写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.204] 2010年9月5日 「写真家小松健一のオフィシャルサイト」開設1年半。ブログも200回を超えた。「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけれ」の牧水の心境を学べ・・・・。

暦のうえでは立秋は、8月8日頃であるが、今は9月。本来なら秋めく、秋の気配、新涼、白露などと言われる季節ではあるが、今年は猛暑、炎暑の日が続いていて衰える気配はまるでない。130年ぶりの異常気象などと天気予報士たちはのたまわっているが、何のことは無いただ地球が温暖化しただけで、来年も再来年も今年以上の極暑日が続くだけだろう。さて、「写真家小松健一のオフィシャルサイト」を開設して1年半が過ぎ、ブログも200回目を超えた。早いもので日々の出来事を日記でも書き止めるように綴ってきただけであるが、たくさんのブログを見ていてくださる人たちに押されるように書き続けてきた。とりとめもない文ではあるが写真と同じように、僕にとってはその日その時の記録である。「いつも呑んだくれて食べ歩いている話ばかりではないか・・・・」などとお叱りの声もいただくが、僕は赤裸々に日々を綴っているのであってそれもまた、僕の人生だと思う。確かに自分のこれからの人生を考えると、遣り残している仕事はたくさんある。最低でも後30年あっても足りないと思われる。だからこそ一日一日をいかに大切に生きるかが、問われているのだが・・・・・。しかし己のいのちの在りようは自分自身が一番よく知っているのだ。歌人・若山牧水は「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけれ」と詠ったが彼ほど達観するには程遠いが、やはり酒は人生を豊饒にしてくれる友であり、不老長寿の源でなければならない・・・・・・。そんなことを本来なら窓を開け放ち名月を愛でながら盃を傾けている季節に思ったのであった。それにしても暑い!冷えたビールが呑みたくなるぜよ~。

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写真は晩夏の隅田川・・・・・・・。

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