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[no.368] 2011年10月14日 讃岐 80番霊場・国分寺、81番霊場・白峯寺、82番霊場・根香寺、83番霊場・一宮寺。 土佐 31番霊場・竹林寺、33番霊場・雪渓寺、34番霊場・種間寺を巡礼した・・・・・・ 合掌

前回の岡山・早島、高松、高知の5日間の旅・・・・人物編に続き、今回は四国八十八ヶ所の霊場のうち、七つの寺院を巡った時に僕の感性に触れた場所で撮影した写真を中心にレポートする。いつものコンパクトデジカメの28ミリレンズ装着、シグマDP-1での撮影である。今回は僕は取材のためでなく、岡山のKさんがこの4年間、女性でありながら歩き遍路で四国霊場を2回と半分ほど廻って写真を撮ってきた。その並ならぬ精進に敬意を払い、少しでも役立てたらとアドバイスのために来たのだ。 ほとんど役立たなかったようだが、あえて僕の駄作写真をこのブログにアップすることによって、自らの作品との比較をし、何かを見出してくれたら幸いである・・・・・・・。

 

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四国第八十番霊場、白牛山・千手院・国分寺。京都御室仁和寺の別格本山。奈良時代中期の太平13(741)年創建。七重の塔の礎石がいまも境内に残る。その礎石からは、東洋一の高さを誇る京都・東寺の五重の塔よりも規模が大きかったと判明している。
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四国第八十一番霊場、別格本山・綾松山・白峯寺。崇徳天皇の御廟所でもある。弘仁6(815)年、弘法大師による開基だという。その後、保元の乱で当地に流されていた第75代崇徳天皇が、長寛2(1164)年に崩御され、遺言によって当山で荼毘にふされて御陵が営まれたという記録が残っている。
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四国第八十二番霊場、根香寺。約1150年前の平安時代に弘法大師が開基した。空海が当山にきた時、五色台の山々に青峰、赤峰、白峰、黒峰、黄峰と命名した。本尊の千手観音像は、秘仏で33年に一度しか御開帳されない。国の重要文化財に指定されている。
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四国第八十三番霊場、一宮寺。大宝年間(701~703)年に義淵僧正が開基した。弘法大師は大同年間(806~810)年の当山に留まり、聖観音像を刻んで安置し、本尊としたという。隣接する田村神社は参拝する気にはなれなかった・・・・・・。
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四国第三十一番霊場、五台山・竹林寺。御本尊は文殊菩薩である。高知市内と黒潮踊る太平洋が見渡せる五台山の山頂にあった。
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四国第三十三番霊場、高福山・雪渓寺。弘法大師が782~806年に開基した寺院。鎌倉時代の運慶らの作の毘沙門天像が安置されたことも。戦国時代、土佐を治めた武将・長宗我部元親の菩提寺となり、元親の法号の雪渓にちなみ雪渓寺となった経緯がある。
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四国第三十四番霊場、種間寺。秋の西日はつるべ落としというが、一旦傾きかけた陽は沈むのは早い。種間寺についた時間帯はそんな時だった。駐車場で高知の名物・アイスクリンを売っているおばちゃんも店じまい。僕を除いて3人は、アイスクリンにかぶりついていたのだ~・・・・・・・・。   合掌

 

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