写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.562] 2013年3月27日 「東松照明さんを偲ぶ会」が東京・国際文化会館において、生前の東松さんが好きだったように明るく、楽しくおこなわれた・・・・・。

東京の櫻が満開になって咲き誇っている3月26日、昨年の暮れに突然亡くなった写真家・東松照明さんを偲ぶ会が、六本木にある国際文化会館において行われた。発起人には東松さんと一緒に「VIVO」のメンバーだった丹野章、細江英公、奈良原一高、川田喜久治さんに、写真評論家の福島辰夫さん、後輩にあたる森山大道、荒木経惟さんたちがなっていた。会場は東松さんと生前親しかった縁のある人々でいっぱいだった・・・・・・・。

東松照明さん、どうか安らかにお眠りください。 僕らがあなたの残してくれた遺産をしっかりと学び、継承していくことを誓いますから・・・・・・・・・・・・・。  合掌

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まずはじめに、発起人を代表して丹野さんが「VIVO時代と東松ちゃんの思い出」を語った。初めて聞く当時のエピソードに会場には歓声が何度も沸いていた。右から川田さん、細江さん、奈良原さんの奥様、森山さん、福島さん、荒木さん。
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東松さんの遺影のまえに勢ぞろいした発起人の人たち。これでVIVOの6人のメンバーのなかからは、佐藤明さんと東松さんが欠けたことになる。僕は以前にVIVOが解散して以来はじめて6人が勢ぞろいした時に写真を撮っている。いまは貴重な記録となった。
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発起人の話を熱心に聞く出席した人たち・・・・・・・。
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左から細江さん、福島さん、丹野さん、荒木さん、川田さん・・・・・・・・。
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東松さんの遺影が飾られている祭壇に白ワインを捧げてから東松さんに献杯をした・・・・・・・。あまりお酒を飲まなかった東松さんではあったが、何時の日かじっくりと盃を酌み交わしたいと願っていた・・・・・・。
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写真家の森山大道さんと。森山さんとは新宿のゴールデン街にあるバー「ことじ」で何度かお会いし話をしている。気さくでやさしい人柄で僕は好きだ・・・・・・・。
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九州の宮崎からわざわざ出席した写真家の芥川仁さんと・・・・・・。
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先日、調布で久しぶりに飲んだばかりの写真家の桑原史成さんと・・・・・・。
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以前に月刊誌のグラビアで荒木さんを取材したことがあった。以来、荒木さんは僕を覚えていてくれて会うとあいさつをしてくれる。この日もテンションは高かった・・・・・・・。
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東松さんの奥様である泰子さん。房総に住んでいた頃からだからもう20数年前からの知り合いである・・・・・・。東松さんの遺志を継いで「東松照明オフィス INTERPACE」の代表として沖縄の地でがんばるとおしゃっていた・・・・・・・・。
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発揮人が一人ひとり東松さんの思い出を語った・・・・・・・。
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写真家・丹野章さんと東松さんの遺影の前で。丹野さんとはすでに40数年前からの付き合いだ。僕がまだフリーの写真家になる前からだから長いな~。ちなみに僕の亡くなった親父と同じ年で同じ月に生まれている。不思議な縁である・・・・・・・・。
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この日、一緒に出席した写真家・塩崎亨君。いま新進気鋭の写真家として期待されている・・・・・・・。
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塩崎君と会の終了後、久しぶりに新宿の「ぼるが」に顔を出してみた。かっての常連はだれもいないし、スタッフも様変わりして昔のことは知らない人ばかりになってしまって少し寂しい気がした・・・・・・。先代の高島茂さんは僕の俳句の師匠だった。この店にはいまだ僕の作品が4点飾られている。塩崎君と写真を撮り合った。
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この写真からはすべて写真家・塩崎亨君が撮影したものをメールで送ってきてくれたものだ。ご苦労様でした。 そして、ありがとう・・・・・・・・。   合掌

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新宿西口のばん焼きぼるがを出て、ジャズのバーへ久しぶりに行こうかと路地を歩いていたらアントキの猪木さんとばったりと出くわして記念写真。それでもって結局は彼のオーナーのお店「わっしょいJAPAN俱楽部」で一杯やるはめになった。値段はお手頃で、乗りのりの楽しいお店であった・・・・・・・。
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ほろ酔い気分で外に出ると国際文化会館前の庭の櫻は満開だった。夜桜見物と洒落込んで見上げると満月に近い朧月だった。このところ星座も月もとんと拝めなかったのでなぜかホッとした・・・・・・。朧月夜を楽しみながら塩崎君と麻布十番まで散歩したのだった・・・・・・・・。

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