写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.367] 2011年10月12日 岡山・早島、高松、高知と巡った5日間。四国遍路の旅ー国分寺、白峯寺、根香寺、一宮寺、竹林寺、雪渓寺、種間寺を巡礼した・・・・(第1回・人物編)。

 

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(写真は四国八十八ヶ所31番札所、土佐・竹林寺で)

10月7日から11日まで、岡山の早島町からスタートして香川・高松、そして土佐・高知と巡って岡山へ戻り新幹線で11日の夜自宅へ帰った。第1回目の今回はこの旅で出合った人々を写真を中心に報告する・・・・・・。

☆次回は、7つの四国遍路の札所の寺院を写真をメインに紹介したいと思う。ご期待くださいね~。

 

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第9回おかやま県民文化祭地域フェステバル・早島芸術祭2011の藝術・文化イベントのひとつである第2回児島湾岸写真コンクールの審査委員として昨年に続き今年も早島町に行った。担当の教育委員会のSさんが岡山駅まで出迎えに来てくれたので、午後3時前には審査が始められた。第一次予選をする僕。Sさんが撮影してくれた。
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担当の生涯学習課のD課長と賞が決まる最終審査をする。
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この一年間、企画の段階からチラシや要綱、テーマなどを一緒に考えてきた担当のSさん。明るくテキパキと仕事ををこなす素敵な備中の女性である・・・・・・。
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7日の夜は、写真研究会「風」の同人である写真家の高田さんの家に、高田さんが指導する地元の写真倶楽部の中心メンバーが集まっていた。僕とSさんも呼ばれて、瀬戸内の新鮮な雑魚を奥さんが料理した夕食をご馳走」になりながら写真談議に花を咲かせた。みんなの写真に対する情熱をひしひしと感じた夜だった・・・・・・。
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1年間ご苦労さまでしたと、Sさんと記念写真を撮る。10月21日~30日まで、町内のゆるびの舎で入賞・佳作作品の展示会と表彰式も控えているから本当に彼女が忙しくなるのはこれからだけれども・・・・・・。一応、僕の役割は、後は講評のみで山場は越したので、この夜は遅くまで美味しい酒を飲んだのだ~。
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翌日は、芸術祭特別企画としてSさんが企画した小松健一のトークショー「写真で感じる宮澤賢治」が午後2時から町立ゆるびの舎で開かれた。前日まで参加者申込者が35人だったが当日の参加者が増えて約60人となった。用意していた椅子が足りなくてあわてて並べたほどだった。教育長室で内合わせ中のSさんをパチリ。持ってきた近著『宮澤賢治 雨ニモマケズという祈り』も30冊ほど売れた。
夜6時からは、岡山のアマチュア写真家20数人が集まって僕の「写真道場」を受けた。今年でこの道場は5回程になるが、年々参加者の腕が上達し、指導する僕としては張り合いがあると言うものだ。岡山県展の上位入賞者が次々と出るほどになっているという。日常的に指導している高田さんの努力が実っているのであろう・・・・・・。
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3日目の9日は午前9時過ぎに早島を出て讃岐へ向かった。高田さんの奥さんのKさんが4年間撮り続けている四国遍路88ヶ所巡礼の旅を僕も少し一緒に辿ってアドバイスができたらと思ってだ。個展までいま一歩の所まで来ているのだ。それに高松にいる写真家のSさんの家にも行くことになっている。11時に僕らと合流して札所の取材を開始した。昼食に僕が讃岐うどんが食べたいとリクエストしたので食べにいったが人気店らしく県外からのお客さんの行列が出来ていた。
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店内の光景。基本的にはすべてセルフサービス。料金は食後、自主申告で払う仕組みになっていた。
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僕は2時を過ぎていたのでうどんの大盛りに、天ぷらを食べた。生姜は自分で摩り下ろして好きなだけ食べられた・・・・・。
