写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2010年3月15日 「上毛新聞」(3月13日付)に”写真と文学風土”の記事載る。司修、椎名誠、渡辺一枝、高橋芳宣さんの展覧会ご覧ください。

「上毛新聞」(3月13日付)の文化面に、僕の原稿と写真1点を使い7段ぶち抜きの記事が掲載された。記事の内容は「実学の文学」というテーマで、群馬県立土屋文明記念文学館館長、中央大学名誉教授、筑波大学大学院教授、文芸評論家など4人が「連論」として毎週書き、最後に門外漢の写真家である僕に、お鉢が回ってきたのである。仕方ないので「写真と文学風土ー変わらぬ本物の記憶」という内容で書いたのだ。写真は歌人・土屋文明が約7年間疎開していた群馬県東吾妻町川戸で撮った写真を使った。母が暮らしている土地である。(記事については長文なので、ここでは詳しく書けないのでネットなどでご参照ください)


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13日の土曜日、銀座に用事があったのでその足で、表参道で開催している友人の作家であり、画家でもある「司 修・二つの展覧会」(始弘画廊・3月20日まで。TEL03-3400-0875)を見に行った。あいにく司さんは、中央大学での詩人たちの講演で居なかったが、奥様がいて直ぐに僕をわかってくれた。司さんが「静岡新聞」に昨年1年間連載していた「蕪村のタイムトンネル」の苦労話など伺った。また、数年前に僕がネパールへ案内した時に、国王のクーデターに遭遇した。そのときのことを思い出されて、「司と連絡が8日間もとれず心配で外務省まで電話したのよ・・・・」といわれた。僕は改めてすみませんと謝るしかなかった。展覧会の内容は、 1、『戦争と美術と人間』出版記念 南仏取材ノート 2、「もの」としての美ー閉じ込められた本  の二つのタイトルの展示を壁面だけでなく床なども使って立体的に表現していた。相変わらずユニークな司作品に会え、満足して帰路についた。途中、表参道の路地裏にあった安くて旨い中華料理の屋台で手作り大肉まんで一杯やったのであ~る。


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椎名誠写真展「五つの旅の物語ープラス1」が品川のキャノンギヤラりーSで今月29日(月)まで開催している。その他、親しい友人の展覧会が今月開催されるので紹介しておこう。まず、3月17日(水)~23日(火)伊勢丹新宿本館5階で「第11回 高橋芳宣作陶展」。かの北路地魯山人が修業した窯元として知られる須田青華の3代目の元で修業した芳宣の大らかで味わい深く、かつ洗練された器を手にとってご覧下さい。3月20日(土)~29日(月)まで神楽坂のセッションハウス「ガーデン」(03-3266-0461)では「渡辺一枝写真展~チベットのはなしをしょう」が開催される。会期中、ギャラりートークが20日、21日、27日、28日(各14時から)がおこなわれる。一枝さんのチベットに寄せる熱い思いを聞きたい方はぜひご来場ください。お問い合わせ*椎名誠事務所TEL03-3229-0466まで。(上記写真は2点とも”琉球・OKINAWA”より。二コンD3X、ニッコール24~70ミリF2.8で撮影)

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