写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.435] 2012年3月23日 野町和嘉写真展「Under Ethiopian Skies」(キャノンギャラリー銀座・3月28日まで)オープニングパティー、アレックス・マヨーリ写真展「Image Avenue」(ライカ銀座店サロン・6月24日まで)オープニングレセプション、ライカ大丸東京店オープニングレセプションに出席する・・・・・・。

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22日の昨日、10日ぶりに都内に出かけた。まず写真家の野町和嘉さんの写真展を見るためだ。昨年のXマス前に出発し、約2ヶ月間かけてエチオピアを取材して撮り下ろした作品だ。初日で夜にはオープニングパティーもあるので野町さんも会場にいた。15年ぶりの本格的なエチオピア取材だったという。「最近のデジタル機能はすごいよ。フイルム時代には撮れなかったものが、写るようになって表現領域が広がったね・・・・」と作品を解説しながら話してくれた。データを見てみるとISOが26500や16000なんていう数字が並んでいた。僕は、コダクロームを常用していたのでISOは64だ。一体いくら違うのだろうか、約414倍の暗い所でも撮れる計算になる。ろうそくの明るさだけで、暗い教会の天井の壁画や信者の顔などが克明に写っているのだ。ちなみにこのブログで使っているほとんどの写真はISOが100~最大でも800。シャツタースピードは極めて遅い。1秒や2分の1秒なんてこともよくあるので、いつも僕は「動かないでね~」というのが口癖となってしまった・・・・・・・。写真展会場で野町さんと奥さんで写真家でもある榎並悦子さんと僕でした。  (塩崎亨君の撮影) 

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写真展会場で野町さんと話し合う僕で~す。 (モノクロ写真の3点はすべて塩崎亨撮影です)

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来場者と語る野町さん(右)。写真家の塩崎亨君と待ち合わせていたのしばらく待っていた・・・・・・。この写真展は銀座の後、大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌と7月までかけて巡回する。

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塩崎君と一緒にやはり銀座にあるライカサロンで23日から始まるアレックス・マヨーリの写真展の内覧会とオープニングレセプションへ行った。作品は見ごたえのあるものであった・・・・・・・。

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その後、19時からはじまるライカ大丸東京店のオープニングレセプションに廻った。東京駅の大丸デパートの10階にできた新店舗だが、この不況の時代に、銀座、東京駅と続けて店を出すライカカメラの底力みたいなものを見た思いがした。デジタルカメラのボデーだけで270万円ほどでレンズは約77万円合わせると約350万円もなる。一体だれが買うというのか、しかし売れないようなら店を次々と出店はしないであろう。写真業界に刺激を与えてくれるのを大いに期待したいと思った。

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 少々人生に疲れた~というような顔ですな・・・・・・・。

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ライカ大丸東京店の会場で会った右から写真家の中谷吉隆さん、日本カメラ社の編集顧問の河野和典さん、アサヒカメラ編集部の山田さん。この後、野町さんのパーティーに出席するという(株)日本写真企画の石井聖也社長とタクシーで銀座へ向かった。会場ではプロモーションビデオの制作に協力を言われカメラを廻してのインタビューには少々気恥ずかしかった・・・・・・。

ライカS2を持ってみたが、非常にシンプルで手にフィツトした。日本製のデジタル一眼カメラよりコンパクトで僕はいいと思ったが・・・・・・やはりお値段が手が出ない。「小松さんにライカ合いますよ、記念に写真撮っておきましょう」と塩崎君が言うので自分のカメラのつもりになって・・・・・・・・。

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ライカ銀座店で。

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会場は溢れんばかりの人・人・人・・・・・。久しぶりに会った写真家の桑原史成さんを真正面からパチリ。写真家の中村征夫さん、熊切圭介さん、新潮社の編集委員の金川功さんたちとしばらくぶりにゆっくりと話した。

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写真家も大勢来ていた。左から芳賀日向さん、林義勝さん、沼田早苗さん、バク斉藤さん。みな楽しそうに飲み語っていた・・・・・・。

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夜が更けていくのにもかかわらず会場は賑やかだった。僕は日々谷でお店をしている友人と久しぶりに会う約束をしていたので早めに会場を後にした。友人とは肴の美味い居酒屋を2軒ハシゴをして帰路についた。やはり外出していろんな人に会い、話すと元気が出てくるとしみじみと感じた次第である・・・・・・・・。

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