写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.2332] 2023年6月9日  立木義浩写真展「七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を」(アイテムフォトギャラリー「シリウス」/6月1日~7日まで)、17年ぶりに友人と再会した。6月4日、第34回全国保険医写真展の審査が行われ参加した。8日、第38回日本の海洋画展の作品集のために全作品の撮影をした・・・。

 

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久しぶりに立木義浩さんと会い、話をした。

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同名の写真集もアイ・イメージング・フラッグから発行している。立木さんが「この写真集の方が断然面白いから見てよ・・・」と言うので1冊買った。達筆でサインをしてくれた。定価:2970円(税込)。

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30~40代の頃、毎晩呑んだくれていた新宿の「ゴキブリ・ションベン横丁」へ十数年ぶりに会った後輩たちと出かけた。福浦港で漁師で船長をしている佐々木幸寿君(左)は年に1~2回は会っていたが、白川由紀ちゃんとは、「今度、結婚することになりました」と僕の住んでいた町まであいさつに来てくれた以来だった・・・。

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この二人ともこの横丁へは、よく呑みに出歩いたな~。由紀ちゃんはいまは3人の子どもを育てながら義母の介護をし、古民家をリノベーションしておしゃれな宿泊施設を二カ所で運営している。やりてのお母さんである・・・「

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久しぶりのうなぎ専門の店。先代たち、店に立っていた人たちはみな鬼籍に入り、そのあとを継いでいた倅の姿も見えない。コロナ禍でここ4年ばかり顔を出さなかったので様変わりは覚悟していたが、初めて顔をみる青年が一人で店を切り盛りしていた(「ゴキブリ横丁」で)。

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3人で記念写真。僕の自撮りなので顔ばかりが大きくなってごめんなさい~!☆

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これもまた・・・。由紀ちゃんと出逢ったのは、彼女が大学を卒業して間もなくの頃、ミニスカートが良く似合うピチピチの娘さんだった。これがどうしてヒマラヤには何度も行くは、現地でも僕と2度ほど会っている。ヨーロッパからネパールまでのバスを走らせたのを皮切りに五大陸すべてを縦断するバスを走らせるなど、さまざまなことをやってのけた。キャノンサロンでの写真展、本も何冊か出版し、講演活動も全国でしていたのである・・・。その頃のエネルギシュは今も変わらなかった。

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かっては「ションベン横丁」と言われていた露地もすっかりきれいになっていた。

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新宿西口から少し歩いて歌舞伎町奥の裏手の露地に。ここもコロナ禍で実に4年ぶり。でも店は開いていた。僕と同じ歳の大将は脳梗塞で倒れ、幸い命はとりとめたものの、手足や言語に障害が残った。懸命のリハビリで杖を突きながらも自分で動けるまで回復していた。写真には写っていないが僕の顔をみてニッコリと笑った。写真は、会社を辞め3代目を継いだ息子さんと女将さん。親父にそっくりになってきた。名だたる文人たちも通った隠れた老舗呑み屋「三日月」。

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僕の青森・八戸の友人を連れていった。その時に土産に渡した「獏久来」の味が気に入った先代が、以来この店の名物メニューにして来た。久しぶりに食べてみた。やはり美味である・・・。

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久しぶりによく食べ、よく呑んだ。そしてよく話した・・・。愉快な梅雨の間の一夜だった。

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6月4日、新宿において第34回全国保険医写真展の審査が行われた。

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僕が審査委員長であるが、写真家であり、医師でもあるM氏も審査委員。他に全国保険医団体連合会の文化部の先生たちが毎年、審査に参加する。全国でそれそれ病院を開業している先生たちである。

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約3時間半をかけて会長賞、審査委員長賞、特選、入選などを決定した。終了後、近くで遅い昼食を兼ねてささやかな乾杯をした。

