写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[NO.755] 2014年10月5日 企画・構成とトーク:小松健一[小さなシネ・フォーラム~原爆を撮った男たち ヒロシマ・ナガサキ1945](10月12日、13:10~志木市立柳瀬川図書館:無料)みなさんのご参加をお待ちしています~!☆

 

SDIM5496-001.JPG

武蔵野市民学校・映画○学ぶ会(代表:兼岡敏二)の主催で、10月12日(日)午後1時10分から志木市立柳瀬川図書館において、上記のような「小さなシネ・フォーラム」がおこなわれる。同学ぶ会は前にも書いたが、「地域に映画文化の灯を!」を合言葉に2009年5月に創設され以来、毎週土曜日、日曜日に欠かさず上映活動をして来た。上映日数はすでに550日を超えるところまで来ている。単に日本、世界の名作映画を上映するだけでなく、映画監督を招いて話を聞いたり、編集者、文学者、ジャーナリストなどを呼んで参加者とのパネルデスカッションもしている。

僕も1年半ほど前に兼岡さんと出会い、協力をしてきた。今回の企画は、前々から頼まれていたヒロシマ・ナガサキの原爆投下直後の写真を見ながら解説をして欲しいというリクエストが実現することとなったもの。原爆投下直後の写真を約800点収集・保存管理をしている「反核・写真運動」と、岩波書店の協力を得て上映の運びとなったのである。

当日は、★第1部で、「ピースマシンの旅 ヒロシマ・ナガサキ編」(10分)、「原爆災害」(10分)、「被曝直後の広島の記録」(20分)、被曝直後の長崎と翌年の長崎・広島の記録」(20分)  ★第2部で、「ヒロシマ・ナガサキ 1945」(日本写真家ユニオンeブックス刊)。 そしてこれらの制作・出版に係わった僕が当時、命をかけて撮影したそれぞれの写真家の思いを語りながら、1点、1点の写真についても解説をする。会場のアクセスは、東武東上線・柳瀬川駅下車徒歩4分。(写真は、「反核・写真運動」が収蔵しているヒロシマ・ナガサキの原爆投下直後の写真の一部)

SDIM5499-001.JPG

 

「反核・写真運動」は、1982年3月19日に日本の写真人約550人がよびかけ人となって設立したもの。目的は思想、信条、政治的立場を越えて、世界に核兵器の廃絶を訴え、日本国政府に対しては「非核三原則」の順守を求める。同時に世界の写真家、写真関係者に核廃絶のための行動を働きかける。また、被爆直後の惨状とその後の被爆者の苦しみの記録を総括的に収集して、写真集の出版、写真展の開催などを通して核兵器の廃絶を訴えることにある・・・・・・・・・。

僕は創立当時から係わっており長い間、運営委員をしてきた。現在も事務局を兼ねた責務を引き受けている。上の写真は、1995年8月に新たに原爆投下直後の広島、長崎の写真が発見された時のもの。左の写真の右端は、原爆投下された16日後の1945年8月25日に長崎に入り、その後広島にも入って撮影した当時、朝日新聞写真部記者だった松本栄一さん。真ん中の写真の中央は、父親が撮影した写真のネガを提供してくれた遺族の方。他は、僕をはじめ同運動関係者と共同通信社の記者。左の写真は発見された写真。(東京・新宿で)

★どなたでも自由に参加できます。参加費は無料。問い合わせ:080-4291-4904(兼岡)まで。

 

このウェブサイトの写真作品、文章などの著作権は小松健一に帰属します。無断使用は一切禁止します。