写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.802] 2015年3月14日 敗戦70年、東京大空襲の犠牲者、東日本大震災の犠牲者の方々のご冥福を心よりお祈りいたします・・・・合掌。 小松健一著『三国志の名言・名場面』(仮題)新潮社から5月下旬刊行、急ピッチで編集作業が進む。住谷夢幻展(25日まで/前橋・ノイエス朝日)へ行った・・・・。

3月10日は、敗戦70年目であり、米軍による東京大空襲で一夜にして10万人以上の方々の命が失われた”炎の夜”の日であった。そして翌3月11日は、東日本大震災がおきてて4年目となる日であった。福島原発の放射能漏れ事故がその大きな要因ではあるが、いまだ避難生活を余儀なくされている人びとは10数万人いる。犠牲者となられた方々に心よりご冥福をお祈りするとともに、被害に合われた人々に心からの連帯をおくるものである・・・・・・。  合掌

そして原発の放射能の海洋への垂れ流しは現在も続いており、膨大な汚染ゴミの最終処分所はおろか、中間貯蔵施設の建設もままならないのが現実だ。その汚染されたゴミは、いまだ一時保管施設とやらに放置されている。つまり大気に触れる野外に野積みされたままであるということである。こんな先行きのまったく見えない状況であるにもかかわらず、原発の再稼動を平然と急ぎ、外国には安全性が確認されていないままに、原発を輸出しょうと売り込む安倍自民・公明党政権を、本当にこのままにしていてよいのだろうか・・・・・。

さらに今国会での議論を聞いていると「安保法制の整備」、「集団的自衛権の改変」、「自衛隊の海外での武器使用を認める」、「国家機密保護法」の強化、「沖縄・辺野古への米軍新基地建設の強行」などなど。そして憲法改憲を視野に入れた憲法なし崩し法案を次々に策動、強行しようとしている。”いつかきた道”を二度と繰り返さないためにも、主権者たる僕ら国民がしっかりと監視すると共に、声を大にして立ち上がらなければならない時が来ていると思う。過ちを繰り返さないためにも・・・・・・。

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横浜・中華街にある関帝廟(三国時代の蜀の将軍・関羽雲長を祀っている)。 先日訪ねたおり、お参りをしてきた・・・・・。
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正月明けから執筆にかかった三国志関連の本の原稿約350枚が先日脱稿し、一回目のゲラが出始めた。7章からなり、総ページ数は」192ページになる予定だ。5月下旬発売予定で、予価は1600円。 発行元の新潮社のPR用のキャチコピーを紹介する。
★『三国志の名言・名場面』(仮題) 写真と文 小松健一  あの名作の舞台、英雄たちが駆け抜けた大地を、25年の歳月をかけて踏破。『三国志演義』に綴られた名言と、その現場を巡るフォトエッセイ。

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3月11日。この間、原稿書きに追われて家に閉じ篭っていたので、久しぶりの外出。僕は上州へ行く時には、いつも各駅停車と決まっている。この日も奈良名物の柿の葉寿司とチューハイを買い込んで、のんびりと行った。昼間から呑んだせいか少し顔が赤くなった・・・・・。
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昨年、12月に一緒に開いた「五天展」以来の再会だった。夢幻さんの創作に対する熱情には驚く。憲法問題、福島原発問題などの時事もしっかりと作品に反映していた。 彼の言葉を借りれば、「ことばは 文学は 書は 思考の空間である ぼくという原因の ぼく自身の深淵のなかの・・・・・・」。
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ノイエス朝日のチーフディレクターである武藤さん(左2人目)らと語る夢幻さん。
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3月12日。とてもうれしいことがあったので、韓国料理店「南大門」に、喜界島の黒糖酒「朝日」を呑みに行った。店主の李ルセ君と久しぶりに呑んだ・・・・・。

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