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[no.208] 2010年9月14日 「写真集団 上福岡」創立28年目を向かえる。地域に広く、深く根を張って後世に文化の松明を灯し続けよう!!

 

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昨日、今日と夕方から夜にかけて雷鳴が轟き大粒の雨が地表を叩いた。雷、はたた神、いかずちなどは、本来は夏の季語であるが、今夜みたいな雷は、いわゆる秋の雷ということだろう。「写真集団 上福岡」の例会が終わって外にでたとたんにこの秋の雷に襲われた。わずか200メートルばかりの焼き鳥までの間にびしょびしょになってしまった。写真集団上福岡は今年で創立28年目。できる前の3年間を加えると30年を越える。その最初の時から僕は講師として教え、集団結成以来、講師であり顧問としてきているからずいぶんと長い付き合いである。例会は年11回、写真展は1度やって来た。ときには合宿や撮影会もしたが基本的には、撮影会などは個人か有志でやっている。みなベテランの域に達してきていて、少し若々しいパワーが不足しがちであるのが最近の悩みだ。しかし、それぞれが個展や作品集の刊行など目標を定めて創作活動をしているので、毎回の例会は活気がある。地域の写真クラブとしての水準は全国レベルといってもいいだろう。実績も実力もあるのだ。その会が終了した後、必ず有志で近くの安い焼き鳥で一杯やるのがこの30年来の伝統になっている。2時間ほど例会の延長で熱い写真論を交わすのである。酒がまったく飲めない人もこれが楽しみで毎回参加する人もいるのだ。僕も余程のことが無い限り参加してきた。みな僕よりも人生経験のある先輩ばかり、この場での話しは僕にとって学習の場となるのだ。健康のことや食事についてなどときどきお叱りを受けることもしばしばである。「写真集団 上福岡」がさらに地域のなかに広く深く根を張って30年、40年そして半世紀と松明を灯しつづけられるよう僕も微力ながら協力していきたいと思っている・・・・・・。

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