写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.418] 2012年2月8日 今年の仕事の企画をマネージメントして、東京に残る「昭和の香りが漂う店を愛する会」の発足を決意した・・・・・・。

 昨年の11月以降、仕事らしい仕事をしていなかったので、2012年という僕にとっては勝負の年となるだろう今年になって珍しく企画の売り込み、つまり僕が大の不得意とするマネージメントとやらをしたのだ。

生誕130年を迎える上州の探検家・矢島保治郎の記念展の巡回とそれに関連する報告集、ポストカード、ポスター、写真の販売などを群馬県の大手印刷会社の社長さんをはじめ、支えてくれる人たちとの打ち合わせからはじまって13本の企画を持ち込んだ。大手新聞社の出版局責任者、凝った本を出して注目を浴びているY出版社の編集部長などなどと4~5時間に渡って真剣に話し合ったのである。結論は直ぐには出ないが何本かの企画に手ごたえがあった・・・・・・・。がんばるぞ~!!☆☆☆

そして話が終わった後は、一杯呑む。僕の好きな昭和の香りが漂う店へいって・・・・・。僕は東京に残る「昭和の香りの漂う店を愛する会」を立ち上げようと前からひそかに思っていたが、ここへ来て本気になって行動を起そうと思った。それはどの店もここ数年、お客が激減しているからである。団塊の世代のお客が退職をし、若い世代が、こうした昔からある店の魅力をしらず、足が遠のいているからだ。まず、20代~50代に、こうした店の存在と魅力を知らしめることからはじめたいと思っている・・・・・・・。美味い酒と肴をこよなく愛するみなさん。ぜひご協力ください。会費も会則もありません。ただ会が認定した店を愛して、できるだけ呑みにいき、友達や知人にこっそりと店を教えてあげていただくだけでいいのですよ~。よろしくお願いしますね。

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 港区浜松町にある「芝文」。50年ほど前からこの地で魚屋をしていたが、20年前から現在の大将が魚料理をメインにはじめた居酒屋。若大将の美しい奥さんも店でテキパキと働いていて気持ちがいい・・・・・・・。

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どの食材も鮮度がいい。酒好きにはたまらない肴がめじろ押しだ・・・・・・・・。

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この日の焼酎は屋久島の芋焼酎の「三岳」。鮪の脳天が美味だった・・・・・・・。

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調理場に立つ大将とずらりと並んだ魚介類・・・・・・・・。元魚屋さんだけあって種類は豊富だ。

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 「芝文」へ誘ってくれた友人がどうしてももう一軒付き合ってというので、新橋のおでんと日本料理の「一平」へ。ここには彼女の友達がいるのだという。一平の本店は銀座の並木通りの路地を入った所にあった。僕は「ルパン」や「とりぎん」で呑んだ後、よく「一平」にも寄ったものだ。個人まわりとした店のたたずまいがすきだったのである。でも火事であたりが焼けてしまいビルになってしまい残念だった・・・・・・・・。

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スキュバーダイビングが好きで、水中写真をやるMさんとそのお友達・・・・・・・。

 

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作家の中村さんと16年ぶりに再会して呑んだY出版のS編集部長と。彼の行きつけの内神田の「ひさご」。神田界隈はまだこうした昭和の雰囲気が残る店がある。週一回、津軽三味線のライブを店の中でやるそうだ。店員も三味線を弾くという・・・・・・・。中村さんはいま、売れっ子の作家だが、昔は僕と中国を旅したり、よく飲み歩いたものだった。いまも時々は呑むが・・・・・・・・・。

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鯛の頭の煮付け、鰤カマの塩焼き、鮭のハラスなど旨かった・・・・・・・。

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16年ぶりの再会を記念して、中村さんが撮ってくれた・・・・・・・。いい仕事をしょうと固い握手を交わしたのである・・・・・・・・。

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2人と別れた後、僕が愛してやまない池袋の沖縄料理の店「おもろ」へ独りで寄った。たまたま隣り合わせになった若い精神科医と医学療法士の女性とで話が盛り上がり、「おもろを愛する会」を結成することになった。僕が会長で、精神科の先生が副会長で彼女が事務局長となった。とりあえず3人での船出だ。当面は月に一回以上はおもろに来ることを約束した。大将にも承認してもらったので、年に1回ぐらいは貸切で何かイベントをしたいねなどの話になって大いに盛り上がった夜であった・・・・・・・・。みなさんも参加してちょう~だい!!

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