写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.2267] 2024年1月4日 なまはげの棲む半島や赤子泣く 風写  2024年は、元旦に襲った能登半島を中心とする大地震と羽田空港での日本航空(JAL)機と海上保安庁航空機による衝突事故という大惨事で幕を明けました。世界に戦争や紛争を抱えている今日だからこそ、新しい年は平穏な日々であって欲しいと祈らざるをえない・・・ 合掌

 

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 玄関前には、ささやかなしめ縄を飾った。  s-IMG_9275.jpg
毎年のことではあるが、玄関には鏡餅。家の中にも写真機材の前、神棚、仏壇前、台所など7~8カ所にも重ね餅を飾っている。
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庭の南天や山茶花を切って来て活けた。仏壇にも。昨年7月の僕の古稀祝に頂いた花束の一部も一緒に。6カ月間以上も生き続けている。茎の根も10㎝以上伸びた。まるで髭のように・・・。
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今年のお雑煮は、熊本産の活くるまえびが入っていて豪勢だ。出汁は昆布、鰹節などがメインですっきとしている。餅はもちろん焼いてから入れる。こうしたことは慣れで、年ごとに上手になるものである。
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毎年、正月三抏日だけ呑む日本酒「獺祭」(毎年送って来てくれる人がいる)。でも作年、大晦日の年越しそばを食べに行って一杯だけ地元埼玉の「神亀」を呑んだ。おせち料理は10年ほど前から外に頼んでいる。日本各地のおせちを頼んでいるが今年は、博多 日本料理「てら岡」の天豊・三段重と京料理「道楽」飯田知史監修おせち「明の春」四、七寸三段重だ。それぞれ同じものでも味が異なっていて興味深かった。各セットとも36品づつ入っている。合わせて72品、食べ応えは十分だ。お値段はというと思っているほど高くはない。高価ならば、ちっぽけな年金暮らしの貧乏フリーランスの写真家には手は届かない・・・。
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毎年2日に初詣に行くが、今年は3日となった。生憎と曇り日。コースは家から歩いてまずは、宝蔵寺、高尾の薬王院の別院だ。ここでは5カ所ばかり参拝する。
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次は家の周辺の鎮守様である宮戸神社。辺りにあった十数の神社を統廃合してなっている。かっては熊野神社と言った。本堂を取り囲むように各神社の祠がある。ここで毎年、お札をいくつか求めている。写真家の眞月美雨さんもこの神社が好きで毎年初詣をしている。
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僕も家が近いということもあり、宮司さんとも知り合いなので40数年来詣でている。昨年、宮戸神社へ舞を奉納した世界を巡っているダンサーの朝子さんとパートナーのカナダ出身の写真家と境内でばったりと会った。5~6年ぶりの再会だった。彼女は僕の写真のファンであり、僕も何度か彼女を撮った。新体操のオリンピックの最終選考選手だっただけあって、その舞は見る者を魅了する。
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眞月美雨の2024年初撮り。
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これは僕の2024年初撮りを眞月美雨さんが撮ったもの。昨年、古稀を過ぎてすっかり人生に疲れ果てたような顔になっている。情けない・・・。スカフーは、親しい作家の作品で山の木から皮を剥いで叩き糸を紡ぎ、山繭の糸も紡いで制作したというもの。正月なので初めて身にまとってみた。
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最後は家に一番近い「天明稲荷神社」。ここの宮司は、宮戸神社の宮司さんも兼ねている。陽が陰りはじめた境内に腰を下ろしていると宮司さんの奥様が来て話をはじめた。そのうち宮司さんも。かれこれ40~50分余りたわいもない世間話をした。二人とも僕よりも少し若いらしい。こうした話で盛り上がるのもいいご近所付き合い。僕にとっては、平穏な時の流れであった・・・。

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