写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.2327] 2023年5月13日  第42回土門拳賞受賞作展「 船尾修 満州国の近代建築遺産」(ニコンサロン東京)、第47回木村伊兵衛写真賞&第31回林忠彦賞受賞写真展「新田樹 Sakhalin(サハリン)」(ソニーイメージングギャラリー)、石川武志写真展「MUMBAI HIJAS」(OM SYSTEM GALLERY/5月15日まで)を見た。「写真集団・上福岡」新年度初例会が開かれる~!♡☆

 

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見ておきたい写真展があったので都内に出かけた。先ずは船尾修君の作品展。今年度の土門拳賞受賞作品だ。最終日の5月8日に何とか間に合った。作者はいなかったが入場者は多かった。

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受賞作となった写真集『満州国の近代建築遺産』(集広社刊)。400頁を超える大本だ。クラウドファンディングをして資金を集めて出版にこぎつけたというが、よくぞここまで立派な著作になったものだと感心した・・・。

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5月8日、銀座のソニーイメージングギャラリーへ行った。富士フイルムフォトサロンでの林忠彦賞受賞作品の方には行けなかったので、こちらに来たのである。作者の新田君はいたので話をした。サハリンには僕もソ連時代とロシアになってからも行っているので興味があった。写真展を見た後、僕なりの感想を述べた・・・。

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写真集も比較的求めやすかったのと自主出版なので大変だというので購入した。そうしたら新田君が突然、「もう30数年前になりますが、僕がバイトをしていた出版編集部によく小松さんが来ていて一緒に食事をしたことがありました・・・」というので驚いた。僕はまったく記憶がなかった。話をして行くと当時の編集部にいた人たちの顔が浮かんできて懐かしかった。不思議な縁だと思って妙にうれしかった・・・。

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古くからの写真の友人である石川武志さんが昨年のユージンスミスと水俣関連の写真展に続き、個展をしているので見に行った。インドの大都市・ムンバイに生きる男性でも女性でもない「ヒジュラ」と呼ばれる人たちが、サード・ジェンダーの社会の中で、厳しくもたくましく生きる姿を共感を込めて追った作品。

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右端が石川武志さん、その隣は写真家の赤城耕一さん。

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会場を埋めた作品の色彩がいかにもインドらしいと思った・・・。

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2か月半ぶりに開かれた「写真集団・上福岡」の例会。

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2023年度、初めての「写真集団・上福岡」の例会が5月10日にふじみ野市で行われた。2月に行われた創立40周年記念展は、史上最高の入場者で大成功だったという報告を受けた。来年も引き続き写真展をやると言うことがこの日の総会で決まった。写真を持って見学に来たGさん(右端)、ぜひ入会してくれるとうれしいな~!♡☆

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昨年5月、沖縄で出会った某放送局の社会部記者のHさん。奥さんが沖縄出身であり、自身も沖縄支局が長かったこともあり、大の沖縄通である。この日も二軒目にもかかわらず2人で泡盛のクース(古酒)をボトル1本空けた。6月に行く沖縄取材のことでも多くのアドバイスをもらった。僕よりずいぶんと若いが、呑んでいて愉快な人である。隣は琉球舞踊家の崎山陽子さん。池袋にある琉球料理の店・みやらびで。

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はじめて「みやらび」へ来たという女性2人のお客さんと共に(2023年5月8日)。

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