写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.756] 2014年10月13日 写真家・小松健一 企画・構成とトーク[小さなシネ・フォーラム~原爆を撮った男たち ヒロシマ・ナガサキ1945](主催:武蔵野市民学校・映画を○学ぶ会)が無事終了した・・・・・・。

 

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核実験のカラー写真(インターネットより)。米軍の撮影と思われる。実は原爆よりも原発の方が化学的にみれば、人体や環境に悪影響を及ぼす有害物質が多く、それも強い。つまりはるかに怖いのだ。しかし、こうしたことは、国民にはあまり知らされていないのが事実である。
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爆心地の中心だった広島平和公園にある被爆詩人である峠三吉の「にんげんをかえせ」の詩碑。
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爆心地だった長崎市の新春節。通称ランタン祭り。市内の通りには、異国情緒漂う色とりどりのランタンが飾られていた・・・・・・・。

 

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10月12日、志木市立柳瀬川図書館において、僕が企画・構成した原爆投下直後の広島と長崎の写真を映写しながらトークをするという会がおこなわれた。連休中にもかかわらず、20名を越える参加者で盛り上がった。1部、2部が終わってからのデスカッションも積極的な意見が出された。参加者の中には、広島の女学校時代に8月6日原爆が投下されたのを目撃したという人もいて、当時の生々しい証言と彼女が描いたという原爆ドームの絵画なども見せてもらった・・・・・・・・。

来年、戦後70年を迎えるに当たってヒロシマ・ナガサキの真実を後世に伝えることの意義を改めて認識した。同時に単に70年前の話ではなくて、現在、フクシマ原発の放射能漏れ事故により、我々日本人は今も放射能の被曝を日々受けているという現実を多くの人々に知らしめていかなければならないことを、みんなで再認識した会でもあった・・・・・・・・。

僕が話をしていたために、会場風景が撮れず、打ち上げの写真しかアップできなくて申し訳ありません。打ち上げは、武蔵野市民学校の中心メンバーでもある韓国料理「南大門」の店主・李ルセ君の行為に甘えて南大門でした。右から2人目が同会の代表である兼岡敏二さん。都内からも写真家の並木すみ江さん、ジャーナリストの遠藤英湖さんらも参加してくれた・・・・・・・。 ありがとう~!☆

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武蔵野市民学校の中心メンバーたちと韓国の酒・マッコリを飲む並木さん。
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次々と美味しい料理を出してもらった・・・・・・。 感謝~!☆  僕は奄美の喜界島の黒糖酒・「朝日」をロックでしみじみといただいた・・・・・・・。
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家の近所の由紀ちゃん。彼女も10月26日(日)13:10~武蔵野市民学校映画○学ぶ会の主催で、[アジア映画の魅力 インド編] 『きっと、うまくいく』(2010年制作、170分)の上映後、トークをすることになっている。12年間に及ぶインド・ネパールの生活から見た、「インドの人々と暮らし」を語る。ぜひ、ご参加ください。
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前にも書いたが由紀ちゃんは、僕の友人夫妻の娘さん。幼少の頃から良く内の子どもたちと遊んでいた・・・・。
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その由紀ちゃんが来春おめでただという。そんなこともあったので帰宅する前、まだ午後7時だったのでルセ君の母親が経営している「南大門」東口店で少し話した。両親は静かだが喜んでいるというから安心した。母親になったのが影響しているのか、夏に会ったときと比べるとずいぶんと顔がやさしくなったと思った。「お母さんの若い頃に似てきたね」と僕が言うと、彼女はわずかに微笑んだ・・・・・・・・。 心身にはくれぐれも自愛することを願いながら、家路に向かって自転車のペタルを踏み込んだ。

東の空には大きな赤い満月が浮いていた・・・・・・・・・。

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