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6月27日~7月2日、東京・JCIIクラブ25で開催される写真展と7月2日(日)午後2時からおこなわれる僕の「作品解説の会」(参加自由・無料)の成功を目指してがんばろうと確認をして別れた。今回、僕も初めて作品を6点余り出品することになった。ぜひ、お越しください。

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6月に沖縄に取材に行く写真研究塾「風」のメンバーが集まり、打ち合わせ会をした。右から並木すみ江同人、眞月美雨同人。

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僕の事務所の最寄り駅まで来てもらい、駅前にある居酒屋で。

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この秋、9月28日~10月4日まで新宿のアイデムフォトギャラリー「シリウス」で開催される小松健一主宰 写真研究塾「風」創立15周年記念展の作品制作のためにいま、各会員は努力をしている。メンバーのうち3人が沖縄をモティーフとしているのだ。それで最後の取材に沖縄へ行く。一人は少し時期をづらして行くという。ちなみに僕も沖縄の作品を出そうと思っている。

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6月8日、毎年湘南に近い藤沢のスタジオで行っている「日本の海洋画展」の作品集のために全作品の撮影をした。今年は第38回目となる。博多では、福岡アジア美術館で第34回「マリナーズ・アイ」展の作品120余点と併設しておこなわれる。大規模な展覧会となる予定だ。

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全作品とも大作である。

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午後1時まで撮影をして、駿河湾で獲れる魚が売りの食堂で遅い食事をした。撮影助手で来てくれた写真家の塩崎亨さんと眞月美雨さんを入れてスタッフ総勢8人だ。

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それぞれが好みの注文をした定食メニュー。主なものを撮影した。値段は手頃だ。写真は本マグロ定食(100グラム)。この他にご飯、汁物、お漬物、小鉢、蒸しものがついて2400円。

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海鮮丼。

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例えば駿河湾で採れた旬の生桜エビは460円など。

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さしみ盛定食。

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地物きんめの煮つけ定食の一部。

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昼食を済ませてからもうひと踏ん張り。

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全て絵画の撮影が終わったのは午後5時前だった。夕べは眠れなかったので少々疲れた・・・。

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帰りは武蔵野線・新小平駅という駅から家へ戻った。毎年駅前にある呑み屋で一杯引っかけてから電車に乗り込むことにしている。ここで一休みをするのだ。メニューを見たら「今日のおすすめ」として新潟・魚沼産直配の旬の「きゃらぶき」と「山菜てんぷら」とあったので頼んだ。きゃらぶきはこの春採れたふきでやわらくて美味い(写真)。てんぷらも形程度かと期待はしていなかったのだが、びっくりするほどの量。こしあぶらを初め、山独活、タラの芽、行者にんにくなど今が旬の山菜が5種類はあった。母が毎年、春先に家の周りに生えてくるふきを摘んで作るきゃらぶきが大好きだった。ぼくが帰郷した時などは必ず入れものに詰めて持たせてくれたものだ。その味に似ていたのである。母が亡くなってからはあの味にはもう会うことは出来ないと諦めていたが、まさか東京の場末の町の酒場で出会えるとは・・・。僕は思わず4つ注文をした。食べきれなかったのは包んでもらい家に持って帰って来た。上の写真はその一部を撮ったもの。ところで、きゃらぶきは380円、山菜てんぷらは640円だった。貧しい庶民にとっては、これは嘘のように安かった。感謝~!♡☆

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長崎の友人から名物の大きなすいかが送られてきた。
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梅雨のうっとおしさを払う如く、今年初物のすいかにかぶりついた。美味い!! 感謝~!♡☆
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家の近くの居酒屋に夕方ぶらりと出かけることがある。薩摩の芋焼酎を一升びんでキープしてある。備長炭で焼く焼き鳥と海鮮がメインの店だ。足りたてて何か特別に美味しい肴があるわけでもないが、店内が広々としていて好きだ。僕は焼き鳥3本と焼きおにぎりのよく焼いた(通称、よく焼き)のを1個をつまみに、ちびり、ちびりとやっているのである・・・。

 

 

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