今年のお盆は、中国西南地方の取材のため、田舎に帰れなかったので9月15日から18日まで帰省した。一つは墓参、それに一人暮らしの母の様子見、それに11月に前橋で開催する展覧会と同時出版する「小松健一写真報告集」の入稿のためだ。15日の夜は、実家から1~2分、すぐ前にある鎮守様の宇佐八幡宮の宵祭りに出かけた。昨年は東チベットの取材のため参加できなかったので2年ぶりということになる。翌16日は本祭り、僕は帰省していると社務所に上がり込んで、いつもふるさとの田舎料理に舌鼓ながら酒を傾けているのだ。後輩たち、その子供たちがいまや祭りの中心となっているが、たまに僕の先輩たちも顔を出して昔話に花が咲くのだ。なんとも心地よい時の流れである・・・・・・・・。
後輩のK君。彼らが若い頃に中心となって、この祭りを復活させた。僕らが子供の頃は賑やかだったが僕が高校生の頃には、祭りは火が消えたようになっていた。それを30年ほど前からじっくりと取り組み今日のような賑やかさが戻ってきたのだ。しかしこれらはみな村の若い人たちのボランティアで成り立っているのである。昔から住んでいる人もあれば、新しく引っ越して来た人たちもみな協力し合っているので成功しているのだろう・・・・・・・。
三男の弟・小松勝三。彼もまたK君たちと一緒に村祭りの復活に情熱を燃やした一人だ。
後輩のK君の娘さん。慶応大学生だが帰省中で祭りに来たという。僕は彼女が小さい頃に桜の花が満開の下で犬と遊んでいる所を撮ったことがった・・・・・・・。
八幡様への参道には、桑の木が揺れていた・・・・・・・。
前の山に仕掛けをかけて猪を捕らえた。その肉を炭火で焼くと香ばしくてうまいのだ~。
子どもたちが神輿を担いで村中を廻って神社へ戻ってきた・・・・・・。ごくろうさま!美味しい焼きそばが待っているよ。
僕は焼き饅頭が大好きで、帰省すると必ずと言っていいくらいに食べる。僕が子どもの頃は、饅頭が一串に五個ついて5円だった・・・・・・・。いまは安くて200円だ。
神社本殿の中は、僕らの子ども時代と同じでさっ風景である。
社務所で。祭りの世話役の人たち。歳が違う成果だれも知らない人ばかり。それが良いのだ・・・・・。
今年度社務所に奉納した写真(正面)。写真集団・上福岡の会員のSさんが寄贈してくれた。
前の小川で青年が手で捕まえたという40センチ程の天然岩魚を僕のために炭火で焼いてくれた。美味であった。左下は猪の焼肉。上は焼き饅頭、赤飯、ぬかずけ、キュウリもみ、なすのみそ焼き・・・・・・。こらが旨いんだな~・・・・・・・。
次男の小松修二夫婦も駆けつけてきた。兄弟3人で八幡様で会うなんて40数年ぶりだ・・・・・・・。