
9月6日で終了した東松照明さんの新編「太陽の鉛筆」を見に品川へ行った。同会場に東松照明フォトゼミを卒業した沖縄出身の3人の若い女性写真家の写真も展示されていた。奥さんの泰子さんからも案内のお手紙を頂いていた・・・・。

10月11日までキャノンギャラリーSで開催している公文健太郎君の「耕す人」を見た。東松さんが1Fで、公文君が地下1Fだから移動は楽だ。本人が居て、これから徳島へ行くところだと言いながらも少し時間を取ってくれた。同時に平凡社から刊行した写真集『耕す人』を贈呈してくれた。 写真展のお祝いの花の前で、写真家の眞月美雨さんと。

公文君は高校生の時に、僕の写真集『雲上の神々』を見て、ネパールへ行ったという。以来ネパールを長年撮って、いくつかの本にまとめた。それらを見た僕は2012年度の日本写真協会賞新人賞に彼を推薦した。その年の新人賞を公文君が受賞したことはうれしいことであった。4年ぶりの再会だった・・・・。

その足で、13日まで開催している江成常夫さんの写真展「多摩川ー1970~1974」を見て、銀座キャノンギャラリーで開催していた地蔵かおりさんの写真展「祭堂」を見た。本人がいたので少し話した。建築家の安藤忠雄展を見たあと、いよいよライカギャラリー東京へ。久保田博二さんの写真展のオープニングパーティに出席した。舞山秀一さんの写真展も同時開催されていた。

公益社団法人日本写真家協会会長の熊切圭介会長(中央)や名誉会員の木村恵一さん(前列中央)など出席していて賑やかだった・・・。


人が余りにも多いので、隣のライカプロフェショナルストア東京の方でスパーリングワインを飲んでくつろぐ・・・。

右から写真家・久保田博二さん、水越武さん、眞月美雨さん。

僕と久保田さんと水越さんの3人で話していて驚いたことがあった。ニューヨーク、シカゴに6年間滞在、1965年にマグナム・フォトに参画するなど久保田さんの華やかな経歴から僕も水越さんももう80歳を超える大先輩だと思っていた。しかしながら実際のお歳は、水越さんの方が1歳上であった。これには当の水越さんが何よりも驚いていた・・・。

1年前の8月5日に急逝された写真家・丹野章さんと亡くなる約1か月前に呑んだ銀座の呑み処「愚陀落」の女将さん。

水越さんと美雨さんを誘って久しぶりに来た・・・。水越さんとは出版のことや創作のことなどいつも深く話し合える貴重な友人である。「補陀落」が気に入ったと水越さんはご機嫌だった・・・。

中国・雲南省から帰ったばかりで、また6日からチベットのカイラス山地方へ1か月の旅に出た写真家の烏里烏沙君とカナダ取材から数日前に帰国した写真家の塩崎亨君と昼から呑んだ。塩崎君は9月1日にぶどうぱん社から刊行された藤沢民子川柳集『時よ時よの風が吹く』の装丁を担当してもらったので4冊渡した。

塩崎君と午後3時過ぎに分かれたあと、烏里君と2人で上野にある東京都美術館へ行った。開館90年記念展「木々との対話ー再生をめぐる5つの風景」と日本山岳協会展「2016-山・われらをめぐる世界」を見るためだ。「木々との対話ー再生をめぐる」展は、現代作家5人、國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、船越佳一による木という素材を使った表現の競演だ。。3.11から5年がたった今年、「木と再生」をキーワードとしている。

田窪恭治「感覚細胞ー2016・イチョウ」美術館の中庭に展されている。

須田悦弘「バラ」2008年

國安孝昌「静かに行く人は、遠くへ行く。」2016年

田窪恭治「黄昏の娘たち」1983年

須田悦弘「ユリ」2016年

船越佳一作品展示スペース。 うっかりして土屋仁応の作品を見落としてしまった・・・。山岳写真協会展の会場では、多くの理事役員の人から声をかけられた。その中で、今年急逝した山岳写真家の青野恭典さんの奥様からごあいさつされたので、葬儀に行けなかったことを詫びた・・・。 合掌

午後7時過ぎには池袋に戻った。今日は長年(株)ニコンイメージングジャパンに勤務して、この春無事に退職した相馬政則さんの「お疲れさま会」を四川料理の火鍋の店でやることになっていた。

参加者は、相馬さんをはじめニコンイメージングジャパンの先輩・関口宏さん、後輩の相川美緒子さんと写真家の烏里烏沙君、眞月美雨さんに僕の6人。

この店の名物になっているテーブルに来ての平打ち麺の実演。

関口さんと美雨さん・・・・。

何を真剣に話しているのかな~!? 関口さんと相川さんでした。

右から相川さん、僕、この日の主役・相馬さん、美雨さん、関口さん、烏里君。 この後もう一軒を探して、池袋の雨の巷を彷徨したのは言うまでもない・・・・。とにかく相馬さん長い間お世話になりました。そして本当にお疲れさまでした。 合掌