写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.187] 2010年7月23日 炎暑、大暑、極暑、酷暑、猛夏、湿暑、蒸暑、炎日、油照り・・・・・・。どんな言葉もあてははまらぬこの夏の日々、糞暑いよ~。

歳時記によれば、本来8月は秋。そろそろ今頃の季節は、夏終わるとか夏の果てだとか、夏の名残だとか、秋隣などが季語であるのであるが、今年のこの毎日の暑さは度を超えて異常だ。「署中お見舞い申し上げます」などと言うのも何かおこがましくなるような異常気象である。三陸海岸の海水が上昇して、鰹が豊漁なのは、「鰹党」にとってはうれしいことではあるが、毎日続くこの暑さ、何とかしてほしい。日本の先人たちもこうした暑い日々を体験したのか、見るからに暑そうな言葉がある。そのいくつかを綴ってみよう。炎天、炎気、炎日、炎風、炎暑、油照り、炎熱、炎塵、熱風、大暑、極暑、酷暑、猛夏、湿暑、蒸暑、風死す、風絶ゆ・・・・・・・。暑気や熱帯夜が何故か涼しそうに感じてしまうのは、僕だけだろうか。 「震度五の揺れに目覚める炎天下  風写」 今朝詠んだ駄句である。

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ところで『広辞苑』によれば、正月15日を上元、10月15日を下元として祝うのに対して、7月15日の佳節を中元という。半年生存の無事を祝い、盂蘭盆の行事をし、亡霊に供養することだそうである。ここからこの時期にする贈り物を「中元」というのだそうだ。いつも何気なしに「御中元」などと使っているが、ちゃんと深い意味があるのである。というわけで「日本お布施党」党首のもとには、この間、各地より「お中元」が寄せられた。深く感謝したい・・・・合掌。宮崎のお医者さんのOさんからは、芋焼酎のセット、埼玉のSさんからは、発泡酒2ダース、鹿児島の写真家・M君からは、霧島黒豚の詰め合わせ、岡山のTさんからは、手延べそうめんと高級のり、埼玉の写真家のSさんからは、炭火で焼いてある干し魚のセット、東京の写真家・Jさんご夫妻からは、高級中国白酒などなど・・・・・・。たくさんの方々からこころ使いをいただき深く感謝しています。ありがとうございました。この夏もとにかく、よく食べて、よく飲んで、そしてよく眠ることをモットーに、この糞暑さを乗り切るぜよ!!みなさんのご自愛をこころより祈りつつ・・・・・・。 合掌

 

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