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夜は、高松のSさん宅にお世話になった。その前に近くの温泉に浸かってきた。ブログを見ている人は気付いたと思うが、Sさんは先日の6日まで、横浜、東京に写真展へ出品しているため来ていたのだ。娘さんの同志社大学生の愛ちゃんも8月末から9月初旬まで上京していた。娘さんの高校3年生の優ちゃんと夫のTさん。優ちゃんも小さな頃からよく知っているので会うのが楽しみだった・・・・・・。
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本当に背が小さかったので、心配していたらもうすぐ160センチになるほど成長していてビックリ。彼女は剣道2段の腕前。書道も幼い頃からものすごく上手く、大学もこの特技が生かせる大学を受験するという。優ちゃんがんばれ~☆☆☆
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10日の朝、高田さんご夫妻とSさんと優ちゃん。玄関前で。この日僕らは土佐路の札所巡りのために、早めに高松を出発した。
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ちょぴり女性らしくなったが、いまだ愛くるしい優ちゃんで~す☆!! 眩しい18歳の肖像!!☆
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高知では、ちょうど昨年まで2回僕が写真の審査をした第65回 高知県美術展覧会が開かれていた。10月7日~23日まで県立美術館と高知市文化プラザの会場でおこなわれる。高知新聞社の担当者がぜひ、観て行ってくださいというので、高田さん夫妻と須崎から駆けつけてきてくれた写真家のOさんを誘って行ってみた。
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ばったり僕の古い友人の前テレビ高知にいたYさん夫妻と会った。お母さんと一緒だった。奥さんのY子さんが彫刻をしていて昨年に続き今年も入選した。その作品の前で家族の記念写真を撮る。1年ぶりの再会だった・・・・・・。
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全紙、全倍のサイズの写真が、342作品づらりと並ぶのだから会場は壮観である。作品解説をする県展無鑑査のTさん。彼も20数年来の写友である。
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この日も遅い昼食。市内のおひろめ市場で。数年前から観光客が押し寄せてご覧の通り。以前のような土佐ののんびりした雰囲気はもうないぜよ~。それでもさっそくカツオのたたきを食べたのだ~。
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土佐の夜は、思いもかけず10人が寄るという”大宴会”になってしまったぜよ。高知新聞の元写真部長のKさんが地元の写真家に声をかけたらしい。県展でばったりと会ってしまったのだ。夜須のフルーツトマトを栽培しているFさん夫妻も駆けつけてくれた。今年は7~8年続けていた北海道・東北バイクツーリングに行けなかったが、来年こそはぜひ実現したいと語っていた。12月頃からの本格的な出荷が始まると言う。今年は作付けを昨年の倍にしたと張り切っていた・・・・・・・。
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農民ライダーのFさんと写真をはじめてまだ数年というMさん。今年も昨年に続き県展には、入選したという。
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Fさんの奥さんもライダーで酒豪。昨年夏、花巻の台温泉でばったりと会ったのがきっかけで友人に。高田夫妻とパチリ・・・・・・。
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10時半頃に一旦会をお開きにして、高知新聞のKさんと県展で2度の特選を受賞している地元の女性写真家Wさんと3人で2次会へ。昨年まで僕の高知での常宿、日航高知ロイヤルホテルの最上階のバーでバーテンダーをしていたTさんがこの夏、待望のCafe Bar[ STAR LIGHT](Tel 088-871-5800)を高知市内にオープンしたのだ。僕は彼女のファンの一人としてどうしても彼女の夢の城を見てみたかったのである。思っていた通り、店は落ち着いた雰囲気で感じがよかった。僕はお祝いに奮発して「山崎」のボトルを入れた。みんなにも飲んでもらった。店の入り口の壁に僕の作品を飾りたいというので、プレゼントすることにした。お店の開店祝いさ~。彼女の夢が一歩一歩実現するように心から願わずにはいられなぜよ・・・・・・・・。
この旅で出合ったすべての人々に心からの あ・り・が・と・う・・・・・・・  合掌
 

 

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