僕がこの4月から5月にかけて取材に行ったチベットで本当に信じられないような出会いがあったことは、当時の帰国報告のブログで詳しく書いているので、。ここではあまり触れないことにする。ともかく上記のトップゲルさん(54歳)をはじめ、計4人のノブラーのご子孫に会えたのである。ツーべムさん(64歳)は、わざわざ僕らを自宅にまで招いて歓待してくれた。
ラサをたつ前日に、突然僕が泊まっているホテルに訪ねてきて別れを惜しんだ。その際、私たちの日本の親戚の仲子さんに手渡して欲しいと写真の品々を預かったのだ。その約束を果たすために7月下旬に前橋の矢島仲子さんを訪問した。そして預かった品物を手渡したのである。写真は居合わせた上毛新聞社の論説委員・参与のKさんが撮ってくれたもの。これらは11月10日から始まる展覧会場で、矢島やノブラーの貴重な資料とともに展示されることになっている。
仲子さんは大変喜んだのは言うまでもない。「ぜひ、私が元気なうちにチベットへ行って義母・ノブラーさんの親戚の人たちに会いたい・・・・・・」と言葉をつまらせた。仲子さんは、若々しく見えるがすでに80歳。来年に行かなければますます厳しくなるというので、来春にチベットへ行ってノブラーの子孫たちと会い、その関連した場所や矢島との新婚時代を送ったノブリンカ宮殿などを巡るとともに、矢島とノブラーが旅したヤムド湖、ギャンツェ、シガッエなどを辿るツアーを計画中である。5月の連休明け辺りから出発して9日間ぐらいの予定だ。早春のチベットを一緒に旅してみませんか。詳しくは後日また、お知らせいたします。