写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.2300] 2022年11月28日 親しい陶芸家の「うつわ彩々 高橋芳宣展」(ノイエス朝日/11月26日~12月4日)、斎藤芳子(七宝焼)風喜人(書)二人展(軽井沢倶楽部・ホテル軽井沢1130/11月30日まで)へ行く。そして、ご先祖さまの墓参、上州の兄弟たちと久方ぶりに呑む・・・。

 

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4カ月ぶりの上州であった。この6月~7月にかけて個展「琉球 OKINAWA」を前橋で開催して以来だ。上越線と両毛線と高崎線、吾妻線が合流する新前橋駅。萩原朔太郎の『郷土望景詩』のなかに登場する詩、「新前橋駅」で知られる。「野に新しく停車場は建てられたり」で始まる・・・。正面右手に榛名連山、後ろには赤城山が連なっている。

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11月26日、午前中に家を出たが、トラブルで大宮で約40分、高崎で10分遅れた。寒い中、列車が来るのを待つ人々(大宮駅で)

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11月26日オープンで高橋芳宣作陶展が始まった。真ん中が高橋さん。左が群馬在住の写真家・天川弘さん。協同組合 日本写真家ユニオンの監事もしている。僕に写真家の眞月美雨さん。

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今回は「うつわ彩々」というタイトル名がついている通り、日常的に使用する食器が多い。

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弟の勝三も夫婦そろって高橋芳宣ファン。初日に来て早速気に入ったものを購入していた。美雨さんも高橋さんの小さい作品をコツコツと集めている。

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写真家の眞月美雨さんも高橋さんとはかれこれ10年近い付き合いになる・・・。

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突き出し。

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刺身の3点盛。

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フグ刺しの炙り。

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この夏に何度もお世話になった新前橋駅前の割烹「久松」へ行った。個人周りとした店構えだが手頃の値段で凝った料理を出す。日本酒が揃っているので弟と高橋さんはそれぞれ5合ほど呑んでいた。

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コハダの昆布締め。

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僕の好物の下仁田こんにゃくの刺身。

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宮崎の友人が届けてくれた「百年の孤独」を庭の色づいたもみじの葉をそえて頂いた・・・。

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場所を前橋から渋川に移し、もう一杯。高橋さんも少し呑み足らないのでと一緒に来た。左から弟の修二・宇基子夫妻。勝三・美香夫妻。右手前から修二の長男・宗徳君、僕、美雨さん。

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翌、27日午前中から墓参に行った。故郷の光景が広がる。谷川岳をはじめとした上越国境の山並みが見える。小松家の墓地から。

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三男の勝三が案内してくれた。

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八ッ場ダムが出来て作られた人造湖。この湖底には多くの人々と集落の文化や歴史、吾妻渓谷に代表される名勝。そして数百年の歴史をもつ川原湯温泉郷・・・・。僕の青春時代の一コマも塗りこめられている。中学、高校時代に地元の生徒たちは「ダム反対」のビラを雪の積もる中、一軒一軒配ったり、測量のために掘られた穴の中に飛び込み、コンクリートを流し込ませないようにしたり、時には冷えた身体を温泉であたためてから団結小屋に泊まり夜を徹して語り合ったりもした・・・。

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湖畔にある地元のうどん屋さん。人気があるらしい。

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地元・岩島集落の手作り味噌こんにゃく。美味だった・・・。

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対岸が新しくできた「川原湯温泉」。なんの風情も無くなってしまった。あと100年もたてば少しは雰囲気が出るのだろうか・・・。

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長野原町の北軽井沢から望む浅間山。久しぶりにシャツターを切った。

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背後には万座、白根、草津などが一望できる180度のパノラマが広がる・・・。

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2人展が行われている嬬恋村鎌原の「ホテル軽井沢1130」の屋上からの眺め。

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書家の風喜人さんと七宝焼きアーテストの斎藤芳子さん。それぞれ15の大作品を並べている。風喜人さんは来年台湾で大きな展覧会を予定している。斎藤芳子さんは定期的にカザフスタンの美術大学に招聘されて学生たちに教えている。活躍中のアーティストである。

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2人の書と七宝焼きのコラボレーションした作品もある。勝三と美雨さんと・・・。

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ようやく地元に戻った。電車で3時間ちょと。結構疲れる。まずは乾いた喉を潤すために駅前の時々入る焼き鳥屋へ。いまどきのコロナ禍のなか、これだけ煙が充満している店は珍しい。

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毎回注文する「鶏の刺身」、「鶏のタタキ」がなかった。やもう得ず「鶏レバ刺し」を食べた。

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僕の締めはこれ~!!焼きおにぎりだ~!!!「よく焼き」ではあるがイマイチ・・・60点。

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