写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.421] 2012年2月16日 ”完熟を極める。”- 健康な土と太陽、そして植物本来の生命力を凝縮させた高知・夜須のフルーツトマトが今年も届いた・・・・・・。

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春一番、心待ちにしていた土佐・夜須の完熟フルーツトマトが地元で農業をしている福永誠道夫妻から届いた。福永さん夫妻と僕との出会いは、2年前の夏、岩手県花巻市の奥羽山脈麓の台温泉で知り合ったことは以前にも書いた。僕よりも一回り以上若い夫婦だが、何故か気が合い今日に至っている・・・・・・・。兎も角、野菜不足症候群の僕としては、こころからありがたい・・・・・・・・。  合掌

夜須のフルーツトマトの東京宣伝部長を任じている僕なのでまずは、このトマトについてPRをしなければならない。夜須がある土佐香美市の農業協同組合のパンフレットによれば、フルーツトマトの旬は、いま。早春から初夏にかけてが最盛期だそうだ。福永さんも現在毎日が徹夜状態で出荷におわれているという。パンフの一文を借りれば「太陽とともに七つの海を旅して 潮風は私たちの町にかえってきます。 選ばれたトマトの苗は特別仕立て。 水分をおさえ、植物の自然の力を 極限まで引き出すので 収穫は通常の5分の1くらいに絞られますが 糖度も高く、その風味は 感動するほどの美味さです。・・・・・・・」とある。

土佐の夜須という土地がどういう所かは、福永さんが写真でレポートしてくれました。以下の写真のすべての撮影は福永誠道さんです。完熟トマトの故郷をとくとご覧下さい。そして論より証拠で、まずは一口がぶりと食べて見て下さい。トマトに対する概念が吹き飛びます。とりわけ最近、京都大学の研究グループがメタボリック症候群に効くという研究発表をしたことから市場では、トマトが激売れとか・・・・・・。とにかくトマトの成分が脂肪を溶かすのだそうだ。まだ、マウスでの実験例ではあるが・・・・・・・・。何となく野菜や果物の隅の方に追いやられていたトマト君が表舞台の主役になる追い風になってくれればいいなあ~などと”東京の宣伝部長”は思っているのです・・・・・・・・・。

☆お問い合わせ☆ http://www.tosakami.or.jp/yasu-tomato/

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夜須のフルーツトマトが育つ高知県香美市夜須町の風景。1年を通しての日照時間は全国でも有数だ。

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夜須の海岸。南国の太陽がきらめく太平洋に面した温暖で自然豊かな土地である・・・・・・・・。

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太陽の光りを満遍に行き渡せるために特別な「立体栽培」をしている。また、大地と切り離したシート栽培は、土壌汚染の心配もない。栽培床には、ココナツ果実の殻を利用した有機肥料を中心に育てている。また受粉はマルハナバチが愛をこめてしているのだ・・・・・・・。(福永さんのハウスで)

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夜須のフルーツトマトは食味(硬さ、糖度、酸度)に徹底したこだわりを持っている。まず生産者自らが食べて味や外観をしっかりと確認し、糖度も定期的に測り、厳しく品質をチェツクしている・・・・・・・・・。

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この時期が旬。次々に出荷される夜須のフルーツトマトたち。選別も生産者自らの手で、内容、外観、糖度などおこなっている。農薬の安全使用についても生産者全員が誓約書を提出し、自らが育てたトマトに責任を持って消費者へ届けている。もちろん生産地と生産者の氏名は表示しているのは言うまでもない・・・・・・・。(以上の5点の写真はすべて生産者でもある土佐・夜須町の福永誠道さんの撮影)

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