写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.2260] 2023年11月25日  宮嶋茂樹作品展「東京都硫黄島 北海道国後島」(11月26日まで/JCII フォトサロン)に行く、雑司ヶ谷 鬼子母神・大鳥神社の酉の市へ参拝に。21日午後10時46分過ぎから数時間はテレビなど日本のメディアは、まるでハイジャックされた感があった~!!

 

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11月23日、半蔵門近くにあるJCIIフォトサロンに出かけた。1週間ぶりの外出である。目的は宮嶋茂樹作品展。なかなか足を踏み込めない地での取材、貴重な記録写真である。ジャーナリズムの世界での活躍が長いだけに、1作品づつの解説をしっかりと書いていて興味深かった。宮嶋君を囲んで写真家・眞月美雨さんと。

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硫黄島も国後島も行って見たいが、古稀を過ぎた老体にはもう無理だろう・・・(写真展会場)。

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23日は二の酉の日、美雨さんが久しぶりに行って見たいというので近くの鬼子母神の近くにある雑司ヶ谷・大鳥神社へ。お酉さまというと浅草の大鳳神社か、新宿の花園神社と決まっていたが、この歳になるとあの人混みはかなわない。昔、暗室兼事務所があった東池袋から久しぶりの都電に乗って鬼子母神前まで。

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鬼子母神へと続く参道。この大門の欅並木は、東京都の天然記念物に指定されている。着いたのは午後5時を回っていたので生憎、門は閉まり境内には入れなかった。

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直ぐ近くの大鳥神社へ。この近所の家族連れに案内してもらい一緒に行った・・・。

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花園や浅草と比べるまでもなく、その規模ははるかに小さいが、それはそれで雰囲気はある。僕はこちらの方が好きである。

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自分が買ったわけでもないが、その場所に立っていると一緒に手拍子をしたくなる。見ているとみな小さめの熊手を求めている。花園や浅草では、とても一本締めなどしてくれそうもないサイズだ。

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それでも神社へ参拝をすまし、社務所で3本の熊手を求めた。家の分と店を経営している友人の分だ。写真家・眞月美雨さんもご機嫌。

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この日、撮りおろしになるカメラ、シグマfpLをF2の35mレンズを付けて使用してみた。馴れないせいか機械音痴の僕には難しかった。でも小さく軽量になり手にもしっくりと来る。頚腕症が進んでいる僕には合いそうである。これからよき相棒になるよう努めたいと思った・・・。

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夜祭とくれば境内の屋台で一杯。おでん、たこ焼き、焼き鳥という定番で酎ハイと生ビールを2杯~!♡☆生ビールは無論美雨さんが呑みましたよ・・・。

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正門から境内を望む。小さくてちょうど良い。神楽殿では町内会の高校生のブラスバンドや婦人会のフラダンス、地元の日本舞踊の先生の踊りなどが行われていた。周りのベンチに座っている老人たちからはやいのやいの歓声が上がり、おひねりが飛んでいた。まるで田舎の祭りみたいで懐かしかった・・・。

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裏の畑のニラがたわわに成長した・・・。

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ここ最近は3日に2晩は鍋。簡単で安く上がるから世話ないが、こう毎日だと味付けに一苦労する。

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鍋に飽きて豚バラ肉とマイタケ、チンゲン菜の炒め物。

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特製、残り物のコロッケ・鳥の唐揚げ丼。

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たまにスパゲッティ・・・。

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(各テレビ局の画面から)

11月24日夜半、午後11時前から日本のテレビなどメディアは、まるでハイジャックされたようにどの局も「北朝鮮のミサイル発射」情報一辺倒になった。それは深夜遅くまで続き、翌日のニュースもこの情報に時間を割いていた。楽しみにしていた番組を突然遮られてずーと同じ画面。たまったものではなかった。それも「ミサイル、ミサイル」といまにも北朝鮮が日本に向けて撃って来るごとく。携帯もアラームが鳴り響き、家人も何事かと不安そうであった。

しかし蓋をあけてみれば、だいたいアラームを鳴らし警戒情報を流した時刻には、そのミサイル(実際はロケット)とやらは、とうに日本列島を通過していた。警戒情報が解除されたのは11時15分前後だった。すでに30分近く経過していたのだ。いったい日本政府は何を狙っているのかと勘ぐってしまう。北朝鮮は数日前から人工衛星のロケットを発射すると日本を初め周辺各国に通告していた。韓国ですら「ミサイル」などとは一言も言っていない。「偵察用の人工衛星ロケットを打ち上げた」らしく、軌道に乗ったと思われるとしごく冷静である。

僕はこうしたかって戦争中おこなわれた「大本営発表」みたいなものを日本中のメディが何も疑わず、検証せずに公共のメデァ使って垂れ流すことに非常に危機感をもった。恐怖すら覚えたのである。この大騒動が実は「ミサイル発射!!」などではないと言うことがアメリカもふくめて明確になったにもかかわらず、メディアでは何一つ反省や検証はされていない。「北朝鮮は弾道ミサイルに転用する可能性があるから人工衛星打ち上げは国連安保理に反する」という論理だけでは説得力に乏しい。それでは出中ロケットを打ち上げている日本などは何をしてもいいのか・・・。核兵器もそうだがこの理論では世界中はまとまらないし、核兵器はいつの時代になっても地球上から消えない。一刻も早く終焉をさせなければならないウクライナやパレスチナなどの悲劇は終わらないのである。

 

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