8月23日から9月2日までの雲南省への旅は、この11月4日から東京中国文化センターではじまる小松健一写真展「三国志巡禮」の最後となる取材とともに、来春、リコーイメージングスクエア・新宿で開催する小松健一写真展「探検家・矢島保治郎~中国・チベットに足跡を辿る(仮)」の取材をかねていた・・・・・。
すでに「写真レポート」として2回に分けてブログで報告しているので、今回は愛機・シグマDP1で撮影した食文化に関する写真を紹介する。食文化などと偉そうに言っては見たものの、単に毎日の朝飯、昼飯、夕飯の一部をレポートしたものだ。しかし、雲南省独特のものが毎回の食事にはっきりと垣間みえた。四川省やいわゆる中原の食事とは異なる事もわかった・・・・・・。雲南省だけで26の少数民族が暮らしているので、それぞれの民の食文化もあるのだろう。
とくに今回の旅の道程は、ラオス・ベトナム国境に程近い山岳地帯に暮らす民族が主な取材対象だったために、ほぼ毎日、現地の人たちと同じ食事をした。中国では人気があり、漢民族が特に好きな四川料理はほとんど食さなかった。だいたい僕の旅では、ホテルや高級レストランなどで食事をすることは、まずない。それは、何処もが不味いし、高いということである・・・・・・・。町の屋台が中心で、食堂も地元の人たちが愛用している庶民的な店ばかりだ。この旅を通じて食べた食事(写真)は、不味いと思ったことはただの一回も無かったことをここに記しておきたいと思う・・・・・・。
中国 雲南省のベトナムとの国境の町・河口。川の手前が中国側、川向こうの町がベトナムの老街。僕が泊まったホテルの部屋から。
9月1日の夜。10日間の旅の疲れを癒すために写真家でガイド役も兼ねている烏里烏沙君たちと足湯へ行った・・・・・・・。このときはまだ、帰国できなくなるトラブルが発生するなどとはつゆ知らず、僕は極楽極楽だったのである・・・・・・・・。 合掌