写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.420] 2012年2月13日 小松健一主宰・写真研究会「風」 2011年度合宿in伊東温泉に、長崎、高松、岡山、京都、名古屋などから14人が参加。作品を前に2日間にわたって熱い創作論議がおこなわれた・・・・・。

2月11日~12日、静岡県伊豆の伊東温泉で、小松健一主宰・写真研究会「風」 2011年度合宿がおこなわれた。「風」のメンバーは、仕事や法事、体調不良などで欠席が相次ぎ、5人しか参加できなかったがメンバー以外の人たちが長崎、高松、岡山、京都、名古屋などから8人がそれぞれ力作を持って参加してくれたので有意義な合宿となった。2日間にわたっての美味い伊豆の魚を肴に、楽しい酒を酌み交わしながらの写真談議はなんとも言えない豊かなな時間であった・・・・・・・・・・・。

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 湯河原温泉、熱海温泉、伊香保温泉などで合宿をしてきたが、今回はじめて伊東温泉で開催した。初参加者が女性2人と現役バリバリのプロ写真家だった。持ってきた作品もユニークで、大いなる刺激をみんなに与えた・・・・・・・。

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午後2時から鈴木事務局長の開会宣言ではじまり、僕が主宰者として「写真の見方、選び方」について30分ほど講義をしてから弟1回目の作品合評に入った。熱い作品合評は5時半まで続き、一旦休憩に入った。ゆっくり温泉に入ってから夕食・懇親会。8時半まで1年ぶりに会う写真仲間同士の懇親は続いた・・・・・・・。

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左から長崎でフリーの写真家をしている山崎君、初参加の高松からのSさん、座椅子を借りて座っている僕の左はやはり初参加のフリー写真家のHさんです~☆

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9時過ぎからは場所を移して写真交流会。みなそれぞれ写真やパソコンに入っている写真などを見せながら写真談議に花が咲いていた。シャツターの切り方、カメラの構え方などの実技もやった。お酒も用意したのはみな干した。そろそろお開きにしようと言って時計をみたら午前3時近かったのだ・・・・・・・。

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初参加でフリー写真家同士の2人、話は盛り上がっていた。左が名古屋の写真家・Mさん。

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この3人は都内にスタジオと事務所を共同で持っている。真ん中が塩崎「風通信」編集長、その左が昨年の伊香保合宿に参加した写真家のTさん。

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鈴木「風」事務局長もご機嫌。「もっと同人や会員は真剣に創作活動をやらなければ・・・・とみんなの作品を拝見してつくづく思った」と語っていた。

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2日目の12日は、朝9時から作品合評を開始。午後1時までの4時間で7人の作品が並べられた。真剣に作品を見つめる烏里君(僕の左)と京都から2年ぶりに参加したOさん。

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次々に登場する力作に、みな熱が入る。今年中に個展を開く予定の人がほとんどだから、300~500点ほど作品を持ってきた人もいた・・・・・・・・。写真賞へ応募すると言う人もいた・・・・・・・。

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高松から参加したSさんの作品。彼女はすでに都内で個展や写真集の刊行もしていたが、6~7年のスランプがあった。久しぶりに彼女の写真をみたという感じだった・・・・・・・。大きなテーマに挑みたいと抱負を語っていた・・・・・・・・・。

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遅い昼食は、網代漁港でした。漁師の人たちが港で魚や貝を焼いていた・・・・・・・・。

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 この他にいかの刺身もサービスで食べさせてくれた。ありがとう。イカのつみれ揚げ入りうどんも美味しかった・・・・・・・・・。漁業組合直売の干物をみんなみやげに買った。

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 真鶴駅前にある大衆磯料理「大松」はいつもお世話になっている。漁師相手の店だから天道様が高いうちから店を開けているのがいい。僕は「小松」だから兄貴分みたいな店だ。下の写真は右から高松のSさん、長崎の写真家・山崎君、塩崎君、それに地元の漁師・佐々木君です。

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網代港で油を売っていたら真鶴岬の福浦港で漁師をしている佐々木君から電話が入った。「今日来ると言っていたので金目や白ムツを釣って待ってるよ・・・・・・」と言うので有志7人で出かけた。塩崎君の左が天恵丸の船長・佐々木幸寿君 (www.sen-sqn.infq) 。彼とはかれこれ20数年の付き合いだ。こちら方面に来る時にはいつも世話になっている。いまやすっかり地元の漁師として生きているからすごいと思う。最近また一回り大きな船に変えたという。ちなみに天恵丸は娘さん2人の名前から付けた。その後3人目の娘さんが生まれたので「いま一艘必要だね」と僕が言ったら笑っていた・・・・・・・・。

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 佐々木船長がこの日吊り上げた金目、白ムツ、サバなどの刺身盛が二盛でた。新鮮で美味かった。塩崎君のうれしそうな顔を見ればお解りでしょう・・・・・・・。

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金目の頭は煮付けてもらい、アラはアラ汁を作ってもらった。真いわしの干物は酒のあてには最高だった。僕の大好物だ・・・・・・・・。6時前の電車で東京に戻り、都内に泊まるという長崎の山崎君と高松のSさんに付き合うことにした。お腹はもういっぱいだったがせっかくだからと面白い店に案内してゆっくりやりながら数時間話をして握手を交わして別れた・・・・・・・・・。

参加してくれたみなさん。本当に2日間ご苦労さまでした。来年はさらに高見に到達していることを楽しみにしています。   合掌

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