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[no.436] 2012年3月26日 今日は詩人の室生犀星の没後50年の命日・・・・・ 合掌。 2002年から2011年の間に、海外取材を43回していたことがパスポートの申請で分かった・・・・・。 

今日3月26日は、詩人であり小説家でもあった室生犀星が亡くなった日である。昭和37年の没だから今年が没後50年となる。犀星は上州が生んだ近代詩を切り開いた詩人・萩原朔太郎と親しかったこともあり、上州にも長逗留して幾つかの詩を残している。僕は彼の飄々とした生き方が好きで、生まれ育った金沢や晩年に暮らした軽井沢の家などに何度か訪ねている。金沢市内を貫流する犀川の辺にある千日山・雨宝院という小さな寺の住職の内縁の妻に「貰い子」に出され、私生児として育てられた。犀星7歳のときに住職の養子になったのがせめてもの救いであった・・・・・・・。犀星のペンネームは常に目の前を流れていた犀川からなずけたのだろう。

先日、2002年10月25日に発行された僕のパスポートの申請をした。後10ヶ月ほど期間が残っていたが、今度の取材のためにビザの申請が必要なため、新たに10年間のパスポートを取得したのである。改めてこの9年余り使用したパスポートをめくってみたらこの間43回の海外取材をしていたことがわかった。行った国で多かったのはネパールへ7回をはじめ、中国などであった。若い頃と比べれば、海外へ行く回数は、ずいぶんと少なくなっているがこの9年間でも年平均4.7回いったことになるから驚いた。今年はすでに2回の海外取材を予定しているが歳とともに年々減ってはいくだろう。はたしてもう一度パスポートの申請をする日が来るだろうか・・・・・と漠然と思う日々である・・・・・・・・。

☆ 下のすべての写真は神奈川県内で撮影したもの。やはり僕のひとつのテーマである「日本文学風土記」で取材した作品の一部である・・・・・・・。                                                     

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「日本文学風土記」より。 神奈川県・横浜市

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 「日本文学風土記」より。 神奈川県・横浜中華街

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「日本文学風土記」より。 神奈川県横浜港

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 「日本文学風土記」より。 神奈川県箱根町

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「日本文学風土記」より。 神奈川県鎌倉市

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「日本文学風土記」より。 神奈川県湯河原町

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