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[no.239] 2010年11月24日 写真月刊誌「フォトコン」に連載中の”小松健一の写真道場”の門下生2人の写真展開催が正式に決定!!

写真月刊誌「フォトコン」にもう2年間連載してきている「小松健一の写真道場」。その門下生の2人の個展がようやく決定した。2011年2月28日(月)~3月5日(土)、銀座のギャラリー・アートグラフで開催される。オープニングパーティや写真家のトークショーなども計画されているのでお楽しみに。さて、昨日その2人の写真展の最終的な会場構成、作品セレクトなどを八丁堀の日本写真企画本社でおこなった。岡山県玉野市から出川雅庸さん、奈良県から青木竹二郎さんの2人の門下生が駆けつけた。この2年間に毎月撮りためた数百点の写真を机の上に広げて会場壁面図にそって構成、セレクトをしていく作業である。青木さんの「人間都市ーHuman space in megalopolisー」からはじめて展示方法、大きさはどうするのかなど作者の意図とするものを聞きながら作品を絞り込んでいった。

次に出川さんの「水島ーMIZUSHIMAー」だ。この作品は展示数を多く見せることによってより作者の表現意図が伝わるだろうということとなり、青木さんと比べると写真点数は多くなった。出川さんは地元岡山市、玉野市などでも写真展を開催することを前提にパネルなどの展示方法を考えることにした。夕方になってようやく2人の作品セレクトと構成がほぼできあがったので、近くにできたばかりの「ちょもらんま」という中華料理がメインの店に行った。店長に「何故、ちょもらんまと店の名をつけたのか」と聞くと「エベレストのように世界一の居酒屋になりたいからです」と真剣な顔をでその中国人青年は答えた。そして「今日は何かのご縁です。餃子6個一皿が5円ですのでぜひ、食べてください」と笑顔で言うのだ。僕らはすぐに言葉に甘えて4皿、24個を頼んだ。そうしたら本当に一皿に大きい餃子が6個入っていた、それも美味しかったのである。〆て20円・・・・。なにか申しわけないような気がして僕はがんばって芋焼酎のロック3杯も頼んでしまったのだ。最後に坂本副編集と4人でこの2年間余りの互いの苦労と写真展成功を願って乾杯をし、すっかりと日が暮れた初冬の八丁堀を後にしたのだった・・・・・・・。

 

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