写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.379] 2011年11月7日 神無月、時雨月、初霜月・・・・・。朝霞市民文化祭、富士見市民美術展を見てから、せいろを肴に蕎麦焼酎の蕎麦湯割りで一杯やって、コトン~!!☆・・・・・。

 

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早いもので2011年も後2ヶ月を切った。3月11日のあの未曾有の大震災がおきてからまもなく8ヶ月になろうとしている・・・・・・。しかし、復旧・復興のめどはまだたっていないばかりか、福島原発事故処理にいたってはいまだ国民に真実を明らかにしていない状況が次々と判明している。この国の行末を憂慮しているのは僕だけではないであろう・・・・・・。

今朝は澄み渡った青空でさわやかな神無月の一日だ。重い気分も一層されそうな気持ちの良い天候である。この11月を時雨月や神去月、あるいは初霜月ともいう。出雲地方ではこの月に諸国から神々が出雲に集まるので、神有月、神在月という。日本古来からの季節を表す季語は奥が深く興味がつきない・・・・・・。日本人が持つ独特な繊細な季節感であろう。それはまた四季折々がある環境で暮らしてきた民族に培われた感性でもある。

 

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昨日は3日ぶりに外出した。地元の「写真集団・上福岡」のメンバー2人が誘ってくれたからだ。まず第50回朝霞市文化祭へ行った。この地に暮らして四半世紀は優に超えるが、初めて行ってみた。じつは僕も今回写真作品を出展したのだ。これもまた初めてのこと。先の2人があまりにも言うので出品したのである。会場はどこも満員であった。ついでに近くにある市立図書館へ行ってみた。僕の著書が10冊しか入っていなかったので3冊リクエストしてきた。郷土関係資料の方にも『ヒマラヤ古寺巡礼』が入っていたのはちょぴりうれしかった。

その足で2011年富士見市民文化祭・市民美術展へも行ってみた。ここにも写真集団・上福岡のメンバーが出展しているのだ。会場には顔見知りの人がいて案内をしてくれた。力のこもった作品が数点見受けられた。冷たい雨が降り続けていたので帰りには蕎麦屋で一杯。僕はせいろを肴に蕎麦焼酎の蕎麦湯割で体をあたためてから帰宅した。すぐに布団に潜って3時間ほど眠ってしまった。亡くなった親父やしばらく会ってない娘が出てくる夢をみた・・・・・・・。

 

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2011年11月7日撮影 : 僕の家の周辺は、この1年間に激変した。上の4点の写真はすべて僕の家のベランダ、玄関前で撮影したもの。 住宅が家の前と左右に畑や駐車場をつぶして19棟建った。 僕がここに越してきた頃は、まだ辺りには武蔵野の面影がいたるところに残っていた。子どもたちや動物たちにとって雑木林や丘、沼地などは、絶好の遊び場だったのである。

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