写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.501] 2012年10月18日 「第3回児島湾岸写真コンクール」審査、講演「ヒマラヤ・チベット巡礼の旅」(早島町教育委員会主催)無事、盛会の内に終わる。岡山の秘湯・奥津温泉などをを訪ねる・・・・・・。

大変ご無沙汰していました。一週間ぶりのブログの更新です。実は10月12日の朝から岡山県の早島町へ写真コンクールの審査と講演会、早島写真同好会が主催する写真教室行っていた。13日で予定していた行事が終わったので、地元の写真家・高田昭雄さんの案内で、高松yから駆けつけてきた写真家のSさんとで小説家・藤原審爾の初期の代表作『秋津温泉』の舞台となった秘湯・奥津温泉へ遊んだ。

翌15日から17日までは、高田夫妻と友人のMさんと山陰の松江、出雲を中心に巡った。小泉八雲の世界や『出雲風土記』の風土を取材したかったのである。これらの取材記を写真を中心に2回に分けて報告する・・・・・・・・。

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12日の午後3時から第3回児島湾岸写真コンクールの審査がはじまった。応募作品は昨年より微増の約200点だったが応募者は13パーセント増えた。最終審査をする僕と早島町教育委員会 生涯学習課の黒瀬課長。今年はテーマを「児島湾岸地域の暮らしと風土」としたためか、力作が多かったので、入選作品を急遽10点設けてもらった。写真展は10月20日から同町のゆるびの舎でおこなわれる。詳しい内容については全体講評と作品評を書いているのでそちらをご覧ください。

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審査が終わった後、地元在住の日本写真かユニオン会員の写真家・高田昭雄さん夫妻とその友人のOさん、今回の企画を準備運営をした教育委員会のSさんと児島の何度か行ったことのある料理屋へ行った。地場物のいいだこや車えび、ワタリガニなどが美味であった。僕はこの日気分が乗って珍しく焼酎4合瓶を一本飲み干したのだ・・・・・・・・。

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この3年間、写真コンテストと「はやしま生涯学習まつり」の一環としての講演会を企画・運営を一人で担当してきたSさん。ほんとうにご苦労様でした。そしてありがとう・・・・・・・。

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13日は午後2時から講演会「ヒマラヤ・チベット巡礼の旅」だった。写真にはないが60人を越す人々が参加してくれた。午後6時半からは中央公民館に会場を移して早島写真同好会の主催で写真教室が開かれた。参加者は約30人ほど。それぞれ力作を持ち寄っての合評だったので少々疲れたのだ・・・・・・・・。終了後、有志のみなさんで軽く一杯やった。みな熱心な写真仲間で愉快な一夜であった・・・・・・・・。

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風光明媚な土地に不釣合いな看板を見つけた。これも僕らの電気料金で立てられているかと思うと腹が立つて来た・・・・・・・・。

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奥津渓で有名な天然記念物の甌穴。上流にダムが建設された影響で渓谷の流れは淋しくなったという。

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写真家の高田さんと高松のSさん。

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昼食は地元のおばちゃんたち手作りの料理を食べた。野菜が中心の献立で旨かった。お変わりは自由。コーヒーなどの飲み物の他にデザートまでも付いていた。料金は1200円と安かったよ~。

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温泉は奥津荘の内湯に入れてもらった。ここの鍵湯は400年前、津山藩主の森忠政が入浴するため、一般の人の入浴を禁止し、鍵をかけたことが由来だという由緒ある名湯である。常連客だった版画家の棟方志功をはじめ、与謝野鉄寛・晶子夫妻など多くの文人が訪れている・・・・・・・。

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吉井川の源流に位置する川辺にある奥津温泉は、文学の舞台にふさわしい情緒がある町であった・・・・・。

 

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