写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.666] 2014年1月28日 小松健一主宰 写真研究会「風」”2013年度合宿in熱海”。 長崎、岡山、愛知などから18名の参加で、質の深い写真漬けの2日間が無事終了した・・・・・。

1月26日~27日の2日間、静岡県熱海市で、毎年おこなわれている写真研究会「風」の合宿が実施された。今年度は、長崎、岡山、愛知から6人の参加をはじめ、首都圏から12人で、計18人の参加者だった。うち初めての参加者は3人。主宰の僕を含めて同人・会員が9人、一般の参加者が9人という内訳だった。

作品は、ほぼ全参加者が持ってきて、平均100~200点、一番多い人は1000点を超えていた。東京から行く人たちは東京駅に10時15分に集合し、地方の人達とは熱海で合流した。昼食後、さっそく第1回目の合評が開始、午後5時半過ぎまでおこなわれた。その後、温泉にゆったりと浸かり、夕食、交流会をして、午後9時から懇親会が始まった。その中でも写真合評や写真談義が延々とおこなわれた。

一段楽して僕が部屋に戻ったのは午前2時半を廻っていたが、その後も若い人たちは朝の5時まで激論を交わしていたそうだ。隣室までその声は響き渡っていたという。 ごくろうさま・・・・・・・。 2日目は、午前8時45分から開始、午後1時過ぎまで第2回目の合評が続いた。この2日間で3000点を超える作品と対峙したので、僕は正直相当疲労困憊したといってよいだろう。しかし、僕自身も大いに学ぶことができたし、また刺激にもなった。

午後1時過ぎ閉会式をして流れ解散。希望者13人が、恒例の真鶴半島にある鮮魚料理店へ行き、懇親会をした。地元福浦港で漁師をしている僕の友人である佐々木幸寿君がこの日釣ってきてくれた魚などを堪能しながら旨い酒を傾けた。合宿のことや今後の写真活動の目標など語り合った。そして来年の再会を約束して、夕方それぞれの家路へと向かって別れたのである・・・・・・・・。 参加したみなさん、本当にご苦労さまでした。 そしてありがとう~!☆!☆!☆~・・・・・・・・・。

★2日間のレポートは以下、写真を中心に紹介したいと思う・・・・・・・・・・。   合掌

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合評のトップバッターは初参加の遠藤英湖さん。彼女は予定があり1日目だけの参加。昨年、インド・ラダック地方を旅したときに撮影した写真約100点を並べた・・・・・・・。右隣も初参加で、愛知から来た知花さん。
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1日目の合評に参加したメンバーで記念写真。 机に並んでいるのは長崎から参加した山崎政幸君の作品「高島」。彼の故郷でもあるかって炭鉱だったこの島を撮りはじめてから3年目となる・・・・・・・。
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熱海温泉にゆったりと浸かり、疲れを癒した後は、駿河湾の海の幸で、乾杯~!!舟盛の刺身。生しらすが美味であった・・・・・・・・。
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一人ひとりの膳も魚つくし、あわびの踊り焼きが旨かった・・・・・・。
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左から岡山から参加した同人・高田昭雄さん、紀美子夫妻と三好幸子さん、青梅から参加した同人の並木すみ江さん。
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交流会の前に、主宰である僕から、2014年度より会員の鈴木渉さん、鈴木孝雄さんの両名を同人に推挙することを発表し、大きな拍手を持って承認された・・・・・・・・。

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午後8時半に仕事を終えてから駆けつけてきた同人の塩崎亨君(左)と同人の名古屋から参加した平元盛親君。右は初参加の武田充弘君。
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武田君は、今回一番作品を持って参加した。その数は1000点を超えた。昼間の合評の時に、4ツ切りと半切に引き伸ばしたインドとパプアニューギニアの作品約400点を見た。しかし、見切れなかったキャビネ版のインド作品650点を懇親会のなかで全てを見た。写真集『ガンジス』(冬青社・定価3000円)を今月に出版したばかりで、写真展も2月から下北沢でおこなうという。まだ30代の期待の新人写真家である。 がんばれ~!☆

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僕もピースで・・・・・・・。
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仕事を終えてから車で駆けつけてきた写真家の富樫君と本田さん。昨年に2人はそれぞれ個展を都内で開催し、好評博した・・・・・・・・。2人は一年ぶりの参加だ。
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午前0時を廻って、懇親会も盛り上がっていよいよ佳境に入ってきた・・・・・・・・。

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温泉に入りにいったり、部屋にもどったった人もいると思うが、とりあえずいた人だけで記念写真を・・・・・・。
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合宿2日目、27日の夜明け。僕のホテルの部屋から撮影した。 この後、朝風呂へ行った・・・・・・・・。
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第2回目の合評は、昨夜から参加した富樫君と本田さんの作品と「風」の会員・同人の作品合評を主体に始める・・・・・・・・。
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17人の参加者で2日目の合評。記念写真を撮る・・・・・・・。 並んでいる作品は、鈴木渉さんの「福島 大地の祭り」。昨年1年間で被災した福島県内の15ヶ所の祭りを取材したもの。力の篭った作品だった・・・・。
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穏やかな駿河湾をバックに最後に残った人たちで記念写真・・・・・・・・。
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JR真鶴駅前にある魚料理店「大松」。地元の漁師たち御用達の店。友人の漁師・佐々木君の紹介で来るようになって5年ほど経つ。金目鯛は今朝、佐々木君が目の前の海で釣り上げてきてくれたもの。その他にも白ほうぼうなどいろいろな魚を料理してくれた。
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写真家・本田織恵さんと写真家・烏里烏沙君と。 彼は3月5日から17日まで、リコーイメージングスクエア新宿で写真展「夢境・家園 -こころのふるさとー」を開催することが決まっている。今回はその作品を最終セレクトするために200点ほど持って参加した。見ごたえのある作品群であった・・・・・・。

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目の前の海で獲れたてのアジと鰤のお作り。その他に、さざえの刺身、うるめいわし焼き物、鮪かしら、白ほうぼう焼き物、鰤の握り寿司などなど・・・・・・・・。
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懇親会に参加した仲間たちは、みな大満足だった。いつも美味しい料理を出してくれる「大松」の大将と女将さん、こころから感謝~!
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そして朝からこの懇親会のために、漁に出て魚を捕ってきてくれた天恵丸の船長・佐々木君(左)。ほんとうにいつもありがとう~!☆ 右は新進気鋭の写真家・富樫君。
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帰りに真鶴町の地元の魚屋でお土産を買って家路につく・・・・・・・。写真は、鈴木渉さん。 鈴木孝雄さんが僕にイカの塩辛といわしの一夜干をお土産に買ってくれた。ラッキー!! ありがとう~☆  合掌

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