写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.609] 2013年8月15日 今日は、310万人余りの日本人が戦争で亡くなった敗戦の日・・・・・・黙祷。 山城博明の眼差し「報道カメラマンが見たー激動のOKINAWA42年」(日本新聞博物館/18日まで)、第24回「マリナーズ・アイ」展(横浜・赤レンガ倉庫/14日で終了、神戸・北九州で巡回展)を見に行った・・・・・・。

今日8月15日は、68度目の敗戦の日。この日は決っして終戦の日ではない。日本人だけでもこの戦争で亡くなった人は310万人余あり、アジアで日本軍が虐殺した人数は2000万人とも言われている。靖国神社へこの日、参拝して「御国のために命を捧げた英霊の御霊に・・・・・・・」と言うような次元の話ではない。それならば戦争で兵士でもないのに犠牲となった多くの一般市民たちはどうなるのだろうか・・・・・・・・。それこそ広島や長崎の原爆で一瞬にしてなくなった数十万の人びと、東京大空襲で一晩で亡くなった10万人を超える人びとなどには、安部首相をはじめ、自民党の国会議員や閣僚たちは思いを馳せないのか、その御霊に手を合わせないのか・・・・・・・・・。もちろん日本がアジアで侵略していた国々で亡くなった人々に対しても・・・・・・・・・・。

僕の個人的な話であるが、叔父さんが27歳で中国戦線で戦死している。母のすぐ上の兄だ。 今日は68年前の過ちをふくめて深く反省をし、アジアや日本などで亡くなった幾多の御霊に対して心からご冥福を祈る日である・・・・・・・・・。    合掌

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連日の異常な極暑続きであるが、僕が審査をしている「マリナーズ・アイ」展と友人の琉球新報の山城博明さんの写真展がまもなく終わってしまうので、暑さが少し柔らいだ午後に1年ぶりに横浜に出かけた・・・・・・・・。
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琉球新報創刊120年企画展として同写真映像部のカメラマン・山城博明さんが42年間にわたって沖縄を追い続けた記録である。沖縄返還闘争、米軍基地問題から沖縄の自然、伝統・文化まで一人の報道カメラマンの眼差しで撮ったことがすばらしく、何よりも説得力があった。 猛暑のお盆休みにも係わらず大勢の家族連れなどが真剣に見ていたことはうれしかった・・・・・・・。

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その後、近くの赤レンガ倉庫1号館で8月8日~14日まで開催していた第24回「マリナーズ・アイ」展へ行った。この人と海のフォトコンテストはもう20年間にわたり僕が審査委員を務めてきている。今年は約3700点の応募作品のなから入賞、入選した120点が展示されているので見ごたえがあった。この後、北九州市立美術館で9月1日から9月23日まで。9月25日~10月6日までは、神戸海洋博物館で巡回展が開かれる・・・・・・・・。主催者で受付を担当していた人たちと記念写真。

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会場を人通り見た後、隣のカフェでお茶をごちそうになった。土日の入場者は一日で900人を超えたという。僕が行った日もすでに300人を超えていたので案外入場者が多いことに驚いた・・・・・・・。
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夕暮れの横浜港湾岸を歩いて桜木町駅の近くにある野毛町界隈の飲み屋街まで行った。軽く2軒ほど飲んで帰った。帰りの電車は、家の最寄り駅まで乗り換え無しで来れるようになったので安心して眠ってしまった・・・・・・・。

 

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