25日(月)から4日間は、珍しく都内に出っ張りの日が続いて、くたびれ申した。酒も震災以後、一滴も飲まない日が20日間もあったのに、この4日間は、呑みっ放し・・・・・すみませんね。草臥れました。遊び呆けていたわけではなく仕事等は、きちんとやっていたし、東北への思いは常に考えてもいたのです・・・・・・・。
25日は、久ぶりに友人と銀座であった。まずフイルム現像を出しに写真弘社へ。そこで銀座アートギャラリーを見る。次はキャノンギャラリーの公文健太郎写真展「ゴマの洋品店ーネパール・バネパの街から」へ。力作である。しかし上手過ぎる。ちょうど公文君がいたので、「若いのだからもう少し破綻があってもいいのでは・・・・。あまりにもきっちりと決まりすぎるきらいがあるね」と感想をのべた。「師匠の本橋からも同じことを言われています」と彼は言った。近くまたネパールへ行くとのこと。握手をして別れた。その足で銀座・二コンサロンへ。そうしてようやく銀座ライオンで遅いランチを生麦酒をのみながら・・・・。続いて、ギャラリー新居の藍染の展覧会を覗く。ちょうど大阪から社長も来ていてしばらくぶりに話をした。吉野川流域の阿波藍を世に知らしめるために活動をしていると云う女流作家の作品が並んでいて、僕も気に入ったのがあったので思い切って買い求めた。値段はそれなりのものではあったが、新居さんが少しサービスをしてくれたのだ。次にライカ銀座店サロンの「ロバート・キャパ写真展」へ。残念ながらここは休館日だった。
今日はなかばヤケクソ気味にギャラリーめぐりをしょうと決めてメトロに乗って中野坂上へ。向かったのは東京工芸大のキャンパス内にある写大ギャラリー。ここで5月29日まで開催されている文化功労者顕彰記念・細江英公写真絵巻「ガウディの宇宙」を見に行ったのである。今までに何度か見ている作品ではあるが、今回のは全長約26メートルの写真絵巻全3巻、圧巻の作品であった。場所が場所だけに鑑賞者は一人しかいなかったが、しずかな空間のなかでガウディの建築作品と細江英公の写真作品との激突の息ずかいを感じ緊張感が溢れていた。今度は戻って新宿。柿傳ギャラリーでの若手陶芸家の「今泉毅陶展」。そして最後にコニカミノルタギャラリー。3つの写真展を開催中だったが第36回木村伊兵」衛写真賞受賞作品展「下園詠子・きずな」を見た。それらしく上手く写してはいるが、木村伊兵衛賞には、このパターンが多すぎるのが気になった・・・・・・・・。