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[no.424] 2012年2月24日 熊切圭介写真展 「池波正太郎」(御茶ノ水・ギャラリーF分の1、25日まで)を見てから、弟124回「桂 春雨の会」(お江戸上野広小路亭)を聴きに行った・・・・・・。

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上野広小路の交差点の角に建つ「お江戸上野広小路亭」の入り口。

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階段を上がって演芸場へ行く両側には、落語会のポスターが貼られている・・・・・。 

2月17日の夜から体調を崩し、丸7日間寝込んだ。最初の3日間は熱もあったので寝ていてもしんどかった。後半はひどい咳が続いた。実は現在も続いている・・・・・・・。しかし、以前から約束していた寄席に行くことと、熊切さんの写真展を見たいと思い出かけてみた。一週間家から出ないということは、本当に運動不足になる。都会の階段の上り下りの多さに屁木屁木した。もちろんこの間一滴の酒も呑んでいなかった。呑む気さえおきなかった。食事も本当に少量しか食べれなかったので、体力が落ちたのかも知れない。やったとの思いで、御茶ノ水の写真展会場に着いた。人混みの中を歩くのも久しぶりだったのでギャラリーに着いたとたん疲れがどっと出た。

写真家の熊切さんは、行き違いで授業があるというので帰られたばかりだった。熊切さんの人物写真は定評があるが、中でも僕はこの池波正太郎シリーズが一番好きだ。写真集などでは、拝見していたが、やはりオリジナルプリントで見る作品はいい。熊切さんと池波さんの関係が作品から伺うことができる。2人は同じ東京の下町の小学校の先輩後輩にあたり、11歳離れていると言う。先日のあるパティーで熊切さんとそこらへんの話はいろいろと聞いていたので、作品を見ながら親しみを感じたのである・・・・・・・・。 

まだ寄席を一度も聞いたことがないというある出版社の編集者と約束していた御徒町へと向かった。開演までには少し時間があるので、軽く腹ごしらえしておくこととなった。そういえば今日は朝、軽く食事をしたきりだった。鮨屋のカウンターに座って金剛さば、平ら貝、つぶ貝、寒ぶりなどつまんだ。編者者君は若いのでよく食べ、よく飲んでいた。「春雨の会」は久しぶりだった。木戸銭を払い会場に入るとほぼ満席だった。椅子席を増やした会場になっていた。この日の番組は、開口一番・・・・・立川こはる、 厨火事・・・・・桂春雨、 試し酒・・・・・立川志遊、 中入り後、 くしゃみ講釈・・・・・桂春雨 だった。志遊 師匠の「試し酒」は上手さは光っていたがいまひとつ力強さが欲しかった。春雨師匠の「くしゃみ講釈」は聞かせるもの があった。会場も終止笑いの渦がおこっていた・・・・・・・・。体調が完全でないのでこの日は早めに引き上げてきて、すぐに床についたのである・・・・・・・・。      

 

 

 

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