写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.560] 2013年3月22日 お彼岸になって、一気に日本列島は春めいてきた・・・・・。啓蟄ではないが僕もそろそろ冬眠からさめて動き出そうかな。 クマちゃんなのだから・・・・・・。

昨日は春分の日。二十四節気の一。春のお彼岸の中日にあたり、昼と夜の長さがほぼ同じになる日。そのあたたかい陽気に誘われて家の周りを巡ってみた・・・・・・。家の近くには新河岸川と黒目川と二つの川が流れている。そのどちらにも櫻並木があって花見には打ってつけの場所だ。都内の事務所暮らしから戻ってきて以来、欠かさずに”花見と蕎麦を打ち食べる会”を下の写真の桜の木の下でおこなって来た。今年は桜の開花宣言から満開になるまでが早すぎて、何時やるのか期日を決めるのに少々悩んでいる・・・・・・・。づーと続けてきているので、ささやかになってもやろうかとは思っているのだが・・・・・・・・。

春分のおどけ雀と目覚めけり   星野麦丘人

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新河岸川の辺の櫻並木は、まだ2分咲き程度だった。毎年この櫻の木の下で花見をやっている・・・・・・。
来し方をつつみて花のさかりかな   久保田万太郎
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黒目川沿いにある菜の花畑は満開に咲き誇っていた。僕が行っている歯科医院のすぐ前に黒目川が流れている。菜の花や月は東に日は西に   与謝蕪村  この俳句を思い浮かべながらシャツターを切った・・・・・。
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黒目川の辺の桜並木。新河岸川沿いと比べるとまだ桜の木が若い。花は3分咲きほどになっていた。
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黒目川沿いの桜並木。花見の準備がすでにおこなわれていた。今週末は花見客でいっぱいになるだろうな。
かなしびの満ちきて散れるさくらかな   加倉井秋を
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久しぶりに編集者の鑓田浩章さんが訪ねて来た。矢島保冶郎を辿った写真と文で2回連載を雑誌でしてくれることになった。その打ち合わせに来たのだが、それはそこそこに5時過ぎから一杯やりはじめた。彼も僕と同じで、俳句をやる”文学青年”くずれ。それでもって上州生まれの上州育ちだから何となく気が合う。彼が20代の頃から一緒に取材旅行に行っていたのでもう20数年の付き合いになる。魚貝類が好きな彼のために、ボタンえび、たいら貝、ヤリイカの刺身をはじめ、どじょうのから揚げ、自家製さつま揚げなどなどつつきながら話題は四方八方へと飛んだ。酒は芋焼酎の王道「薩摩白波」一本やりだ・・・・・・・・。気がついたらすでに6時間が過ぎていたのである・・・・・・・・。  合掌

☆ところで話は変わるが、今日のブログの写真は、はじめて新製品「シグマDP1Merrill」で撮りおろしてみた写真だ。レンズがF2,8と明るくなったので撮りやすくなった。画像もシャープになっている。ボデーは多少重たくなっているが大きさもふくめてそれほど気にはならない程度である。これから様々な所での取材に活用してみようと思っている・・・・・・・・・。

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