写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.2297]  2022年11月6日  晩秋の11月5日、松本徳彦写真展「越路吹雪 讃歌」(丸の内フォトギャラリー&アートスペース丸の内/11月30日まで)、高橋智史写真展「男鹿ー受け継がれしものたちー」(新宿・OM SYSTEM GALLERY/11月7日まで)を見に行った・・・。

 

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地下鉄から外に出ると丸の内界隈は、すっかり晩秋から初冬の景色に様変わりしていた。

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国際ビルと二重橋スクエアのビルディングの間から皇居方面の黄葉を見る・・・。

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新東京ビル一階にあるアートスペース丸の内(第二会場)の前で松本徳彦さん(前公益社団法人 日本写真家協会副会長)。御年86歳。

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松本さんと立ち話をしていたら写真家・宅島正二さんと会った。宅島さんは古いJPSの会員だったし、写真家ユニオンの創立メンバーで理事もしていたので、僕や松本さんとは旧知の仲。この顔ぶれは珍しいからと3人で写真を撮った。快晴堂フォトサロンの人が撮ってくれた。左から宅島さん、松本さん、僕・・・。

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松本作品から。「越路吹雪リサイタル 日生劇場 1970年1月」 越路吹雪さんの珍しい着物姿。お正月の公演だったからか。

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松本作品から。「編み物 自宅にて 1974年1月」 自宅のベランダで花々に水をやっている所や夫とくつろいでいる姿などプライベートな時を松本さんにだけ、越路さんは撮らしていた・・・。

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新東京ビル2階にある丸の内フォトギャラリーの作品の前で。松本さんの作品と文章など永久保存版として約50ページ特集を組んでいる雑誌「花美術館」を頂いた。

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写真展会場全景。

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会場から東京駅まで歩いて地下鉄丸ノ内線に乗った。途中の雑踏の中で、快晴堂オーナーで写真家の佐藤仁重さんと会った。元アサヒカメラの副編集長だった田代さんにも・・・。

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地下鉄丸ノ内線の新宿駅で下車し、西口にある高橋君の写真展会場へ向かう途中の壁。

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この写真展は、10月27日から始まっている。旧オリンパスギャラリーだ。

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高橋智史さん。1981年秋田生まれの新進気鋭のフォトジャーナリストだ。主な受賞は、上野彦馬賞入賞、国際ジャーナリスト連盟(IFJ)日本賞大賞、名取要之助写真賞、三木淳賞奨励賞、土門拳賞、秋田県芸術選奨など。 第38回(2019年)土門拳賞受賞作『RESISTANCE カンボジア 屈せざる人々の願い』(秋田魁新報社)を購入した。s-IMG_4709.jpg

展示作品の中から。     杭掛けの稲束重し男鹿半島  風写

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男鹿半島を代表するナマハゲの本物の面が会場に飾られてあった。

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展示作品の中から。     鬼面神棲む半島や星月夜  風写

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実はこの日がお互いに初対面だったが、何故か意気投合した。30歳近く離れているのに・・・。彼は僕のことをよく知っていて、「こうして小松さんとお会いできたのはうれしいです。一緒に写真を撮るなんて信じられない・・・」と言っていた。こうした若い熱情のある写真家が出てくることは本当にうれしい限りだ。がんばってほしい・・・。

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会場を後にして、新宿西口の「思い出横丁」に寄ろうかと思ったが、気が変わって久しぶりに池袋の北口方面へ行くことにした。駅近くの池袋界隈では最古参の焼き鳥屋「三福」へ行った。僕もかれこれ40年は通っているが、この店は70年以上の歴史がある。まず入って必ず最初にいただくのは名物「なか豆腐」。1年ぶりぐらいだったので値段はどれも10~15%ぐらい値上げしていた。しかしこの「なか豆腐」は350円で値上げをしていなかった。うれしかった~!!

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焼き鳥の店ではあるが、生ものもしっかりしているのがこの店の良さでもある。

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新しいメニュー、そのどれもが10~15%ぐらい値段が上がっていた。このご時世、やもう得ないか・・・。いままでは、呑んだ時の肴やメニューなどはあまり撮らなかったが、最近は写真を撮る機会が少くないので、ひとつの記録として撮ってみようと思った。多分、他人の飲み食いしたものなどは見たくもないとは思うのだが・・・。まあ、少し続けてみようかな~!!

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名物の焼き鳥。他店では余り食べられない部位がある。真ん中は僕の好きなタタキ軟骨。マル軟骨も好きだったが、歳を取るにつれ固くて閉口するようになった。

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マグロの切り落としと、かぶの味噌づけ。

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ちょうど池袋で仕事が終わったという写真家の眞月美雨さんが、やって来たので一杯呑んだ。店員さんはネパール出身のきれいな人が多いでうれしい。

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僕は安い”下町の労働者の酒” ホッピーの白にした。

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最寄り駅の構内にある開店日から行っている鮨屋にちょこっと寄り、少し腹ごしらえをした。8貫(マグロ、しめさば、コハダ、海老、いか、つぶ貝)と1巻(納豆)で締めて1040円なり。酒はボトルを入れてあれば無料である。この店も昨年から2度ほど値が上がった。メニューも半分ほどになってしまった。僕が通うようになってから店長は4人変わった・・・。

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