写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.432] 2012年3月18日 今日は「人麻呂忌」であり「小野小町忌」・・・・。彼岸入りの季節になった、もう本格的な春の訪れはすぐそこ!! みなさん外に出て身体を動かしましょう~☆

今日18日は、万葉集の代表的な歌人・柿本人麻呂の忌日。また古今和歌集の代表的な歌人・小野小町の忌日でもある。歳時記では「人麻呂忌」、「小野小町忌」が18日となっている。しかし、歴史上では2人とも生没年などは不詳だ。人麻呂は万葉集のなかに長歌16、短歌63首が入集されている。他に「人麻呂歌集に出づ」として約370首載っている。歌聖とよばれた所以でもある。小野小町は、平安前期の歌人として活躍した。「古今和歌集」にも60首入っており、この時代を代表する歌人である。とくに恋愛歌に秀歌が多い。

別段18日の講釈を打ってもしがないことではあるが、13日以降、また家に篭もっていたので正直書くことがないのだ。長期間にわたって体調を崩していた悪性の風邪もようやく癒えてきたと思いきや今度は、ここ30数年来のことではあるが花粉症の季節となって、やはり元気がでない。人と会ったり、話をするのも億劫となる。だから「一滴句会」をはじめ、さまざまな予定をキャンセルする。 そして家で悶々としているのだから身体にも精神的にも良いはずがない。 今年もまもなく四分の一が終わると考えると焦りが出てくる。一体自分は何をしているのだろうかと・・・・・・・。

こんなグチめいたことばかりブログに綴っているから心配して電話やメール、手紙をくれる友人もいる。なかには春の便りだと果物や野菜、地元の銘菓などを送って来てくれる友もある。本当にありがたいことだ。こころから感謝したい。買い物にも余り行く意欲がないのでこうした贈り物で日々をすごしているのだ。15日には昨年写真集を出した瀬下太刀男さんと鈴木孝雄さんから声がかかり家の近くの居酒屋まで出かけた。「先生があんまり出かけてないみたいなので、どうですか魚で一杯・・・・」とありがたい誘いであった。2人とも77歳の喜寿を迎えている先輩に、ずーつと若い僕が励まされているようでは情けない。3人で写真談議を2時間ほどしたら、やはり元気になった。まだ手をつけてなかった平成23年度の確定申告の申請など済ませたのである。2人の人生の先輩に感謝~!!

下の写真はすべて福井県で撮影したものだ。福井というとあんまり目立たない存在であるが、隠れた見所は案外多い。まず紫式部が京都から旅をした当時、越前の国府であった武生。その式部が歩いた道を尋ねるのも観光化されていないので面影を見つけることができる。それに曹洞宗の日本の開祖である道元が開創した永平寺は一見の価値あり。戦国大名・朝倉氏の城館があった一乗谷、東尋坊をはじめとした越前海岸などなど・・・・・・・・。この春ぶらりと訪ねてみるのもいいかも知れない。

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「日本文学風土記」より ・ 福井県敦賀湾の杉津港を望む。

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 「日本文学風土記」より ・ 福井県一乗谷で。

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 「日本文学風土記」より ・ 福井県永平寺で。

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 「日本文学風土記」 ・ 福井県永平寺で。

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「日本文学風土記」より ・ 福井県永平寺で。

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 「日本文学風土記」より ・ 福井県越前海岸・東尋坊。

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「日本文学風土記」より ・ 福井県一乗谷で野焼きに会う。

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