珍しく数年ぶりに風邪で寝込んでいる。今日で12日目。熱は下がったがひどい咳が止まらない。昨年暮れに予防のつもりで2週間分の風邪薬を処方してもらっていたのだが、まったく効く気配がない。薬屋でうがい薬なども買って試しているがまったくだめだ。特に床についてからの咳がひどく一晩中続いて眠れないのだ。この間、酒はもちろん外出も1度だけ、夜は早い時には7時前、遅くても9時には床につくきわめて健康的な生活のはずなのだが・・・・・・・。今日二つの病院へ行って検査をして、きちんとした処方箋をだしてもらうつもりである・・・・・・・・・。みなさんもくれぐれもご自愛くださいませ~☆
体調が悪いからといって何もしないというわけにはいかないのがフリーの辛い所。即、飯の種が底をつく。この間、「フォトコン」3月号に特集で「写真の見方、選び方」と言う原稿を4ページ書いた。また今年が生誕150年となる森鴎外のことについてある月刊誌にグラビア8ページと本文を書いた。「日本文学風土記ー島根県津和野」と言うタイトルだ。生まれてから10歳まで暮らした鷗外の故郷に寄せる思いを書いてみたのだ。掲載は先の話になるだろう。それに今年が没後100年となる石川啄木については、「大人の休日倶楽部」というPR誌が、啄木と故郷・渋民、盛岡の特集を組むというので写真の協力をした。デザイナーと編集者が家に来て3時間ばかり写真をセレクトして行った。4月下旬の発行だという。(株)タムロンPHフォトサイト・ギャラリーへの原稿依頼があり、作品15点と1000字あまりの原稿を書いた。内容は「三国志巡歴の旅より」である。サイトへのアップは3月中旬あたりになるという。ぜひ、ご覧下さい。http://www.tamron.co.jp/gallery/index.html
つまりゴッホゴッホといいながらもそれなりにがんばっているのだ。しかし、やはり外出は自信がなく、「一滴」句会をはじめ、JPS技術研究会や個展のオープニングパーティなどは失礼させてもらわざるを得なかった。早く完治しておかないとこれから恐怖の花粉の季節がやってくる。その対策も今日病院で相談してこよう。
写真はすべて千葉県の房総半島の写真。かって日本に400年以上前から続いてきた商業捕鯨を取材していたことがある。房総の和田浦、紀州の太地、宮城の鮎川をはじめ、捕鯨母船の「第三日新丸」やキャツチャーボーとなどにも乗船して取材したものだ。そんなこともあって房総には頻繁にでかけたのだ。そのいくつかを紹介する・・・・・・・・。
房総半島には小さな入江がたくさんありその集落ごとに漁港があった・・・・・・・・。
房総の海岸は奇怪な岩肌の海岸線がある・・・・・・・・。
房総半島は一足早い春の訪れで知られる。海岸線の畑は一面に色とりどりの花々で埋め尽くされる・・・・・。
房総の和田浦港は、夏場だけ房総沖に現れるツチ鯨の捕鯨基地となる。昔からおこなわれてきた沿岸小型捕鯨として認められているのだ。鯨をしとめるキッチャーボート。
解体されたツチ鯨はさらし鯨として地元を中心に食用として普及されている。僕もこの日干しした鯨を炙って食べるのが好きで、酒の肴としていただいている・・・・・・・・。和田にある鯨の加工工場で。
和田浦はのんびりしていた。初めて会った僕に潜って取って来た岩牡蠣をその場でたべさせてくれたり、魚をおろしてくれた。酒ものめのめと勧められた。いまでも気さくな海に生きる漁師たちの笑顔が忘れられない・・・・・・・・。