啓蟄や指輪廻せば魔女のごと 鍵和田秞子
今日、3月6日は啓蟄。二十四節の一、陽暦の3月6日頃で、冬眠から目覚めた蛇や蜥蜴、蛙などの地中の虫たちや動物たちが這い出してくる陽気の頃をさしている。俳句では季語としてよく使われる。上記も知人の「未来図」主宰の俳人である鍵和田さんの句である。女性独特の感性が啓蟄の季語にうまく重ねあわされて表現されている。
3月5日午後2時から銀座のギャラリー・アートグラフにおいて「フォトコン”小松健一の写真道場”修了展」の出品者の青木竹二郎さん、出川雅庸さんと道場主である僕の3人によるトークショーが行われた。会場には遠く奈良や浜松からなども大勢駆けつけてくれて始まる頃には、立ち見の人もでて大盛況であった。話の内容については、「フォトコン」5月号誌上に掲載されるのでご覧いただければと思う。本音で2人が語っているので、写真創作の上で役立つと思われる。ご期待下さい。
昨日が最終日だったので2年3ヶ月間かけて続けてきた写真道場も終了するのかと思うと少し寂しい気もした。3人で記念に写真を撮った。搬出を終えてから出川さんを囲んで、「風」のメンバーや先日、浅草の神谷バーで知り合った友人たちと打ち上げに出かけた。青木さんは奈良から来てくれた写真仲間たちと食事に行った。僕はその前にキャノンギャラリーで開催している竹内敏信写真展「山河照抄」を見てきた。ちょうど竹内さんも奥さんと会場にいた。竹内さんは僕の突き出たお腹を車椅子に座ったまま撫でてびっくりした顔をしていた。そうだな~彼と出会って写真を学んでいた頃は、お互いにスマートだったからね。特に僕などはあの頃と比べれば倍近く太ったもの・・・・・・。びっくりするわけだよ。竹内さんが、一刻も早く元気に回復することを祈るばかりである・・・・・・・。