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[no.277] 2011年3月1日 「フォトコン」”小松健一の写真道場” 終了写真展オープニングパーティ開かれる。3月5日(土)PM2:00~3:00会場にてトークショー(無料)。ご参加ください。
昨日の2月28日午後6時から、銀座・ギャラリーアートグラフにおいて「フォトコン”小松健一の写真道場”終了展」のオープニングパーティがおこなわれた。僕も道場主ということで出かけた。写真展をした門下生である青木竹二郎さんは奈良県から、出川雅庸さんは岡山県玉野市から参加した。僕が行った5時半には、すでにたくさんの人が見えていて盛況であった。日本写真界の長老である丹野章さん、日本写真企画の取締役の黒部一夫さんなどをはじめ、大勢の有名アマチュア写真家たちが出席してくれた。写真展はとても好評であった。会も盛り上がって近くの2次会場へも約20名の方が参加。途中、藤森編集長のご両親が長野から参加してさらに宴は盛り上がっていた。僕が2人のために、この写真展に寄せた文をここに記して記念としたい。
二人の写真展によせて
「フォトコン」写真道場・道場主 小松健一
かっての写真雑誌の「月例コンテスト」は、応募する側と審査する側との作品を通してのコミュ二ケーションがあって、相互に信頼関係が生まれていた。そして応募者は単に「月例」での入選に一喜一憂するのではなく、作品のテーマを探し、自らの作品を深めていった。 結果として写真雑誌の「月例」は、写真家への登竜門となり、この場を出発点として日本を代表する幾多の写真家たちが育っていったのである。
しかし、昨今の写真雑誌のコンテストはどうであろうかー。この問いかけに真正面から応えてくれたのが、「フォトコン」の若き藤森編集長と坂本副編集長であった。それも前代見門とも言うべき、誌上での指導のみで個展を開催させようというある意味、無謀とも思える企画であった。
プロ写真家であっても個展を開催するということは、そう容易いものではない。それも2年間という制限の中にあってはなおさらである。その難題に対して、果敢に挑戦してくれたのが、青木竹二郎さんと出川雅庸さんの二人の地方在住の作家だった。二人とも「月例コンテスト」の年度賞作家であるからベテラン作家と言ってもよいであろうが、それでもこの2年間は、苦闘の連続だったと思う。途中、何度か行き詰って、この企画そのものを断念しょうかと思ったことも正直あった。
しかし、二人は、真摯にこの課題に向き合って、毎月数十点の新作を送り続けてくれた。その集大成が今回の写真展である。これを一つの契機に、二人には写真家として精進し、さらなる高みに登りつめて行ってほしいと思う。そして地域における写真文化の発展に寄与していただくことを心から願っている。
最後に、皆様からの二人の作品に対してのご批評をお願いするとともに、ご来場の御礼を申し述べる次第である。
本日は、本当にありがとうございました。 合掌
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