSの古い会員の石田研二さんにバッタリ会った。佐藤さんと一緒に快晴堂フォトサロンの前で記念写真。
丸の内の新東京ビルから東京駅まで歩いて、東京ステーションギャラリーに来た。僕が写真家を志した頃から気になっていた写真作家・安井仲治の展覧会を見に来たのだ。
懐かしい写真もあったが、僕にとっては初めてみる作品も多かった。上のポスター写真は「道化」。1940年頃、山根曲馬団を撮影したものだが、この道化役をしているのはサカースの団長だという。その後、下の写真「馬と少女」の右の女性と結婚した。
そんな裏事情を色々と話して聞かせてくれたのが上の写真の常盤茂さん。トイレですれ違い、ポスターを見ていたら僕にたまたま話しかけて来たのだ。彼は若い頃の役者時代にこの山根馬曲団に一年近く修業に出されたのだという。そこでこの2人にも厳しく鍛えられたと笑っていた。芸術関係の出版社にも勤めていたらしく写真家の藤本四八、土門拳、田村茂さんらのことも良く知っていた。サカースを撮っていた丹野章さん、本橋成一さんのことなども。何か不思議な縁を感じたのである・・・
3月29日、通院している呼吸器内科が終わってから、池袋の美容室へ初めてカットをしに出かけた。池袋駅東口から徒歩で5分足らずの静かな場所。ビルの1Fにあった。
ヘア・メイクアップアーテストの眞月美雨さんにヘアモデルを頼まれたのである。
まだ渋谷でカラー&カットしてから1カ月余りだったが、協力したのだ~。
髪を洗って、カットして40分足らずで終了した。帰りに昔はよく通った焼き鳥屋を覗いたらまだ繁盛していたので寄った。カットのささやかなお礼も兼ねて乾杯をした・・・ 合掌