
9月29日、いわゆる十五夜、仲秋の名月ともいう。しかしこの日が満月に当たるのは珍しく、次回は7年後だという。明日早朝、神戸へ発つことになっているのだが、夜更けにこっそりと外に出てみた。しかし厚い雲に覆われていて月は出ていなかった・・・。

しばらく待っていたが、一向にお月様は顔を出しそうにないので、諦めて家に戻ろうとしたら一瞬、雲の切れ間から満月の十五夜が姿を現した。手持ちのスマホで撮影したのが上記の写真。何やらお月様の中で龍が舞っているように僕には見えたのである・・・。 合掌

9月25日から神戸市にある兵庫県民会館で始まっている「第34回 マリナーズ・アイ展」の作品解説「海の写真道場」が30日(土)午後2時から予定されている。それに合わせて講師の僕は、埼玉の自宅からはるばると来たのである。

昨年も手伝ってくれた地元神戸の女性。ありがとう!

午後2時きっかりに解説「海の写真道場」は始まった。大賞受賞者の愛媛の樋口さん、推薦の三重の加藤和弘さん、特選の福井の根岸さん、同じく特選の奈良の吉永さん、優秀賞の和歌山の榎本さん、優秀賞の愛媛の楠さん、入選の兵庫の大池さんをはじめ、たくさんの方々が参加してくれた。

撮影協力は、奈良の写真家・青木竹二郎さん。ありがとうございました。

1時間30分にわたって熱心に道場は行われた。

質疑応答も行われて、みなさん納得がいったようでした。

解説「海の写真道場」が終わったあと、残っていた人たちで記念写真を撮った。左端は京都や大阪を拠点に活躍しているシンガーソングライターのあらい舞さん、次は奈良在住の写真家・奥田健一君。右から3人目は、一般財団法人 全日本海員福祉センター会長・松浦満晴さん。

左から僕、あらい舞さん、愛媛の樋口義夫さん、楠友広さん。

大阪の高槻市から来てくれた40年来の友・シンガーソングライターのあらい舞さんと。共著『夜明けまでピアノを弾いて』(あけび書房)もある。

会終了後、希望者でささやかな交流会を元町駅近くの居酒屋でおこなった。左手前から奈良在住の写真家・奥田君、元朝日新聞・論説・編集委員で現在フリージャーナリストの川本裕司さん、30年来の友人である。あらい舞さん、僕、愛媛の楠さん、右奥から神戸の写真家・Sさん、三重の加藤さん、奈良の青木さん、愛媛の樋口さん。

2軒目は、いかにも元町の食堂屋さんという所で、この4人で。鱧や雑魚、明石の蛸などようやく神戸らしい肴にありつけた。

3軒目は、舞ちゃんのパートナーの正人くんが来るのを待つ。明石のタコ焼きを肴にハイボールを呑んだ。初めての体験。ちなみにいつもはがっちりと呑む舞ちゃんは、この日は車の運転のために一滴も飲んでいない。

三種類のタコ焼きが4個づつ。1200円也。明石のタコ焼きは柔らかい。

4軒目は、仕事を終えて駆けつけてくれた正人くんがお腹が空いているというので、ビストロ・フランス料理店へ。

僕が泊まるホテルは中華街・長安門の角。二人が送って来てくれた。まだ8時過ぎなのにほぼ全ての店は閉まっていた。観光客は夜は来ないので、最近はいつもの光景だという。昨年来たときは10時ぐらいまでは店はやっていた気がしたし、賑やかだった・・・。

翌10月1日、ホテルで朝食をしっかり食べて取材へ。僕が半世紀にわたって取材している「写真・日本文学風土記」の兵庫県編。芦屋市・神戸市などを中心に暮らしながら『細雪』など執筆した谷崎潤一郎の足跡を訪ねた。写真など子細はまたの機会に・・・。

10月1日午前10時過ぎ、中華街は観光客で賑わっていた・・・。