
4月3日、午前9時から水谷榮一写真集の印刷立ち合いが始まった。右端からプリンティングディレクター・同社取締役の高栁昇さん、ハッサン水谷さん、僕、一人置いて新座工場責任者・プリンティングディレクターの高橋満弘さん。この2日間はこのメンバーで取り組んでいく。

輪転機の音とインクの匂いが充満する・・・。東京印書館は、昨年5月から印刷の拠点を比企郡ときがわ町の玉川工場からこの新座工場に移した。僕は初めてのこの工場での仕事だった。

工場内から見える桜が気温の上昇で、いっせいに散りはじめていた。

昼飯は近くの食堂へ。

高栁さんの好物、金華さばの焼き魚と盛り蕎麦。昼飯の外食の90%以上はさば焼き定食だそうだ。

ハッサン水谷写真集『サハラ蒼氓』の表紙カバー(デザイン:塩崎亨/題字:小松風写)

4月2日から泊りに来た水谷さんと夕食をした。朝9時からのスタートなので、千葉の銚子からでは時間に間に合わないからだ。写真家の眞月美雨さんも同席した。ホテル近くのいわゆる「町中華」屋さんへ行って前祝いをした。

3日もホテル泊まりだったので、立ち合いが終わった午後8時前からホテル前の居酒屋で、夕食とささやかな「お疲れさま会」をした。

4月4日も朝9時から印刷開始。

刷り出しを厳しくチェクする高栁取締役。

4日、1台目が僕のOK~!が出て印刷が終了した。左端がぶどうぱん社の担当営業係長の桝川大輔さん。

午前中、昨日と同じにスムーズに印刷は進んだ。

2日目の昼飯は以前、僕の担当で昨年急死した佐々木政美さんが好きで通った蕎麦屋へ。僕は彼とよく食べた穴子丼と盛り蕎麦を頼んだ・・・。 合掌

午後からもスムーズに印刷は終え、予定時間よりも3時間以上早く終わった。最後の印刷台が終了し、著者の水谷さんを囲んで記念写真。

水谷さん、前拍をふくめると3日間、お疲れさまでした。高橋工場長、全台お付き合いいただき、ありがとうございました。そして高栁取締役、桝川さんをはじめ、印書館のみなさん、心から感謝しています。ありがとうございました・・・ 合掌
☆ハッサン水谷写真集『サハラ蒼氓』(ぶどうぱん社刊/定価:3600円税別、上製本、B5判、152ページ)は、5月16日発売です!!